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【戦略論】将来大企業で活躍する人材になるために中小企業からキャリアを始めるという選択肢

私は、中堅大学卒でいわゆる中小企業に入社した。そこから大企業へと転職したのだが、それぞれのタイミングでどのような戦略で行動し上手くできたのかを記録として残し、みなさんの今後の人生について考える際の参考のひとつとなりたいと思い記事にした。個人的な経験に基づくものとなるため何かしら役立つ情報はあると確信している。これを基に就活生や転職活動中の人に何か役に立ってもらえたら幸いである。

目次

1.【序章】学生に向けてのメッセージ

2.中小企業への就職活動とその動機

3.大企業への転職活動とその動機

4.あとがき

(本文)

1.【序章】学生に向けてのメッセージ
 いわゆる中堅大学出身のわたしはお世辞にも高学歴とはいいがたく、周囲のモチベーションもそこまで高くなかった。そのため、大手に入ってバリバリと世界で働くような商社マンよりもより現実志向に近い公務員人気が高く、教授や先輩もそのような考えのもと公務員になることがひとつのゴールであるような環境であった。その私が今では大企業に入り、そこそこのポジションにつき、収入も満足できる程度にはもらえている。これは早期に将来に向けて計画をたて、それを信じて進んでこられたからであると思っている。その過程の中で、中小企業を経た経験からいわゆるエリートでまっすぐの成功人生を歩んできた人たちと比較して多くの経験が出来た。それが今の会社でのさまざまな業務に活用できているのでこの経験は今でも貴重なものだったと感じている。この記事をご覧いただいているみなさんがどのような思考のもとで読んでいるかはわからないが、個人の意見を述べてもよいのであれば、みなさんにもぜひ勇気をもって民間企業とくに「中小企業」を経験してほしい。もちろん公務員になり、安定的に働くことを否定するつもりはないが、公務員になった時点で民間への就職は難しくなり自分からわざわざ囲い込みの環境に飛び込むということをまずは意識してほしい。 一方で入口を民間企業にすると、将来公務員になるにしろ様々な選択肢が選べる。例えば、新入社員として銀行員を選んだ場合は、仕事こと大変であれ、得られる知識はとても大きい。営業から金融知識まで給料をもらいながら学ぶことができるうえに、転職先も豊富である。さらに、会社のお金で美味しい食べ物も覚えることが出来る。(公務員ではこのような行為は間違いなく批判対象になる)
 以上をまとめると、まずは就活生のみなさんはまずは民間に就職活動されることをおすすめしたい。

2.中小企業への就職活動とその動機
 わたしは新卒で中小企業のうち上位(いわゆる大企業の定義にはあてはまらないがそこそこ大きな会社)をターゲットに就職活動をした。なぜかというと、①新卒で大企業に入るのは難しい、②入れたとしても良いポジションは高学歴が優先される、③職種別採用が少ない
ことが大きかった。わたしは経理というポジションから始めたいと考えていたため、それを達成する可能性の高いところをまずは優先したかった。そして、そもそも大企業に万が一内定したとしても末端の歯車になるのが怖かった。なぜなら新卒ほど最初から学歴の序列が決まっており、恥ずかしながら高校生時代に努力不足だったわたしのような人間の居場所はないように感じた。
 これらの理由から、まずは中小企業でポジションを確保することを優先した。
 中小企業といえども、まずは内定を得なければ話にならない。そこで、わたしが目をつけたのが「英語力」である。「英語」が出来る学生は大手でも喉から手が出るほど欲しい人材であるが、大企業にとられることが多く、中小企業ではなかなか応募を集めるのも難しい。そのため、英語ができることは就職活動をするうえで大きなアドバンテージになる。また、入社後も英語を使った仕事が集まりやすくなるのもポイントである。何事にもいえることであるが、ひとつの物事を極めるという姿勢が人生では大切であると考えている。たとえば、「あなたの強みはなんですか?」という質問は、「●●は任せてください!」という回答を得るためであり、定性的なものよりも定量的なものがより説得力が増す。さらにそれをもとに他人と比較されるのである。定性的はものをアピールするには口先だけでなく、それなりのオーラをまとわなければならないが、それについてはわたしでは説明できない。
 つまり何が言いたいかというと、学生時代はTOEICの試験に集中し、900以上のスコアを最低限は確保すべきということである。そのほかはおまけ程度に考えておくと良い。900以上のスコアは半年間頑張ればすぐに獲得出来る。TOEICの効率的な勉強法はまた別の機会にご紹介したい。

3.大企業への転職活動とその動機
 中小企業に無事入社したわたしは中小企業にて社会人を始めた。当初は大企業に行くまでのステップとして考えていたが、入社後の同期との仲間意識が芽生え、さらに気を張って働かなくても終わる仕事量に居心地の良さを覚え、少しモチベーションが下がりつつあった。希望の経理部にも配属されたことだしこのままでいいかなと思い始めていた。
 そんな環境の中で、半年過ごしたあたりから違和感を感じていた。「あれ?仕事が全く増えない。。毎日暇だな。。」という日々を過ごし、ふと周りを見渡してみると上司も大したことない仕事を大事のようにしてこなしていた。数年後の自分はこうなるのか?これでは民間に就職した意味がないではないか。そう意識し始めてからわたしの行動が変わった。大企業に就職するために実績を積むしかない。間接部門として大切なのは業務効率化であり、たいていの企業は昔からの手法に固執が強いうえに改善のモチベーションが低いため、効率化実績を積むにはある意味宝の山である。業務効率化する際に障壁となりがちなのは、昔からその部署にいる幹部のプライド(業務効率化できなかったことを認めたくない)と何も知らない若者の発信は権力がないため強い説得材料を集めることの手間である。

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