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2020年の個人的振り返り

昨年末はアジアでの出来事をまとめて書いたのですが、今年はアジアというよりは個人的な出来事全般についてを振り返りたいと思います。

1. 結局今年海外に行ったのはインドの一度のみでした

2019年はベトナムに4回、インド、マレーシア、インドネシアそれぞれ1回と海外に結構な数で飛び回った年でした。
それが今年は2月にインドに1回いったきり、いけていません。もちろん新型コロナウィルスの影響でいけなかったのです。ただ、いけなくても特に問題がないというのは、裏を返すと、2019年はなんのためにそれほど海外にいっていたのか?という疑問の裏返しでもあります。

行くこと自体が手段化していたことがよくわかったので、行かなくても海外とのつながりはできることを持って考えて、進めていかないといけないことがよくわかった1年でした。

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2. インドでひどく体調を崩しました

今年1回だけいったインドでひどく体調を崩しました。インドに限らず、海外でお腹を下すということはよくあるので、いつもたいして気にしないのですが、今回は夜中に目眩がし、動悸もあり、このまま死んでしまうのでは?という不安になった経験をしました。

僕は中国留学時代にローカルの病院で針を15針ほどぬった経験もあり、割となんでも平気なんですが、さすがに今回はかなり不安になりました。
歳をとって海外に長期行くといことはそれなりにリスクも増えてくるのだろうなと感じた一面でした。

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3.インドでのオフショアプロジェクトを始めました

このnoteを書き始めてから、友人から声がかかり、インドのエンジニアチームにオフショアで手伝いをするプロジェクトを始めました。

結果的には採算があわずに半年で終わりましたが、インド人の勤勉さ感じることができました。
反面、コミュニケーションの難しさが、技術力をカバーできなかったなというのが悔しいところです。

海外には優秀なエンジニアがいるということは簡単に言えても、国内を上回るパフォーマンスでチームを組むというのは難しいというのを肌身で感じました。

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4. ベトナム人が退職しました

以前ベトナム人の特性をこんな感じで記事にして、僕にしては割と評判が良い記事になりました。


そのベトナム人エンジニアですが、残念ながら退職してしましました。
それはコロナの影響でもあり、僕の責任でもあります。
2月末くらいからうちはリモートワークにはいり、たしかGW明けくらいまではずっとリモートでした。(その後は週1回出勤にしています)
今まではほぼ毎日対面でタスクの確認やバグのチェックを行っていたのですが、リモートワークでそれができなくなり、僕も別件の仕事の忙しさも相まって、彼にお願いする仕事のクオリティコントロールが急激に難しくなりました。

それにともない僕からも注意することが多くなり、彼もいろいろと考えることあり退職することになりました。
はっきりいってコロナのせいではあるのですが、外国人を雇うこと、コミュニケーションをうまくとることの重要性を実感した年でした。


5. 自分の技術不足を痛感する1年でした

今年は比較的大きな制作案件、特にシステムが絡む案件を多くしました。
僕はもともとFlashのエンジニアであり、フロントエンドを主として得意としているのですが、システム絡みのところも避けては通れないので、バックエンドエンジニアに相談しながらプロジェクトを進めています。
ただ、根本的なところではわかっていないところもあり、外部パートナーの力を借りることが多かったです。自分自身で手を動かすポジションではないのですが、ある程度自分で試したり、コードを書かないと技術についていけないのだなと感じた局面が多くありました。

技術屋ではないけど、技術は抑えておかないといけない。その立場は今後も重要だし、それを放棄してはいけないなと強く感じました。


6. 京都精華大学メディア表現学部で働くことになりました

ここ2年ほど離れていた京都精華大学ですが、来年の春から再びお手伝いさせていただくことになりました。
今度は新しく開設されるメディア表現学部というところです。
ここでの役割はまさにひとつ上で書いているようなことで、技術者でなくても、技術は抑えておかないといけないという立場です。
具体的にいうと技術的な授業のカリキュラムを考えたり、必要な環境や講師陣を整えることです。
つまり制作現場で求められているような知識と経験を、こちらの教育現場でも発揮できなければいけないということです。

正直、準備したり新しく勉強することが増えて大変なのですが、自分自身も新しくトライできるという場を持たせてもらって、とても楽しみというのが素直な気持ちです。

またここは多国籍チームを組む場所としてのポテンシャルがありますので、数年かけてそちらも広げていこうと考えています。


7. 持病のアトピー性皮膚炎がひどくなりました

まったく個人的なことですが、コロナ禍においてアトピー性皮膚炎がひどくなりました。
僕は幼少からこの病気を患っているのですが、今年の酷さはおそらく大学生以来かなと思っています。

一概にストレスという言葉で片付けたくないのですが、何か目に見えない不安要素がこういった症状になって現れているのかもしれないです。


8. noteを書くことが一応継続できました

2020年は週1回くらいで書くぞ!と意気込んでいたnoteですが、今では月1回くらいのペースになってしまっています。でも頭の中ではいつも何を書こうかというアイデアはありますし、なによりnoteを書くことでいろんな人たちに思っていることが伝えられ、それがもとで仕事になっているのはとても感謝しています。
来年もそんなにペースがあげられないかもしれないですが、多国籍なチーム作り+大学での活動などを書いていければいいなと考えています。

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来年に向けてはシンプルな目標を掲げます

来年に向けてはシンプルに2つのことに注意を払っていく予定です。

・技術的なことから逃げない
今年の制作案件を通して、自分のよく知らないことを社員や他の外注に任せてはいけないなとよく感じました。ということで、来年は些細なことでもまずは自分で把握してから人にお願いしたいなと考えています。

全然関係ないですが、思想家東浩紀さんのこの本がまさにこのことを言い表しています。
チームをまとめる立場としては当然のことを書いているのですが、自分も見につまされる思いで読みました。


・多国籍チームのビルドを再度行う
今年は本当に2019年とうってかわり、国内活動の1年でした。
ただ、来年はコロナが続くからこの状況をあきらめるというのではなく、コロナ禍であっても多国籍チームのビルドはできると思っています。
来年は外部環境を言い訳にせず、もう一度多国籍チームのメリット、デメリットを見つめ直し、
新しいチーム作りにトライしたいなと考えています。

正直なところ僕にとっても、僕以外の人にとっても来年が予想通りに進むとは思っていないでしょう。
だから目標を持たないというのではなく、シンプルな目標(というか行動基準)をもって、何が起こってもあまり動揺せずにやりたいこととやるべきことを実行していける2021年にしたいなと思っています。

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