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休職17日目。『嫌われる勇気』は人生の手綱を握るヒントに溢れている

◆『嫌われる勇気』が人を救う理由

遅ればせながら
『嫌われる勇気』を初めて読みました。

さすが大ベストセラー。
2015年ビジネス書ランキングの年間1位。
(そんな前なのか)

一言で言えば、
「人生のバイブルにしよう」と思える
全ページに付箋を貼りたいくらい
参考になる言葉ばかりでした。

※余談ですが、最近Audibleばかりです。
歩きながらでも家事しながらでも
本読めるって画期的。
スキマ時間で手軽に聴けるからたくさん読める。

本当にメモが多くて、
紹介したい名言がたくさんあるのですが
何回かに分けて印象に残ったことを書いていきます。

◆印象に残ったこと

『嫌われる勇気』は
19世紀のオーストリア人心理学者
アルフレッド・アドラーが提唱した
「アドラー心理学」を基に

人生に悩み多き青年が
哲人との対話を通して生きる目的を
見つめ直していくという構成です。

◆特に印象に残ったこと
1. 性格すらも自分で選んでいる
2. 「優越性」とは他人を蹴落とす競争ではない
3. 人生のゴールは「共同体感覚」を持つこと
4.  人生のタスクに立ち向かえないのは能力が無いからではなく、勇気がないだけ
5. 勇気の出し方
6. ダンスを踊るように生きる

今日は1,2について書きます。

1. 性格すらも自分で選んでいる

「私はこういう性格だから」って思うことありますか?

私はめちゃくちゃあります。

「NOと言えない性格を直したい」
「頭で考えすぎて勝手に気苦労を背負うクセに疲れている」
「何かあるとすぐネガティブに考える」

でも、アドラー心理学では、性格を
“ライフスタイル(思考や行動の傾向=ひいては世界観)”と捉え直し
「世界観は自分で選んでいる」と伝えます。

さらには、
その性格(世界観)を選ぶことで
メリットを感じている部分があり
そのことを「目的論」と称しています。

たとえば、
私の「NOと言えない性格を直したい」に関しては

「NOと言わないことで人に好かれる」という世界観があり
「NOと言わないことで嫌われずにすむ」というメリットを受け取っています。
(まぁ実際NOと言わないこと=嫌われないという訳じゃないんですけど、そういう世界観を信じてきたということです)

目からウロコだったのは
「性格=世界観」という変換です。

性格って、生まれ持ってのものや
環境によって形成された
自分ではどうしようもないもののように
感じていたんです。

「自由に振る舞える人が羨ましいな」
「心が惹かれるまま行動できる人は凄いな」
「反射的にネガティブが出てきてイヤだな」

と感じつつ、どこか諦めてた。

でも、世界観と言われたら
「自分がそれを選んでいる」と考えられ

「じゃあ、こっちを選んでもいいのかも」

と、信じてみたい世界観(=なりたい自分)
にチャレンジすることに、抵抗が少なくなりました。

2. 「優越性」とは他人を蹴落とす競争ではない

衝撃的な文章がありました。

「優越性とは自分の足を前に一歩踏み出す意思であって、他人を蹴落とす競争の意思ではない」
-『嫌われる勇気』より

アドラー心理学では、
「優れた人間になりたい=優越性の追求」を認めています。

ただ、私が勘違いしていたのは
「優越性→他人と比較した時に優れている点を実感して自信を持つこと」
と思っていた点です。

アドラーはこれを「不健全な優越性」とし、
他者との競争には終わりがなく
そこを気にしていては決して幸せになれないと説いています。

勝ち負けにこだわっていると
目先の利益しか見えなくなり
視界が狭くなり、
自分が本当に目指す目的地から
道を間違えてしまう可能性がある。

アドラーの言う「健全な優越性」は
「過去の自分より前進させること」
比べるのはいつも、自分自身なのです。

優越性というと上下の関係をイメージしますが、
アドラーは、
人にはそれぞれの「出発点と目的地」があり
そこに向かってどれだけ進んでいるかの差だ

と伝えているのです。

白と黒 説明的ないたずら書き 価値観 教育 プレゼンテーション (1)

人を気にせず自分に集中することの難しさは
理解しています。

情報発信が普及した今、
人のやっていることが目に飛び込んできて
しかも、なんか「凄そう」に見えて
自分と比べて落ち込むなんて、日常茶飯事です。

でも、私は過去を深掘りした結果
「人と比べず昨日の自分を乗り越えようとした時、
心の充実を得て結果も付いてきた」

という事実をハッキリ目の当たりにしたので

人に向けそうになる目を
自分に戻し、自分に集中して
足を一歩前に進めるためにどうすればいいかを
真剣に考えていきます。

◇関連記事

◆「自分原因説」で人生の手綱を握る

よく、引き寄せの法則などで
「起きる出来事は100%自分が思ったことが反映されている=自分原因説」
を目にしますが、

心理学を学んでいても
「自分がどんな価値観を持っているか」
「自分がどのような行動をしているか」
で見える世界が変わるもんだな、と思っています。

今日紹介した2つも、
結局は「人は主観の世界でしか物事を見れない」
という所に行き着きます。

他人の思考なんて覗くことは出来ないし
「きっとこう思われている」などの他人の目も
自分の妄想でしかないし

休職期間を経て思うことは、
もっと自由に振舞ってもいいんじゃないかなと言うこと。

今まで自分が気にしてきたことって
100%自分の妄想だなと気づいたからです。
(コレは100%と言い切れる。なぜなら未来の証明は誰も出来ないから)

明日以降も、
『嫌われる勇気』から得た
「他人と自分を切り分けて自分に集中するためのヒント」を
紹介したいと思います。

◆休職17日目【したこと】

2021年6月30日
・身支度
・ジャーナリング(10分)
・友人をランチに誘う
・『嫌われる勇気』をAudibleで聴く
・ショッピング(ワンピースを買う)
・大好きな芸能人の舞台挨拶!!(前から3列目の奇跡)
・彼の家に行き舞台挨拶の報告

では、またっ

◆プロフィール
29歳OL。
専門商社の営業職⇨創業4期目スタートアップの1人バックオフィス。
スタートアップでガツガツ働いていたが、ある日声が出なくなる。

「今の会社で実績を出さなければ何も残らない」
「まだ挑戦できることがあるのに辞めたくない」
「今めちゃくちゃ伸びているこの会社に残っている方が得なのでは?」

と頭で考える気持ちと

「でも、もう体が限界だ」
「仕事のこと考えるだけで具合が悪くなる」
「2週間に1回くらい勝手に涙が出てくる」

と体の異変に心が追いつかず、休職を決意。

休職期間の出来事をリアルタイムで綴り、
自分の心に向き合いながら望む働き方を手に入れて行くまでの雑記。

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◆次回からも休職中の過ごし方・出来事をリアルタイムで綴ります。

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