第1418回 2023/10/15〜21の歴史ニュース

1、秋を感じて

今日は久しぶりに雨がパラパラと降りましたが

連日ミヤギでは秋晴れが続いていい気候です。

本日は稲刈り体験のお手伝いで秋をたっぷり感じてきました。

さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①デンマークのイェリングにあるルーン石碑の新たな分析結果が発表 R5

②ペルーのパコパンパ遺跡で紀元前1000年ころの神官の墓を発見R2

③長崎県松浦市の鷹島海底遺跡の調査 R5

④明治大学で所蔵資料のデジタルアーカイブを公開 R9

⑤三重県伊賀市の芭蕉翁記念館で新施設の建設地決まらず R14

⑥愛媛県内子町の歴史民俗資料館で近代の薬に関する看板広告をテーマとした企画展を開催。12月17日まで R12

⑦大阪堺市の鉄砲鍛冶屋敷が改修を終え、来年3月に開館へ R14

⑧フィンランドのサロでパイプ工事中に十字軍時代の剣が出土 R5

⑨沖縄県南城市の久高島で拝所から石造の香炉が紛失 R9

⑩山形県高畠町で河童伝説の掛け軸を発見 R5


3、今日の3件

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

個人的には④のデジタルアーカイブが気になりました。

早速考古部門を見てみますと、旧石器から縄文土器、埴輪や銅鏡・馬具など358点のデータを見ることができます。

ただ、一部は白黒写真もあり、改めてデジタルアーカイブ化するために写真を撮り直したのではないようです。

⑤の芭蕉ネタもおくのほそ道目的地である我が町としても気になるところです。

1959年といいますから、もう築60年以上経過している施設。

老朽化は30年近く前から指摘されていても、容易に移転先が決まらないというのです。

展示室は内壁の無い構造でシミや隙間が目立ち、近年は貴重な資料を壁際で展示するのを避けているという

というのがなんとも他人事ではなくて…

まずは資料のデジタル化をして、公開してその価値を周知する、というのが定石でしょうか。

昨今の流行りだとここでCFに、というのがよくあるパターンになりそうです。

もちろんその是非は議論のあるところですが。

そして最後は⑨の話題。

数百年も使われたという香炉が紛失したとのこと。

石造りとはいえそこまで大きくはないので

イタズラ感覚で持ち去ってしまった人がいたのでしょうか。

転売してわずかな利益が得られたとしても、地域の人たちの信仰上の嘆きを知れば後味が悪くなることは間違いありません。

出来心でやってしまった人だったとしたら、こっそりでもいいから元の場所に戻してほしいものです。

今週も世界各地から様々なニュースが届きました。

ぜひコメントで皆様の気になった話題を教えていただけると幸いです。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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