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#浅倉透に観てほしい映画

 年明け早々に特大の“実在感”を読んで目が覚めました。ドーモ、あけましておめでとうございます。伝書鳩Pです。

 浅倉透。実装から一年と経たずに流行語大賞をもぎ取ったり、圧倒的な顔の良さとジャングルジムすぎる思考回路に誰もが戸惑い、おれたちプロデューサーと樋口円香の感情をぐちゃぐちゃにしておきながら、平然とした顔でお雑煮に餅を2個入れる、そういう女である。

 この浅倉透、実は映画鑑賞を公式プロフィールの趣味の欄に挙げている。コミュ内でも度々映画を観ている様子が描かれたり、pSSR【10個、光】においても「一生のうちにやりたい10のこと」というアンケートでぼんやりと「映画とか見る……」と答えるくらい、どうやらマジの趣味らしい。

浅倉透、「人の顔を覚えるのが特技」と書いておきながら灯織とのホーム会話で自ら否定する奴なので、安易に信用すると火傷する女。

 まだまだアイドルとしての自覚も薄い危うい存在なので、浅倉透がFilmarksのアカウントを取得するの、個人的には「アリ」だと思っている。ただし、ファンに向けた外向きなものではなく、あくまで個人の備忘録としての活用に止まり、しかしtwitter連動していることを忘れ(あるいは知らない)ているので投稿したレビューがつぶやきの海に流れてしまい、うっかり500RTとかされて面倒な映画ファンにリプ爆撃とかされてほしい(それを見て「やばい、通知」とか言ってほしい)。

 んで、おれはご存じの通り面倒な映画ファンなので、「浅倉透、ターミネーターは2しか観てなさそう」とか空リプかましておき、「#浅倉透に観てほしい映画」っていうハッシュタグで箇条書きメモ帳4枚スクショ貼り付けツイートでバズを狙ってドスベり散らかして樋口円香にブロックされるわけなんですけど、それ、マジでやってみようと思った。浅倉透の感想が聞きてぇ映画をいくつか選んだので、みんなも考えてみてほしいな。

これ、いわゆる「マンスプレイニング」ってヤツにあたるので、本当にやめたほうがいいです。浅倉透が何を観て何を感じるかは彼女の自由なので。

ウォーターワールド

 ケビン・コスナー主演の傑作(感じ方には個人差があります)SF映画。浅倉透の中では「USJにあるやつ」程度の予備知識で観ていただきつつ、わりかし楽しんだ後にファン感謝祭の演出の打ち合わせで「上から樽が傾いて水がドーンってでるやつ」を提案してPが困るコミュが観てぇ。案外、海賊側に入れ込んで衣装に眼帯付けたいとか言い出さないかな。

スイス・アーミー・マン

 「ダニエル・ラドクリフの死体を利用して無人島から脱出する」っていう、クスリやってるとしか思えないあらすじの名作(泣けます)。全編くだらない下ネタが炸裂する作品なんですけど、個人的には「死体のペ〇スが方位磁石の役割を果たす」シーンが浅倉透の何かの琴線にツボって時折思い出し笑いしてほしい。いやノクチルって飲料水的な爽やかさが特徴でそれこそ「性」というものとはかけ離れた透明感のユニットなんですけど、それゆえにいつもの澄ました顔で「死体のちんちんがさ」とか、言ってほしいわけなんですよ。笑いの本質って「本人は至って真剣に、周りから見ておかしいことをする」なので、映画の感想を語る上で浅倉透には「ちんちん」って言ってほしいんですよ。わかりますかね??

ミッドサマー

 これまた単純な興味として、「浅倉透ってグロ・ゴア描写どこまで大丈夫なんだろう」っていうのがあります。映画なので、「これは作り物」とある種切り離して鑑賞できるタイプの人は大勢いると思うんですけど、浅倉透もそうなんでしょうか。浅倉透、映画などのフィクションを観て、登場人物の痛み(精神的・肉体的問わず)を受け取れるのか、自分だったらどうするかを考えながら観るのか、めちゃくちゃ知りたい。というか、浅倉透は一体何に感情移入するのかを知りたいというのが、私の中の大きな疑問の一つだったりします。あと、『ミッドサマー』はゴア・グロだけの映画ではなく、随所に織り込まれた象徴や民俗学を読み解く楽しみ方もあるのですが、あのラストに浅倉透が何を受け取るのか知りたい(でも結局「めっちゃ血が出てた」くらいの浅い感想でもそれはそれでよい)。

ビフォア・サンライズ

 「浅倉透に観てほしい恋愛映画」不動の1位、これなんですよね。出会ったばかりのイーサン・ホークとジュリー・デルピーが夜明けまでの間、ウイーンで二人の時間を過ごし、最後に再会を約束して別れるって映画なんですけど、一夜限りに出会った人物との強烈な思い出って、浅倉透とシャニPの出会いに重なる部分めちゃくちゃ大きくないですか!?!?映画の二人も9年後に公開された続編『ビフォア・サンセット』で再会するわけなんですけど、それも透とシャニPに重なるんですよね!!!!!!!!!

 シチュエーションとしてはこう、事務所で二人っきりの夕方、透がタブレットでこの映画を観ていて、シャニPがなに観てるんだ?って聞くと「ウイーン周るやつ」みたいな曖昧な感じで返して、画面をのぞき見したシャニPも主演の二人を観てあぁあれねってなってほしいんですけど(彼は20代なので知っているか怪しいですが割愛)、透は「プロデューサーはさ、こういうこと、あったりした?」ってふと呟くんですよ。んで、シャニPは「こういう映画みたいな出会いって、素敵だよな」とか軽率に返答してしまって、浅倉透に「なるほど」みたいな応対してほしいんですよね(浅倉透はシャニPと一対一になるとめちゃくちゃ乙女なので)。うわ~~~~~~この空間の壁になってやきもきしてぇ~~~~~~~~~~!!!!!!!

 んで追加の妄想なんですけど、そのやり取りきっかけに『ビフォア・サンライズ』の感想をFilmarksに投稿しないんですね(したとしても☆5でコメント無しなので界隈がザワつく)。なんかこう、浅倉透にとって特別な映画として無意識に刻まれてほしさがあるんですよ、ビフォア三部作って。浅倉透に時折見返して、何を言うまでもなくAmazon Prime ビデオにウォッチリストに入れてほしい映画、ビフォア・サンライズ。

 ことシャニマスは「解像度」と「実在感」のゲームだと思っているわけだが、それに惹かれるあまりこういう怪文書がネットの海に不法投棄されるの、本当に罪深いタイトルだ。何にせよ、浅倉透は世界に"いる"し、Filmarksのアカウントも"ある"ので、おれみたいな一介のファンは浅倉透に自分の好きな映画を好きになってほしいという醜い自己顕示欲をありのままに曝け出すに至ったわけで、もうアカンのですよ。アイドルマスターシャイニーカラーズ、本当にすごい。今年もどうぞよろしくお願いします。

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