今年の夏もテュルク諸語!オープンアカデミー夏期集中の6講座を紹介!
はじめに
こんにちは!テュルク友の会です。昨日、東京外大オープンアカデミー夏期間の講座情報が公開されました。夏期間にテュルク友の会メンバーが担当する講座は6つあります(語学講座5つ、教養講座1つ)。この記事では、これらの講座をご紹介したいと思います。
夏期間は3日間の短期集中となっており、3つの日程(A日程、B日程、C日程)と3つのコース(午前コース、午後コース、夜間コース)に分かれています。この記事で紹介する語学講座はいずれも夜間 (18:30-21:05) に行われます。スケジュールは以下の通りです。
A日程 (8/23-8/25):タタール語
B日程 (8/30-9/1):ウズベク語、バシキール語
C日程 (9/6-9/8):キルギス語、チュヴァシ語
以下、日程ごとに詳しく見ていきましょう。
A日程 (8/23-8/25)
A日程の夜間コース (18:30-21:05) で用意されている講座は、タタール語講師・菱山さんの企画した「3日で学ぼう!タタール語初級文法」です。
この講座では、たった3日間でタタール語初級文法の要点をおさえることができます。「タタール語初級I」受講済みの方は、これまで学んだ文法事項の復習と、「タタール語初級II」で扱う文法事項の予習を行い、「タタール語初級II」へのスムーズなステップアップが可能です。
B日程 (8/30-9/1)
B日程では、夜間コースに2つの講座が用意されています。残念ながら、どちらかしか受講できないので、ご注意ください。
一つ目は、ウズベク語講師・日髙さんの企画した「旅行で使えるウズベク語講座」です。
この講座では、ウズベキスタンでの旅行に役立つウズベク語表現を学ぶことができます。ですので、ウズベキスタンへの旅行を予定している方におすすめです。本講座を終えれば、旅行先のウズベキスタンでウズベク語を使ってコミュニケーションが取れるようになるでしょう!
二つ目は、タタール語講師・菱山さんの企画した「バシキール語入門」です。バシキール語は、夏期間に新規開講される3言語のうちの一つです。
この講座では、バシキール語の文字と発音、初級文法、基礎語彙を学びます。日本初にして唯一のバシキール語講座です!
バシキール語は、お隣のタタール語と良く似ている言語です。タタール語と似ているとはいっても、世界でバシキール語でしか使われていない文字があったり、テュルク諸語では珍しい音を持っていたりと、ユニークな言語です。 バシキール語については、以下の記事で簡単に紹介しています。
なお、午前コース (11:00-12:30) では教養講座として、キルギス語講師・ジャクシルクさんによる「キルギスとシベリア:その歴史的背景」が用意されています。
この講座では、キルギス共和国とシベリア(特にアルタイ共和国)とのつながりについて学ぶことができます。
C日程 (9/6-9/8)
C日程も夜間コースに2つの講座が用意されており、残念ながら両方を受講することはできません。
一つ目は、キルギス語講師・ジャクシルクさんによる「キルギス語初級Iフォローアップ」です。
この講座では、キルギス語のテキストを読みながら、基本的な文法などを復習していきます。キルギス語で通常の読み書きのできる方ならばどなたでも受講でき、春期間の受講を特に条件とはしていません。
二つ目は、タタール語講師・菱山さんの企画した「チュヴァシ語入門」です。チュヴァシ語もバシキール語と並んで、夏期間に新規開講される3言語のうちの一つです(残り一つは現代ギリシア語)。
この講座では、チュヴァシ語の文字と発音、初級文法、基礎語彙を学びます。 日本初にして唯一のチュヴァシ語講座です!
チュヴァシ語はテュルク諸語の中で最も特異な言語であり、他のテュルク諸語とはかなり違っているように感じられるでしょう。テュルク諸語を学んだことのある方もない方も、この独特な言語の世界に触れてみませんか?チュヴァシ語については、以下の記事で簡単に紹介しています。
おわりに
この記事では、東京外大オープンアカデミー夏期間にテュルク友の会メンバーが担当する6つの講座をご紹介させて頂きました。オープンアカデミー夏期間受講をお考えの方々の参考になれば幸いです。お申し込みは各講座のページから、受付期間は6月8日から6月30日までです。
なお、同時期(8月22日から9月13日の平日10:00-16:30)に東京外大AA研で対面で行われる言語研修では、友の会会長の吉村さんがアゼルバイジャン語を担当します。
本研修では、初中級レヴェルの文法の習得を目指します。アゼルバイジャンから来日予定の母語話者の講師(グリエヴァ先生)とともに、現地でのコミュニケーションに必要な語彙の習得、実践的な会話の練習も行う予定です(くわしくはこちら)。