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境内で蕎麦屋をやっている神社にみる、本業と副業のあり方。

サラリーマンをやりながら投資やネットなどの副業で本業以上の収入を稼いでいる人もたくさんいらっしゃると思いますが、その人にとって本業たるサラリーマンと副業のどちらかはやりたい仕事なのでしょうか。

どちらもやりたい仕事ではないけど、稼いだお金でやりたいことが出来ているから良いという人もいるかと思います。

別のケースとしては、やりたくもないサラリーマンをしながら、やりたいことを副業に持っている人もいるでしょう。その場合、副業に生きがいを感じられてハッピーならば素晴らしいことでしょう。

他に考えられるケースとしては、やりたい本業というものがあって、その本業と連動した副業というのもあると思います。

もしかしたらその本業には大した稼ぎはないかもしれませんが、そこに副業を絡めることによって、収入源を確保しながら、本業を輝かせることができるかもしれません。

実は島根は奥出雲にそんなような場所かと思えるところがありまして、それは、神社の境内で営業しているお蕎麦屋さんなんです。

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神社に蕎麦屋というだけでインパクトがあるし、風情もこの上ないのですが、このゆかり庵さんは蕎麦そのものも本当に美味しく、個人的には今まで行った奥出雲の蕎麦屋では一番。

神社が経営しているのかは存じませんが、蕎麦屋を営業しているのは神社の社務所ですから、やはり神社経営なのでしょうか。まあ、そうだと仮定して話を進めましょう。

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神社の本業のみで生計を成り立てていけるのは、観光客を多数呼び込めるような有名なところや、人口の多い都市部の神社くらいじゃないかと思います。田舎の方なんかは立派な神社でも、ひっそり人気がないようなところが多いですね。

それはお寺も同じでしょう。昨今は葬式仏教なんて言われますが、葬式だけやっていても十分な収入を得られるお寺は一握りかと思います。

その証拠に、兼業住職とか兼業神主という人たちがいて、役場とかで働いたりしています。

副業をしないと成り立たないのは理解できますが、例えば役場の仕事のようなものが、宗教者としての本業を輝かせているかというとなんとも微妙なように感じます。カウンセラーとかならまさにって感じでしょうが、もっと宗教にダイレクトでも良いように思うんです。

それなしでは大した参拝者が訪れない神社であっても、境内でお蕎麦屋をやることによって、訪れす人が増えるという仕組みは素晴らしいなと思います。

神社は鎮守の森としての豊かな自然が保存された場所が多いですし、お寺であれば美しい庭園を管理しているところが多いです。

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お店を経営することで、そういった環境に人が足を運ぶきっかけを作れることも良いことだと思うので、もうこうなったらありとあらゆるお寺や神社がその敷地内でビジネスでもした方がいいんじゃないかと思うくらいです。

それはそれとしてお金を稼いで、訪れる人にはちょっと宗教的な環境に身近になってもらって、宗教家としての本業はお金に困ることなく真摯に取り組むという感じがに。だってこれからの世代に神社仏閣への寄進なんて期待できないでしょう。

とまあ、こんなような形の本業と副業のあり方もいいんじゃないかと考えていたら、僕のブログとかもそんな感じかなと思ってきました。収益化を目指しながらも、なかなか上手くいかないブログ(笑)

内容がニッチすぎるのでしょうかね。それでも、一部の人には評価をいただいてますので(笑)、もしよかったらご覧になってみてください。

https://doroashi.com/


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