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あの頃輝いていたけれど

 先日、Netflixで『あの頃輝いていたけれど』という作品を見た。人気アイドルグループから落ち目のミュージシャンとなった主人公。路上ライブを行なっていた中、ドラマーとしての才能を持つ自閉症の少年と出会い、数々の問題に直面しながらも自分自身と音楽に向き合って再起を図る…といった内容。よくある王道の展開ではあるが、アイドル時代のメンバーとの関係性や脱退後の生活についてなど細かく描かれていない部分が多く、ふわっとしたストーリー展開だった。

 冒頭では元アイドルが鳴かず飛ばずで苦悩している様子が描かれており、アイドルのセカンドキャリアについて考えさせられた。最近でも2000年代に活動していた元アイドルが生活保護を受給、自己破産…といった内容のネットニュースが話題になったが、作品を通して再起を図ることの難しさを改めて実感させられた。最後のライブシーンは心が温かくなるような気持ちになったが、肝心のミュージシャンとして再起を果たせたのかは不透明のまま。活動の行方が気になる。

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