ラジオ配信から得た事
本日,Twitterで初めてのラジオ配信を行いました。
親しくしていただいているフォロワーさんのラジオを聞いて以来,自分もやってみようかな,と思ったのがきっかけです。
以前も綴りましたが,この『やってみようかな』が出て来た時は行動に起こすチャンスです。
さて,実際にラジオを配信して実感した事です。
話し始めると,どんどん話し続けたくなり,気が付けば時間が経っていました。
ここから気付いたのは,「意外と自分は自分の事を他の方に知って欲しいと思っている」という事です。
当事者・関係者の皆さんは,ご自身がうつなどの精神疾患患者である事を,周囲の方にどれだけ公表していますか?
私も自分から連絡を取ってまで友人に伝える様なことは出来ませんが,発症後に対面した知人・友人には漏れなく公表していますし,Twitter上では堂々とプロフィールに記載しています。
当初は,公表する事で他の人にどう思われるのか,もしかしたら公表した事で関係が切れてしまうのではないか,そんな感情が間違い無くありました。
しかし,ちょっとだけ勇気を出して以前からの友人に公表した時に返ってきた言葉は,完全に予想外の温かいものばかりだったのです。
初めて公表した後にも再度会合に呼んでもらえたし,自粛期間に入ってしまってからはオンライン飲み会も開きました。
更に言えば,自分もうつ状態だった事を教えてくれた友人もいました。
あなたが思っているほど,うつである事は特別なものでは無く,むしろ公表する事で心が軽くなる可能性の方があります。
そんな事もあって,今回の配信に踏み切ったのですが,自分で時計を見て区切りを付けなければ,あのままずっと話し続けられたのではないかと思うほど,話していく内にどんどんエンジンが掛かって行く感覚が湧き出ました。
自分の中にある思い,正直な感情は,こうやって外に出すべきなのだと実感出来たのです。
かなり症状が重めの方は勿論別かと思いますが,恐らく医師や休職している職場の方からは,「自宅謹慎をしなければならないという認識は持たなくて良い」という趣旨を申し伝えられているのではないでしょうか。
つまり,外に出る事は勿論,思いを家族以外の誰かに向かって吐き出す事も,大切な治療の一部なのだと言ってくださっているのです。
私は今回の配信後,『もっと数をこなして,沢山の方に聞いていただきたい』と思えるようになりました。今日もこの後,不測の事態が発生しない限り夜に再度配信を行う予定です。
辛くて動けない,何も考えられない時があるのは私もよく分かります。
だからこそ,「動けそうだな」と思った時には,自分の中に溜まったものを出す機会を得ていただきたい,そう強く感じました。
私の様にラジオ配信と言う形でなくとも,歌にのせたり,絵画で表現したり,文章にしてみたりと,人によって様々な形が考えられるはずです。
あなたにとって,あなたの心を最も軽く出来る方法を,是非見つけてください。
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