伝える!作文の練習問題 読書アウトプット#3
毎週金曜日は読書アウトプットの日!
本日も今週読んだ本のアウトプットをしていきます!
○今週の本
今週読んだ本は
「伝える!作文の練習問題」
という本です。
インターン先の役員の方とライティングに関する勉強会をするために、この本を読みました。
大学の講義と同じくらい気合を入れて準備をしたのですが、発表をする中で自分の理解が足りない部分を自覚しました。
少し話がそれますが、本はただ読むだけではなく、誰かに話したり、自分なりの要約をしてみることによって理解力が飛躍的に上がると思います!
そんな、まだまだ伸び代がある僕の要約を紹介します!
○要約
この本には、伝える!文章のテクニックや、「日本語」という言語の概念が体系立てて説明されています。
特に重要な考え方として、以下の3点を紹介します。
1.日本の話し言葉と書き言葉は別の言語であることを自覚する。
2.必ず、書いた後に読み直しをする。
3.日本語はミクロな視点であるため、学術論文などの客観的視点の文章表現が苦手。
全部を説明しているととても長くなってしまうので、今回は最後の3点目の解説を行います!
他の部分が気になる人は、ぜひ手にとって読んでみてください!
○日本語は客観的視点が苦手である
次の各号のいずれかに該当するものをいう。
①当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等(文書、若しくは(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方法をいう。)で作られる記録をいう。)に記載され、若しくは記録され、又は音声、動作その他の方法を用いて表された一切の事項(個人識別符号を覗く。)をいう。)により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)
②個人識別符号が含まれるもの。
突然、めちゃくちゃ読みにくい文章がきた!!
ってビビりませんでしたか?
これは、個人情報保護法に記載されている、個人情報の定義です。
漢字が続いていたり、よくわからない名前が多かったりしてよくわからない、と思った人が多いのではないでしょうか?
このように、
日本語は、かたい表現、客観的な視点から物事を伝える、論文のような表現をすることがとても難しい言語です。
一方、こちらの文章はどうでしょうか?
古池や蛙飛び込む水の音
パッと、池に飛び込んでいくカエルを思い浮かべませんか?
めちゃくちゃ共感できる、というか、わかりやすいですよね!
先ほどの個人情報の定義よりもだいぶ文字数が少ないのに。
このことからもわかるように、日本語は主観的な表現がとても簡単な言語です。
これは何故でしょうか?
それは、"自然"に対する視点が関係していると言われています。
日本を初め、東洋では、自然を「大いなるもの」「不可侵のもの」として扱ってきました。
例えば、地震とか、大雨とかの前では、私たちはなす術がないですよね。
そうしたことから、日本人の心には、「自然を受け入れる」「自然と一体化する」視点が備わっています。
なので、自然という「無生物」であるものに視点を持たせることが難しく、自分の視点から主観的な表現をすることに長けているのです。
○まとめ
最後に紹介した概念はとても難しいものだったと思います。
なので、なんとなく
「日本語って主観的になりやすいんだ〜」
と覚えてもらえたら十分です!
詳細が気になる人、ライティングを頑張りたい人、就活のESで紙が借りたい人はこちらの本を手にとってみてください!!
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