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#8 違いは創造の源泉 / TWILIGHTの軌跡 〜対話から現実を創るまで〜

こんにちは、まさきです。

TWILIGHTの軌跡#8をお届けします。
TWILIGHTはこのメンバーで対話を続けています。

TWILIGHTメンバープロフィール

初回のシステムコーチングを経て、「TWILIGHT」という名を得た私たち。
システムコーチングが次のフェーズにいざなってくれました。
それでは#8をどうぞ。

■違いは創造の源泉

とうとう「TWILIGHT」というかっこいい名前を得た私たち。
この先、一体何が起こるのだろうか。期待に胸を膨らませておりました。

そして、





しばらく何も起こりませんでした笑(当たり前か)

そんな中、次のシステムコーチングのセッションを迎えました。

コーチから提案されたワークは「Land's work」

それぞれのメンバーが独自の国(Land)に住んでいて、そこに他のメンバーをお迎えするという仕立てでした。これがなかなか面白い。

どこかしら共通の想いを感じて集った我らでしたが、想定以上に「違い」ました

それぞれの国はこんな感じでした。

問い:あなたの国はどんな国ですか?

〈まさき国〉
わたしの国は、何もしなくていいんです。働いても働かなくてもいい。草原と青空が広がり、自由に、好きな時に好きなことをする。それで成り立ってしまう。この国を物足りない人はいるかもしれない。自由でいることは楽ではない。何かに従っていたほうが楽かもしれません。

〈いっぺい国〉
わたしの国は、和の雰囲気でおもてなしに溢れています。おもてなしも対等であり、さっきまでお茶飲んでた人が今はお茶を汲んでいたりします。お互いを大切にしましょうという雰囲気があり、弱い立場の人が一番偉そうにしてたりする。かなりアバウトな性格の人が多く、遅刻は日常茶飯事なんですよね。

〈なみ国〉
わたしの国は、ゴツゴツした岩肌のある場所で、まだ誰も住んでいません。建物がいっぱいありましたが、みんな出ていく時に壊してゼロにしている。ここにくる人はゼロから全てを作らないといけません。自分のことは自分で何とかする。依存する人、自立してない人はここにはいられないんです。

〈しょうこ国〉
わたしの国は、木の中に広がっています。いろんな生き物が住んでいて、魂のような生命体がたくさんいる。ここでは流動的に動いていることが大切。アンチエイジングはタブーです。若返ろうとしてはいけません。老いていくこと、風の流れ、トキの流れに人は逆らえないんです。

各自のヤバい妄想より

どうでしょうか?

最初のまさき国が普通に見えるぐらい、他のメンバーの国が個性的でヤバすぎます。

まさかこんなに違うとは。。。面白い!
おそらくシステムにおいて違いは脅威と感じられてしまうこともあるでしょう。

しかし、ジェニー・オデル著『何もしない』にはこう書いてあります。

差異とは力であり、個人の成長と共同体の政治革新をもたらす創造性には欠かせないものなのだ。

ジェニー・オデル著「何もしない」(早川書房)

そして、コーチからも「この違いから何が可能になるか」という問いをもらいました。

自由なディスカッションで自然とこんな言葉が出てきました。

「違いを出した上で、何かをcreateするプロセスが大事ではないか」
「違うビジョンを見ていて、同じビジョンを見る必要も感じる」
「一度、型にはめてみてはどうか。窮屈なことを描いてみて、制約条件から見えてくることがある気がする」

ちょっとピリッとした雰囲気を感じ取ったコーチからは「少しシステムが固くなった気がする」と率直な印象をもらいます。

現実的な話が、システムに緊張感をもたらしている。
TWILIGHTにとってのエッジは、やはり「合意的現実」にありそうです。
(合意的現実については#6をご参照ください→こちら

「だからこそやってみよう」

4人がそこに向かうエネルギーが確かにそこにあった気がします。
前進を可能にしたのはやはり「違い」だったのではないでしょうか。

こうして6月に開催の構想を温めていた「水源のリトリート」をTWILIGHTとして開催してみようという合意が生まれ、TWILIGHTは現実を走り出したのです。

「このプロセスを公開していくことで、多くの人が勇気や希望をもらえるんじゃないかな」

ふと、しょうこがそんなことを言ってくれました。

泥臭いことやうまくいってないことを公開することはためらいも感じますが、それすらも余すことなく公開していこう。

こうして生まれたのがこの「TWILIGHT note」でした↓

次回から、TWILIGHTの「合意的現実奮闘記」が始まります。

(#9へ続く)

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