10分日記 #89 Withコロナ時代の生活様式からみる「人の動かし方」

こんにちは、
isukです。

今日の記事

今日の記事は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、長期的な対策が必要であるとして「新しい生活様式」が発表された、という内容ものでした。

これに定められているのは、感染拡大を防ぐための、食事の取り方や勤務の仕方などです。

例えば、外食をなるべき避け、必要な状況でも向かい合わずに食事をしたり、大皿を使って複数人が箸でつつく事態を避けたりすることが例として取り上げられています。

アブストラクト

1.性善説と性悪説
2.国という、最大規模のトップダウン
<結論>
人の行動を変えるために本当に必要なものは「こころ」の変化

1.性善説と性悪説

まず、今回示された、「新しい生活様式」が私たちの生活にもたらすメリットを述べたいと思います。

これまで、新型コロナウイルスの対策については各自治体や企業などによって自己判断されてきました。

私が所属している大学では部活動・サークルが2月末に停止になったのに対し、他大学の同じ部活動は4月初旬まで活動していた団体があったように、それぞれに地域や組織がそれぞれの判断を下して指示を出してきました。

そのため、「誰が本当に正しい行動をとっているのかわからない」という状況に陥ってしまったように感じます。

例えば、隣町では外出自粛が徹底されているのに、道路を一本跨いだ町ではいつも通りの生活が行われていた、みたいなイメージです。
こうした状況では、それぞれの立場の人から不満が噴出してしまいます。感染拡大を恐れる人はさらなる規制を求め、経済活動や自身の活動を一刻も早く再開したい人は規制の緩和を求める、そういったような動きがあったように感じます。

これがこれまでの日本における、「性善説」に基づいたコロナ 対策でした。

しかし、今回このようにして国としての生活様式を新たに提示することにより、この様式を守っていない人が規則違反であるという指針が一つ示されたことになります。法的な根拠はありませんが、これを守らないで生活している人に対する一般民衆からの視線はより厳しくなっていくでしょう。

このようにこれからのコロナ 対策は「性悪説」に基づき、みんなが決められたルールに沿うフェーズに移行したのではないでしょうか。

2.国という、最大規模のトップダウン

次に、この指示と言うものが「国」という日本のおける最大の組織によってもたらされたものであるという点について述べます。

今回の「新しい生活様式」は国のよる専門家会議によって示され、いわば日本が模範とし、従うことが前提となっている組織が打ち出した様式となっています。

逆に言えば、これに従わない、日本中のどんな企業も「なんで従わないのか」と、国の意向に従うことが自然な文脈となっているわけです。

例えば、東証一部上場の大企業がこの様式を守らずに、これまで通りの会議や会食を行っていては、マスゴミをはじめとした厳しい世間の批判に合うことでしょう。

このようなことを公表する国に対して意見を述べる際には選挙で投票するなどの行為しかできないわけですが、国側からは今回のように一方的に通達をすることも可能なのです。

結論

人の行動を変えるために本当に必要なものは「こころ」の変化

という文章で締めたいと思います。


これだけ、組織や国の決まりを守ることが重要であると述べてきましたが、そんなものだけで人の行動を縛り切ることは難しいと思います。

現に、接触を8割削減しようと行った緊急事態宣言をもってしてさえも、東京・大阪では接触の削減率が8割に達しなかったという記事を目にしたことがあります。

このように、ルールで縛ってしまうだけではなく、

「なぜ、このようなルールを守る必要があるのか」

「あなたがルールを守る社会的意義は何なのか」

という指針を持って明確に打ち出し、人々の心を動かして、

行動を変えていく必要があるのではないでしょうか。


今日はここまでとします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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