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文化祭という非日常が、日常になる日

当日はワークショップを行うと決めた。
生徒たちの多くはファシリテーションや、アプリのレクチャーなど未経験だ。

前日準備で決めていたことは、「教師が指示をする、そして教師の指示を待つマインド」を僕も生徒たちも互いに捨てること。

結果として…机の配置を決めるのにおよそ1時間。

数学使えてる…?

リハ(といっても、レクチャーの仕方を相談したりがメインで、恥ずかしさもあってまともに練習をできたのは最後くらい)を終えるまで3時間を要した。

年齢別を想定してのレクチャー

結局、時間切れで通しての練習はできなかったし、教室の飾り付けなんかも、有志に委ねることになった。

文化祭当日は、幼稚園・保育園生からご高齢の方までがたくさん参加してくださって、午前午後ともに満席となった。側から見ていただけだが、その場の居心地の良さが十二分に伝わってきた。


翌日の片付けの後、一人ひとりに話をしてもらった。クールなフィードバックは、反省会っぽくなるから、傍に置いておこうと思う。

・練習の時より、接客が良くできて皆んな楽しそうだった
・小さい子にもに分かりやすく説明できた
・余った時間にアドリブができた
・ARの良さやすごさを伝えることができた
・アプリの使い方をきちんと教えられた
・ARの画像をお客さんの近くで見せてあげることができた
・褒めてもらえた
・決めていたことプラスアルファができた
・レベル別に教えられた
・参加者の年齢で席を分けて説明した
・そこまで慌てずに話せた
・午前の反省を踏まえて、人数が足りないところにサポートに行けた
・子どもや大人に楽しんでもらえた
・興味を持ってもらえた
・参加者全員に教えることができた
・練習より上手く発表できた
・緊張せずにできた
・喜んでもらえた

生徒たち自身のウォーム・フィードバックより

これまでの文化祭やコンテストなどでよく見られるような成果発表、今回の場合で言えば、ARでつくった世界遺産を紹介するだけではきっと得られなかった体験を生徒たちは積んでくれたのではないか。
誰かの何かのためになれば…こうした思いと連動したアクションを通して、子どもたちの誇りに灯を灯せていたら、とても嬉しい。

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