制作日記：師走に忙しなく
頭痛で久々に寝込んでしまった。
「一日制作するぞ、夜にはエッセイ掲載だ」
そう意気込んで床に就いた翌朝に頭痛でダウンした一日。
「最近、休んでないな」とは思っていたけれど、まさかの油断。
制作でも少し集中力が出ないし、よく切れるていたのは予兆。
「集中力が出ないのは、身体のサインだったのか？」
そんな事を後悔しながら頭痛に唸った一日。
来年の３月に公募展に出展することにしたので、そこに新しい制作をあてたいと考え、試しては挫折して、上手くいかない焦りが無理を後押ししたみたいですね。
「無理して今まで良い事なかったのに」
なんとかエッセイは掲載できたものの、制作は後悔しかない。
【新しい事に対する不安】と早く形にしたいと【功を焦った反省】
「いけない、いけない・・」
悩んで、焦って、無理して、寝込んだ反省の一週間
安定からさらに向こうへ行く、友人の話
「アクリルが上手くいかない、しかし、もう少しで何かに手が届きそう」
そんな日々を過ごし悶々としている毎日
ちょうど愛用しているキャンドルの展示販売があると聞いて、リフレッシュに足を運んでみようと思い立った。
２０１７年から愛用しているアグモキャンドル
作家の小池安雲さん（アグモさん）は、キャンドル作家でもあるし、リリ色彩心理の先生でもある。数秘術とタロットの講師、文筆もされて多彩な人だ。
初個展で会ってから７年のお付き合いになる。
キャンドルは色彩心理の考えを取り入れて、作風も個性的だし、灯して安心感がある。催事に参加できるという事は、経験と私を含めて作品に対する愛着があり愛用する人々がいるという証。
活動も安定、定着した客層。
フラフラして、日々悩んでいる私とは違うなと羨望の眼差しだ。
「今度、新しい事に挑戦しようと思って」
私も早く作風を安定させたいとそんな話をした矢先、アグモさんから驚く言葉が出てきた。
現在の制作をしながら新たな試みも考えて調べているという。
新しい事への挑戦を喜々として話しているその姿を見て、自分も改めなくてはな・・と反省と共に「やってみよう」という勇気をもらう。
確固とした美学は必要だが、縛られて立ち止まってはいけない。
【ひとつ乗り越えたら、その先へ】
形を残す人は止まらないのだなと改めて痛感した日になりました。
お気に入りで購入したキャンドルもまさかの新作。
このキャンドルを灯し年始も臆せず制作したいと心を新たにしました。
アグモキャンドルショップ
忙しなく、体調不良
体調不良は突然に、予兆はあったが気が焦って受け止める事が出来なかった。
やる気が最熱して新たにキャンバスも注文。
「画材が届き次第制作再開だ！」と意気込んだ矢先、制作途中の油絵で手が止まってしまう。
描く方向性は決まっているのに手が進まない。
いわゆる集中力がでない。
眼の奥も少し痛くなり嫌な予感がした。
その日は進めたいと思っていたところまでたどり着けたが、その先に行く気力が無い。
「そういえば、制作を休む日を取っていなかったな」
集中力が切れたのもそのせいかと早めに休む事にした。
しかし翌日、その気付きが後悔になった。
頭痛で何もできない。
食事も採る気がしない。
これは、緊張型頭痛と片頭痛の来襲。
一日制作をすると意気込んでいたのに、全て保留になってしまった。
頭の中には忙しなく「やりたい事や進めたい事」が駆け巡り、同時にできない自分が情けない気持ちが溢れだす。
「無理をして良い事は無い」
分かっていたのに、またやってしまった。
新しい制作イメージが浮かんで数ヶ月。
新しい画材に挑戦して数週間。
色での表現を思い出して約一年が終わる１２月。
「何か一つ、どれか悩みを解決したい」
形になる一枚が描きたい。
指針になる絵が欲しい。
その一心で、自分の体調から目が逸れてしまい、頭痛に足をすくわれたようだ。頭痛薬を片手に途中の絵を脇に、反省しきり。
「焦ってはいけない」
制作も大事だが、それを形にする自分も大事にしないと。
分かっているのに、つい自分を疎かにしてしまう。
何回目の反省か・・
やりたい事があると猪突猛進してしまう。
少しは大人にならないと。
「猪突猛進になりそうになったら、気を付けて止まる事」
また一つ目標が出来てしまった。
休憩が運んだ、目的地
「できた、こんな絵をこの絵具で描きたかった」
首にマフラーを巻き、ひざ掛けで暖を取りながら小さい一枚の作品が出来上がる。
自分の限界に気付かせてくれた鮮やかな色。
日々の癒しになる揺らぎのイメージ。
銀杏を見ながら感覚で描いたアクリル画がやっと完成したのである。
昨日の曇天からの快晴。
体調不良からあけて、左側の眉間に昨日の頭痛を残しての今。
「力ずくでも、無理しない」
相反する言葉を並べて目標にするほど、無理をしない様に気を付けた。
気温4℃
かじかむ手をさすりながら、首にマフラーを巻いて、そろそろ苦手な暖房をつけなきゃな・・とコーヒーを飲んでいた時にじんわりとイメージが浮かんできた。
「これは、動いて良いものかな？」
いつもだったら「即、制作」なのだが病み上がり、身体に確認を取りながら恐る恐る筆を掴んでみた。
「あっ。描けるな、今」
集中力が帰ってきた感覚に任せて制作を再開。
思いつくまま、アクリル絵の具を使いラッカーのスプレーを吹きかけて、プラスチックのぺインティングナイフに白の絵の具をすくって、ボードに走らせる。
「ああ、揺らいでる」
こんな感じに、アクリル絵の具で描きたかったんだ。
数日前には諦めかけていたのに・・
（雨降って地固まる）
身体に強制休暇を取らされていたと嘆いていたが、休んでよかったと痛感した一瞬。
疲れで鈍っていた頭が休んでスッキリしたおかげだ。
〈感覚で描いた揺らぎのイメージ〉
これが、今まで目標としていた地点
さらにこれから積み重ねて、新たな形を模索しての制作がまた始まる。
アクリル・ラッカースプレー
師走に忙しなく
健康と体調不良
行き詰まりに目標地点到達
無理しないと心に決めながら、来年に参加するグループ展の制作に思いを馳せる現在です。
お知らせ（ウェブショップクーポン配布）
BASEからお得なクーポンが配布されています。
期間は、2024年12月13日（金）～12月17日（火）23:59まで
年始に作品入れ替えの為、ペン画作品の一部を下げるので少しお安くして掲載しています。
通常作品ともども、是非ご利用ください。
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