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「美人」と「好み」の違い

「あの人めちゃくちゃ可愛いよね」
「あの人のこと綺麗って言うのはブス専だよ」

みたいなことを言う人って沢山いるじゃないですか?もはや全員が一度は口にしたことあると思うんです。
このことについて最近思うことがあるので、noteを書こうと思いました。

自分たちが言っている「可愛い・美人」っていうものは、本当に「可愛い・美人」ですか?自分の眼は確かな評価をできていますか?

美人を定義してみよう思います。
まず美人は、「目の横幅がXXcmで、輪郭はYYな感じで、眉幅はZZmmで...」みたいな定義が明確にないと思います。なので、全員の納得度合いが高い美人を定義するには他の方法が必要だと思います
ここで、多くの人の主観による「美人」の総和をとり、その平均をとることによって美人を作ろうと思います。

Aさんにとっての美人:αみたいな顔
Bさんにとっての美人:βみたいな顔
Cさんにとっての美人:γみたいな顔
......
Nさんにとっての美人:νみたいな顔

このように、人それぞれの美人の定義を作ります。そしてこれを平均します。

全員にとって一番美人に近い顔 = ( α + β + γ + ...... ν ) / N

こう考えると、平均顔っていうものがその国における美人の定義に近いことが納得いきます。(正確には最小二乗法を使ったのが好ましい気はします。また、正確には平均値よりは中央値に近い考えになるかと。)

で、日本人の平均顔というのがこちららしいです。

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これは僕の好みではないです。そうなんです。好みではないです。
ここで重要なのが、好みではないが美人ではあるということ。

コミュニケーションの中でよく思うのが、この主観(好み)と客観(美人)を勘違いする人が多いということ。特に、客観的意見のつもりで主観的意見を話している人が多いです。
では、なぜこのようなことが起きるのでしょう?
これは、会話する双方の中で基準が定義全くされていないor定義が曖昧であるからです。
一つ例を出すとすると、

AさんがBさんに、「Xさんって太っているよね」
と言ったときに、Bさん「全然太ってなくない?」って返答する

なんていう会話が生じることがあると思います。これは、基準が定義されていない典型例です。Aさんは、「Xさん」を分析した結果太っていると評価しているんですが、その評価基準がBさんに共有されていないがために意見あ対立しています。
Aさんの頭の中では、

・「〇〇に比べて太っている」(基準は◯◯)
・「△△kgだから太っている」(基準は△△kg以下の体重?kg)

と言ったように必ず何かしらの基準があり、それを比較を行なっているんです。この比較が行われていない評価というものは絶対に存在しません。したがって、お互いに評価に値する会話を行うときは、必ず比較対象になっている基準が双方で一致していない限り完璧に成り立つことはありません。

このような基準が一致していない会話は数多く存在しており、主観と客観が混ざっている且つそれに気が付いていないことは往々にしてあると思います。
ですので、このことを留意した上でコミュニケーションを行うことができれば、よりスムーズなコミュニケーションになる、双方が納得しやすいキャッチボールになるということがあるのではと思いました。

もし、
「あの人ブス!!!!」
「あいつかっこ悪い!!!!」

って言っている人がいたら、
「そもそもどこからがブスになるんです?」
と問いただしてみてください。主観と客観を認識させてあげてください。


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