実咲のひとり語り

webデザイナーでブロガー。ときどき更新します。

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最近の記事

いつも通りも減っていく

紅白で、休止前最後かもしれない嵐の歌唱を見ていると、弟が千葉から帰ってきた。 あと数十分で年が明けても、久しぶりの弟の帰宅でも、我が家は何も変わらない。わたしはテレビに目を向けたまま、「おかえり」と声をかけた。まるで毎日言っているかのように。 翌朝、元旦は毎年家族揃って朝食のおせちとお雑煮を食べる。元旦は必ず白味噌のお雑煮。 父はいつもと比べると遅めの朝食だし、弟は早めの朝食。 わたしは年末年始のアルバイトをしていたので、朝食もそこそこに家を飛び出した。いつもなら、家族揃っ

    • また、何処かで会いたい

      「またね」っていう言葉が、あまり好きじゃなかった。 普通に使うけれど、“また”が当たり前のようにある感じが怖かった。当たり前なんてないのはわかっているから。 「またね」と言って別れても、次に会うことがない人もきっといる。明日も生きているとは限らない。軽々しく言っていい言葉じゃない気がした。 たぶん、こんな風に考えてる人は、あまりいないんだろうなあ。 わたしの頭の中は、小寒くて、薄暗くて、寂しいことばかりだ。 でも最近、「またね」という言葉が言いやすくなった。 少しだけ

      • 初めてのアロマディフューザー

        前々社を退職した時に、アロマディフューザーをいただいた。 当時、わたしは自分の部屋のインテリアをこだわりたくて、それを先輩に話したのを覚えてくれていたらしい。 いただいたのが春だったので、しばらく部屋の隅に眠っていた。 正直なところ、自分では買わない物の1つだった。だから先輩はあえて選んだのかもしれない。 加湿は嬉しいけれど、部屋の暖房機器には加湿機能もついている。アロマも別にいらないかなと思っていた。 それが、ようやく部屋にお目見えした。 一緒にいただいた柑橘系のアロ

        • 広い世界を知るのは難しい

          奪う人も与える人もいるけれど、どちらの生き方をしても、命に奇跡が起こることはない。 わたしは恥ずかしながら、中村医師のことを“亡くなった”というニュースで知った。 アフガニスタンの復興を支援し、医療の枠にとどまらず、農業にも尽力したという。報道で見るたびに、すごい人だと思う。 “人のために生きている”印象を受けた。そんな人でも、武装集団に襲撃され、殺されてしまう。どんなに素晴らしい人であっても、死は突然訪れる。人生にボーナスがかかって生き返ったりはしない。 命は嫌という程平

        いつも通りも減っていく

          自分の断捨離をしてみる

          思えばこの1年、いろんなことに挑戦した気がする。 noteを始めたのも今年の1月だし、ペンタブも買ってみたし、ブログも始めた。そしてその分、いっぱいいっぱいになってしまった。 1年の振り返りには早いけれど、ちょうど歳を重ねたことだし、一旦振り返って自分の断捨離をしてみようと思う。 いろいろやってみたし、そのどれもが無駄だとは思わない。 けれど、自分がこの先どうなりたいかを考えた時、あまり関係がなさそうなこと・遠回りになりそうなことから、今は距離を置きたいと思った。 わた

          自分の断捨離をしてみる

          たった7cmの背伸び

          20代も半ばになると、歳を重ねることに対して、大きな期待がなくなっているような気がする。 若さがステータスの時代ではなくなってきているが、それにしても年齢を気にしてしまう。 「まだそんな気にする年齢じゃない」と言われるだろうが、わたしは焦っているのだ。 20代半ば。不可抗力であったとはいえ、現在無職。 今のわたしには、何もない気がしてならない。 職業なんて、人そのものを表す言葉じゃないのに、やっぱりわたしは人の目が気になるらしい。 こういうの、やめたいんだけどなあ。とい

          たった7cmの背伸び

          薄暗いリビング、ブランケットにくるまって。

          空白を埋めるために、映画を見まくっている。 洋画好きな父のおかげで、我が家はWOWOWを契約している。 いままで私はほとんど視聴していなかった。けれど、せっかく家にいることだし番組表を適当に見て、気になった映画は全て録画して、1日1本のペースで見続けている。 (今までより格段にペースが上がったので、ブログの更新が追いつかない…ざっくりとしたメモと一緒に記録してる素人目線のFilmarksアカウントはこちらです。) 今日は「女王陛下のお気に入り」このまえは「グレイテスト・

          薄暗いリビング、ブランケットにくるまって。

          わたしの家族、レオンへ

          最初に家に迎え入れた日のことは、すごく覚えてる。 遠い田舎のブリーダーの元に迎えに行ったこと。黒の柴犬が一頭しかいなかったこと。怯えて逃げるように物陰に隠れて、まったく出てこなかったこと。 今考えると、なんでこの子だったんだろう?と不思議に思うけれど、黒の柴犬が一頭だけだったから、我が家に来ることはもう決まっていたのだとも思う。 あれから、もう、16年も経っていた。 人生の半分以上を共に生きた愛犬が逝ってしまった。 16年。柴犬の平均寿命は14歳だそう。よく生きてくれた。

          わたしの家族、レオンへ

          Thank you, HOKKAIDO!

          昨日、北海道から帰宅しました。 案の定・・・noteの更新をしていません。こうなるんじゃないかなあ、とは思ってました。すみません。 (初日はかろうじて、つぶやきを更新してます) 高校生の時に修学旅行で訪れて以来の土地。 数年前だから記憶も曖昧だし、何より季節も違うし、行く場所も同じじゃない。初めて足を踏み入れるような感覚でした。 ご存知の通り、真冬並みの寒波が北海道を直撃し、全日雪。時間によっては吹雪いてたりもしました。ダウンジャケットを持っていけばよかったと到着数時間

          Thank you, HOKKAIDO!

          北海道に旅行中。最近のスマートフォンって、すごく綺麗に撮れますね。

          北海道に旅行中。最近のスマートフォンって、すごく綺麗に撮れますね。

          明日の旅行の準備ができてないので、1日お休みします。いつものことながら、ギリギリになって準備するのはやめましょう…国内だから忘れても買えばいいという考えをやめたい…

          明日の旅行の準備ができてないので、1日お休みします。いつものことながら、ギリギリになって準備するのはやめましょう…国内だから忘れても買えばいいという考えをやめたい…

          線路横を進む

          用があって、駅からしばらく外を歩いた。 今日は音楽を聴いていた。コンサートも近いから、プレイリストは嵐。 前に歩いた時は長袖で汗ばんでいたけど、今日はもうヒートテックを着ている。日差しがあると暖かかったけれど、吹く風は少し冷たかった。 前に歩いた時から、季節は進んでいたんだと思う。まだ1ヶ月しか経っていないのに。 でも、散歩にはこれぐらいがちょうどいい。 目的地がいい場所じゃなくても、その道のりだけでも楽しめたから、今日はオッケー。帰りにブックオフにも寄ってしまったし。

          名物のタマゴサンド

          前の職場の人たちと、2週間ぶりに会った。 毎日会っていたので、2週間は長いと思っていた。でも過ぎてみればあっという間だ。色々あったから余計に、そう感じたのだろう。 わりと素に近い私でいられる人達。 一応猫をかぶっていたけど、解雇騒動で猫はいつの間にか家出してしまって、そのまま帰らない。猫がどこかに行っても、あの人達は私を受け入れてくれた(と思う)。 わたしは人前で食事をすることが苦手だ。食べ方で不快にさせてないか、気になってしまうから。 だけど、今日は分厚いサンドイッチ

          名物のタマゴサンド

          30cmがなくなった生活

          日常の動作の中で、髪が長かったからしていたことが意外と多いことに気がついた。 寝る前には首に絡まないように、髪を一方にまとめる。顔を洗う時には、ヘアゴムで後ろもくくらないと濡れてしまう。着替える時に襟元から髪が入ってしまうので、それを出していたり。物を食べる時には横髪を無意識に抑えていたり。 そのたびに「あ、もうしなくていいんだ」と気づく。 30cmって、わたしが思うよりも長かったようだ。 すごく満足しているけれど、慣れるには時間がかかりそう。 ありがとう、今まで一緒に

          30cmがなくなった生活

          頭が軽くなった

          30cm、髪を切った。 解雇通告やらなんやらあり、気づいたら「アー髪切ったろ」と思うようになっていた。「切りたい」ではなく「切ろう」と決めていたのだ。 インナーカラーが残ってしまったので、思い切って全頭黒染めをした。長さは顎のラインあたり。ヘッドスパも、少しお高めのトリートメントもした。 後悔はない。学生時代はショートカットだったので「久しぶり」という感覚。 社会人になってから、いろいろあった。そのいろいろを、髪と一緒にリセットできた気がする。 少し休んだら、また歩き

          頭が軽くなった

          私の仕事、あなたの仕事

          「たかが写真のために戦地を飛び回ってるじゃないか」 「1枚の写真にも意味がある、世界を変えたい」 父が見ていた海外ドラマの親子の台詞。1行目が母を責める息子、2行目が自分の仕事の意味を説く母の言葉。2人は激しく言い争っていた。 “世界を変える仕事” 自分の仕事を息子にそう言えるって、格好いいなと思う。 でも、そのシーンが引っかかったのは、それだけじゃない気がした。 世界中には多くの仕事がある。接客・研究・営業・開発・国特有の仕事もあるだろう・・・数え上げたら、いったい

          私の仕事、あなたの仕事