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オンラインキッチン・検証カイゼン記録(コミュニティ編)

オンラインキッチンを始めて3週間が経ちました。多くの参加者、そしてお店の方々とご一緒できていて嬉しく、そして何より毎回のセッションが超絶楽しいです。ありがとうございます。

さて、これまでnoteで次のように書いてきました。

①まずやってみて見えたコンセプトと価値
②続ける中で設定したビジョンとプライシング仮説
③検証カイゼン記録(セッション編)

今回のテーマは、④コミュニティです。

オンラインキッチンは「お店との新しい関係」をテーマにしています。料理教室ではなく、最初に乾杯をして飲みながら一緒につくる飲み会的な「ライブセッション」と位置づけました。こうした取り組みの先にはどんなコミュニティが生まれるのか?

でたコミュニティ。定義がめっちゃ曖昧だがなんかそれっぽくなるマジックワード。なんですが、それ以外の言葉が見つからず、このまま前に進みます。

オンラインキッチンがつくる3つの関係性

オンラインキッチンでは、3つの関係性が発生します。

まずは、参加者と料理人。コンセプトでもある「お店との新しい関係」の部分であり、少人数で一緒につくる体験を通じて、グッと料理人と近くことができます。サイトのメインコピーも「世界中の店の常連になろう」とした通り、ここが一番大切なところです。

ここはどのように醸成していくのか、特に③記事で書いているのでご興味の方は是非ご覧ください。

2つ目の関係性は、参加者同士の横のつながり。そして3つ目が、参加者がもともと持っているコミュニティの中の関係性です。

検証・zoomで参加者同士の横のつながりはできるのか?

参加者同士の関係については、参加者からのフィードバックがとても多いところです。

先日、日本仕事百科さんがやられている「しごとバー」というオンライン公開飲み会?のゲストに呼んでいただきました。

しごとバーのホストであるナカムラケンタさんには、事前にオンラインキッチンのセッションに参加いただいていました。さらに、そのセッションの料理人である田村浩二さんも飛び入り参加。参加者、料理人、そして運営者(ぼく)の3者で振り返る場になりました。

ナカムラさんご指摘いただいたのが、まさに参加者間の横のつながり。「セッション終了後にだらだら飲みながら話したい人がいたのでは?」と切り込まれました。

これ(「アフター」と名付けます)はsio鳥羽さんのセッションで実際にやって最高に盛り上がりました。「○○さん、キッチンめちゃ綺麗だけどなんなんですか?」「やたら質問していた○○さんって、そんな仕事してたんだ」色んな会話が生まれました。

エプロン姿を眺めながら一緒に料理してると、オンラインなんだけど何か一線を超える空気が生まれる。アフターはやったら良いのは間違いない一方で、運営およびお店側の負担もありレギュラー化が難しいと悩ましいところです。

しごとバーの中では、料理人の田村さん目線では「初回に知らない人同士はさすがにハードルが高いが、リピーターが出てくると変わってきそう」という視点。そしてナカムラさんからは「運営や料理人が難しい場合も、時間を決めつつ残りたい人にzoomのホストを渡すような設計は?」とアイディアをいただきました。

アフターはまだ解に行きついていません。今週予定しているセッションでは、時間限定でトライアル的に実施して、いい感じの落とし所を引き続き探っていこうと思っています。

横のつながりについて僕が模索したいもう一つの仮説があります。セッション後のSNS上でのからみです。例えば②記事で紹介した通り、田村さんがうまく「宿題」を出したことでTwitterでいい感じの会話が生まれたように、そこにもナレッジがあるはずです。検証を続けます。

お店 to コミュニティ

3つ目の関係性=参加者がもともと持っているコミュニティ内のもの、について。実はこれ、すごくすごく大切な視点と思って強く意識をしています。

あるセッションでこんなことがありました。
参加者は実家暮らしの大学院生。最初はカメラには1人で映っていたのですが、途中からチラホラほかの人がカメラを覗き込むのが目立ってきました。

「娘がなんか楽しそうなことをしてる」と興味を持ったお母さんでした。なんだか楽しそうにちょいちょい口を出していて、横にはちょっとだけ嫌そうに笑う娘がいる。そんな絵でした。

カメラの向こう側には、その人のコミュニティがあるんだなぁ。
参加者だけでなく、そのコミュニティで楽しんでもらえるものにしたい。

そう思いました。

「毎週●曜日にお父さんがオンラインキッチンで美味しい料理をつくってくれるのを楽しみにする子供たち。」
「毎月末にあの子が参加するオンラインキッチンを後ろから見ながら酒の肴にするシェアハウスメンバーたち。」
こんなイメージです。

お店にいくのではなく、料理人が家にきてくれる。そんな風に、各家、各コミュニティの生活に溶け込むようなものにオンラインキッチンはなりたいと思います。

これからも目白押しですよ!

GWも折り返しました。WEBサイトもオープンし、5月初旬のセッションについはほぼ完売ですが、これから青山のあの超人気レストランのビーガンフードや、あのピザ屋さんのファミリー企画なども登場です。

中旬以降のセッションはLINEで先行配信しつつ、遅れて適宜サイトやnoteでご案内していきますね。今回書いた3つの関係性→コミュニティに関しての検証も進めています。是非ぜひ、まず一度ご体験いただき、一緒に未来を考える仲間になってください。


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