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【読書メモ】『一流選手の親はどこが違うのか』(著:杉山芙沙子)
大事なのは、勝つことではなく楽しむこと
「娘2歳 初テニス お家ではちょこちょこ遊んでましたが こんなに上手に打てるとは みんなで楽しくテニスできたら良いね」とつづり
上手すぎてネット騒然「2歳と思えない」「遺伝子すごい」」
(「Sponichi Annex」2024年6月9日)
杉山愛さんのお子さん、2歳にしては大きくない?とか思いながら、そういやお母さんが本出されてたよなぁと、『一流選手の親はどこが違うのか』を思い出してみたり。
こちらのベースになったのは学術論文とのことで、話の流れが非常にわかりやすかったです。というかお母さん、医学博士なんですね、、フィールドワークなどを含め、しっかりとした裏付けにお持ちの研究者の方の言はやはり、説得力が違うなぁ。
親が親の意思やエゴで子供に何かを強いても、いいことは一つもありません。
トップアスリートの親でありコーチでもあった方の言葉としては意外にも感じられますが、本文を読み解いていくと納得がいく言葉です。
始めるきっかけは強制だとしても、続けていくには本人の意思が何より大事、頭ではわかっていても結構陥りがちなワナだそうで、実際にもそういったケースが多いそうです。
「誰かのために」があってこそ頑張れる
話し方さえ工夫すれば、子供はたいていの話は理解してくれます。
何も子どもを育てることに限らず、必要な素質だと思いました。自分で選び取ったからこそ頑張れるし、周囲とも調和できていくのではないかな、と。
興味深かったのは、杉山さんだけではなく、石川遼選手、宮里藍選手、錦織圭選手のご家庭も、同じような考え方での共通項が多く見いだせた、という点でしょうか。
"子どもの可能性"を(親のエゴなどからくる)一方的な型にはめることなく、子ども自身の意思を尊重しながら様々に模索していきたいと、あらためて実感した一冊だったなぁ、と思い出しました。
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