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【告知】夏はアゼルバイジャン語やりましょう

正式にアナウンスが出たようなので、ここぞとばかりに宣伝してみようかと思います。今夏、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)で開催予定の言語研修、その一つがなんと!アゼルバイジャン語なのです!

念のためここでも付記しておきますと、アゼルバイジャン語と言ったときにいわゆるアゼルバイジャン語の公用語としてラテン文字表記で表されるなどしている言語を「北アゼルバイジャン語」、イラン北西部などで話されている(したがって、ペルシア文字で表記されてます)ほうは「南アゼルバイジャン語」と呼んで区別したりします。それを踏まえて、この研修ではカッコ書きで「アゼルバイジャン語(北アゼルバイジャン語)」をやるということで企画しました。

以前ちょっと匂わせていた(いやむしろ、がっつり書いていましたが)夏の東京行きの目的はまさにこれなのでした。不肖私、アゼルバイジャン語研修に携わる任務を授かったという次第です。

研修には私ともう一人、母語話者の先生も参加する予定です。詳細はリンク先の募集要項に。
もう一人の講師カマラ先生は、現在バクー在住。昨今のパンデミックがどこまで影響するかという問題があるので、現時点ではまだ確定的なことは言えないのですが、なんせ対面で開催予定ですので、なんとか夏には来日してもらえる状況になっていてほしいところです。(神様!マジ頼みます!)

そんなわけでカマラ先生と私は、現在その研修で使用予定の教科書を鋭意作成中。1年前に言及していた、これです。

その後も進展させて、今はほぼ原形は出来上がっております。あとは母語話者の先生にも共著というかたちで入ってもらって、例文等の最終チェック、およびプラスアルファの教材を作っているところです。

研修では、言語に関する授業を集中してやっていくことになりますが、期間中に「文化講演」も企画しています。こちらも鋭意調整中。そのうちの一つは不肖私のほうからアゼルバイジャン語の文字の話、それと昨年12月に見てきたバクーの様子などの話をしようと思っています。

もう一つ、ちょっと個人的に大変楽しみにしている講演も企画しているところ。こちらも確定次第、またお知らせいたします。

昨年12月前半にバクーにいたときの話は、現地からnoteでも毎日更新しました。その後日本に入国して、当時は14日間の「自主隔離」が必須だったわけですが、その隔離期間に何をしていたかというと、ずっとこの研修のための書類を作ったり、各方面に連絡したりなどしていたのです。

あんな狭苦しいところ(しかも滞在場所、サービスを提供した会社ともに最悪だったっすなあ…この話はネガティブなので詳細には書きませんけどね!)で、我ながらよく耐えたものだと、今更自画自賛したくなっております。

それらが報われるような、そんな研修になればよいなと思います。募集開始は6月1日からとのことです。言語研修のほうは8月22日から9月14日までということで、東京で約3週間のインテンシヴな研修イベントとなりますが、意欲のある皆様のご応募をお待ちしております。

ちなみにですが、すでに外大からも少数ながら履修希望者がいるとのこと、アゼルバイジャン語に関心をもってもらえるだけでもうれしいことです。

テュル活啓蒙の絶好の機会、今年はトルコ語もアゼルバイジャン語も欲張っていこうではありませんか…!二兎を追いかけましょう!どっちかはゲットできるでしょう!しらんけど!!

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