マガジンのカバー画像

ハイラル旅行日記

97
徒然にハイラル王国を旅した日記を書き残しておく
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

ハイラル旅行日記(88日目)

ハイラル旅行日記(88日目)

姫の行方を追って城に潜入。
かつて栄華を誇った城も今は魔物が闊歩している。記憶を元に部屋を抜けてゆく。通路の壁は崩れ落ち、階段は塞がれ、部屋は散らかった状態。平和であるこの地にこれだけの城を建てたのは、あえて目立たせることで標的にしようとしたのかもしれない。厄災の復活による被害を小さくするために、平野の真ん中に城を作り、周りに村をつくらせず、あえて人々を各地方に分けて住まわせている。
姫の姿を追っ

もっとみる
ハイラル旅行日記(87日目)

ハイラル旅行日記(87日目)

あまりの深さが気になってどんどん降りてきてしまったが、ふと我に返った。地下通路から城に向かうつもりだったが、地下通路がわからない。もしかしてこのアプローチはそもそもできないのか。宙に浮いているのだから地下通路があったとしても繋がってないと考えたほうが妥当か。となると空から行くべきか。空から?あの高さまで?
と、そもそも悩むまでもないことだった。お手軽に空高くまで飛ぶ方法がある。しかもすぐ近くに。空

もっとみる
ハイラル旅行日記(84日目)

ハイラル旅行日記(84日目)

頭がいたい。昨日はあんなに楽しかったのに。何が楽しかったのかは思い出せないが。一旦監視砦に戻ってそろそろ世界情勢について情報をもらうことにしよう。

監視砦に戻るもここにいる人たちの関心は城にある。そう姫が目撃されてからというもの、自分もその姿を一目見ようと日々の生活の合間を見つけては城を見ている。各地を飛び回っている間にも幾度となくその姿を見た人がいるらしく、その話が出るたびに皆の関心がどんどん

もっとみる
ハイラル旅行日記(85日目)

ハイラル旅行日記(85日目)

日頃から寒暖差が少ないこの地に建てられた城にむかう。そう、かねてより姫から呼ばれていたことに応えるため、そして矛盾した事象を確認するため。

監視砦から城へは一本道が続いている。出立はいつものようにそっとしたが、砦にいる人々の関心を相変わらず引いている城へ向かっていることはすぐにわかることだ。城前には不用意に踏み込む事がないよう見張りが建てられているが、視線を合わせると、軽く黙礼だけで通してくれた

もっとみる
ハイラル旅行日記(77日目)

ハイラル旅行日記(77日目)

扉を開けたら腰を抜かすほど驚いた。東の果てにある研究所で彼より先について驚かすつもりだったのに、なんと彼の方が先についていたのだから。
確かに、監視砦で彼と話した後、井戸の報告をし、バッテリーを作りにいったがそれでも、日を跨ぐほどでもなければ、それこそ一刻に過ぎないはず。この場所は地図で見ても東の果てにある、監視砦からは馬の足でも一日では辿り着けないはず。こちらはその道のりを、歩むわけではなく、村

もっとみる
ハイラル旅行日記(78日目)

ハイラル旅行日記(78日目)

このところ気になっていることがある。
討伐隊と行動を共にした際、いずれの隊長からも、「あの伝説の剣はお持ちでは無いのですね」と遠慮がちに、残念そうに話されたことだ。そう、魔を退けるという伝説の剣のこと。

しかし、実のところ自分にその剣を手にした記憶は少ししかない。逸れる前、姫様に同行して城を調査した時には持っていた。が、そもそもそれをいつ、どうやって手に入れたのかは覚えていない。果たして自分で手

もっとみる
ハイラル旅行日記(79日目)

ハイラル旅行日記(79日目)

これは困った。相手があまりにも強い。それだけでなく、どう相手すれば良いのかが全然わからない。

古から聳える巨木までたどり着いたものの、花は咲き乱れ美しいのだが何かがおかしい。ところどころで気の乱れが感じられる。緑と桃、水色といったコントラストの中に、赤と黒が時折見え隠れする。周りを回ったり、登ったりしているうちに、穴に転げ落ちてしまった。これは地底に向かう穴と同じ。底への直接落下はかろうじて免れ

もっとみる
ハイラル旅行日記(80日目)

ハイラル旅行日記(80日目)

天空の島々から見る世界は改めて美しいと思う。

地上絵は誰がなんのために作ったのか。そこに紡がれた記憶は誰のものなのか。この内容は直接託されたという事はないだろう。しかしその思いを汲み、どれだけの時間がかかっても伝わるよう、決して無くされることがないように指示した人がいる。どうしすればそれができるかを考えた末の方法があの絵なのだろう。地上を歩むだけでは何もわからないが、大空を翔けることができればそ

もっとみる
ハイラル旅行日記(81日目)

ハイラル旅行日記(81日目)

城まえに緑広がる平原がある。しかし、かつては機械仕掛けの兵が歩き回り城への道を阻んでいた。その機械も今はなく、一見平和を取り戻したかに見えるが、赤と黒に色を変えた大地には大きな穴が空いている。それは、地上と別の地下世界への入り口だ。その世界は太古からあり、ただ人々が気づかなかっただけなのか天変地異の結果現れたものなのか。

これから向かう先にある魔物の砦も平和な頃にはなかったものだ。そこにむかう討

もっとみる
ハイラル旅行日記(83日目)

ハイラル旅行日記(83日目)

課題を解いた祠もなんとか50を超えた。そしてモヤモヤは6つもある。組合せ、タイミング、うんうん唸って時間が経つのでモヤモヤが積み上がる。剣だけでは解決できないことがこの世にはあることを改めて学ぶ。

こんな時は甘いものを食べると良い。と、誰かに言われた事を思い出す。食べ物の効果はおどろく程あるのは以前の戦いで学んでいる。さっそく鞄を探る。

見事に茶色だ。
調理しても焼く・炒めるばかりなので、焼肉

もっとみる
ハイラル旅行日記(82日目)

ハイラル旅行日記(82日目)

文武両道という言葉があるが、これを実践できる場所がある。この世界の色々なところに存在している。ここではさまざまな問いがなされ、それを解いていく。無事解く事ができれば、祝福を受ける事ができる。これまで場所を見つけておきながら、かつての剣技を思い出すための修行を優先していたが、何事も釣り合いをとる事が大切と最近思うようになり、こちらをめぐることにする。これまでに見つけた場所は、地図に印をつけているので

もっとみる