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はじめての哲学カフェ。オススメします

きょうは初めての哲学カフェでした。ドキドキしました。

率直な感想は、楽しかったです。タイトル通りオススメしたい。想像よりも穏やかで、やさしくて。ふわーんとした雰囲気です。緊張でガチガチだった肩の力が、時間とともに抜けてきました。

ひとつのテーマに対し、みんなが思い思いの言葉を伝えていく場でした。ちなみに本日のテーマは「とうとい」です。

人それぞれ意見が違って、その違いを楽しむ。なぜ違うのかへ興味を持って尋ねたり。違う中でも、意見の重なりがないか探ったり。

これを10人くらいのメンバー、それも互いに「初めまして」の関係性のなかで繰り広げます。分からないを大切にし、ゆっくり考える。「さっきのアレなんだけど」と立ち戻って考えたりもする。2時間があっという間に過ぎ去りました。

みんなと対話してるようで、とっても自分に問いかけてる時間でした。
わたし、どう思う?どんな言葉になる?

なかなか言葉にならないもんですね。もどかしいんだけど、もどかしさが不思議と楽しかったです。心が豊かになります。パッて意見を言えるのも、もちろん楽しいと思うけど。このもじもじ感が楽しいだなんて、思ってもみなかったです。

「哲学カフェはひとつの答えを出す場所ではありません」とファシリテーターさん(主催で司会進行役の方)がおっしゃってました。

テーマが深まり、わたしには雲をつかむような難しさになったと感じたときもありました。するとファシリテーターさんが話題をまとめ、分かりやすい言葉に置き直した上で進行してくださいます。初心者にも安心です。

そしてお終いの時間がきたら、唐突に終わりました。はい!解散!て具合です。その後のわちゃわちゃ盛り上がりもなく、すーって帰宅です。おぉう、ドライ。新鮮な幕引きでした。

哲学カフェの場でちょびっとだけ、自分の意見を述べたんですが、そのとき気づきました。わたしって、我が強い。そして欲深い人間だったんだーって。

哲学カフェで人の意見と比べて初めて、「えっ。こんなにも、私は我が強かったの⁈」と気づいちゃったんですよね。日常じゃ全然気づいてなかったから、すごく貴重な経験でした。

あと合わせて思ったのが、激しい意見を交わすことに慣れっこになってたなって。しみじみです。

負けてなるものか。我こそはいい意見を言っておる。相手をねじ伏せてやろうって、心のどこかで思ってました。元々の我の強さに拍車かけ、いつでもブンブン刀を振るうように、意見で斬りかかってた気がします。

仕事では、1つの答えを出さなきゃならない場所なんだけど。だからって、いつも斬りかかる必要はない。

人によって意見は異なるもの。どこが違うのか。違うとて重なりはないのか。そんな聞く耳を持ってもいいんじゃないかな。そしたら、見えなくしてた意見が、見えるようになるかも。そんな視点が生まれました。

哲学カフェ、また行ってみます。
楽しかったです。

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☆コチラは書ききれなかった、哲学カフェのエピソードです。もしよかったら、どうぞです。

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