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【詩】病院にて

わたしの内蔵のささやきは
なにかを伝えてくるときと
そうでないときがある

そうでないときは
たぶん
わがままだと思って
ほうっておく

そうすると夢に出てくる
「あなたの母親も、そうやってほったらかしにしたから」
そういう攻撃をしてくる
反撃開始
内蔵さん、あんた、ひっくり返すとわたしになるんだよ
「ということは、あんたがひっくり返ったら内臓じゃん」
こんなやりとりも続けば、うずたかく積もる
いつかわたしが死に
内臓とはバラバラになれたとき
思い出に見上げるんだ
どうかそれまでは
崩れませんように

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