第1419回 2023/10/22〜27の歴史ニュース

1、今日も取り合えず無事だった

またあっという間に季節は過ぎて、献血をしてきました。

血を見るのも怖いヘタレですが、偽善大好きなので勇気を振り絞って今回もまたチャレンジ。

なんとか具合悪くもならずに、1日を終えることができました。

こうして一日一日をなんとか乗り越えていくしかありませんよね。

さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①鳥取県米子市で城跡整備のため専門職員を募集 R12 C

②トルコ中央部のキュルテペ遺跡で紀元前3300年ごろの大型建物跡を発見 R6

③古代ローマ帝国の都市、ヘルクラネウムで出土した炭素化した巻物の解読コンテスト R12 C

④福岡県宗像市で「古代フェス」開催 R5

⑤大阪市阿倍野区の正圓寺で室町時代後期の掛け軸が行方不明 R5

⑥大阪市の難波宮大極殿跡で復元基礎に落書き R5


3、保存と活用


いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

個人的には②のトルコの話題に注目です。

見つかった大型建物跡は入れ子状になった土器の埋納や通常と異なる壁形状から宗教的な建築物、と推定されているようです。

遺跡は、これまでに出土した約2万5千枚の粘土板の記述などから、紀元前2000年ごろに交易で栄えた都市だったことが明らかになっている。

とあるように、この地域には文字資料も豊富なので、今後の研究が楽しみですね。

続いては③の火山の噴火によって炭化した巻物を解読する、という驚きのニュース。

このプログラムは「ボリュームカートグラファー」と呼ばれ、マイクロCT撮影を使用して内部の文字の高解像度画像を生成。文書のスキャン技術は、インク中の金属を検出し、書かれている文字を書かれた表面から区別するのです。

という技術の進歩は素晴らしいですね。

最後は④の文化財活用の話題。

宗像市内で出土した埴輪(はにわ)や銅剣、ジョッキ型土器などの文化財をモチーフにしたグッズや菓子を販売する「古代マーケット」をはじめ、同公園で収穫した米、土笛を模した揚げパン、宗像のジビエを使ったメニューを販売するキッチンカー出店を展開する。

と多方面にアイディアが活かされているのは民間の企画力の賜物でしょうか。

文化遺産を積極的に活用していく取り組みがうまく回っているのはいいですね。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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