過食嘔吐して悩んでいる人に伝えたい。なった理由とそこから立ち直っていくまで~5年間していた私~

まず最初に、「過食嘔吐」ととは一体何なのか簡単に説明をすると、

お腹がはちきれそうになるまでたくさん食べて吐くことです。

私ははじめ、食べて吐く行為に摂食障害という病名だとは思っていなくて、

むしろ摂食障害というものを知りませんでした。

過食嘔吐をしていて

「辛くて辞めたい気持ちはあるけど、繰り返してしまう」

「ストレス発散のために紛らわしてしてしまう」

「癖になっていて、治らない」

と同じ思いで苦しんでいるあなたに少しでも役立てたらと思い書きました。

今回は過食嘔吐時代5年間を経て、

過食嘔吐になった理由は克服した経緯の後にお話しします。

まず、私が克服した経緯をお話ししていこいうと思います。

1.自分のしていた行為がしっかり名前ある症状だと知り悩んでいるのは私だけじゃないと心が軽くなりました。(毎日吐いていました)


2.占い系のYouTubeで心が救われました。(心は軽くなっても毎日吐いていました)


3.学生時代に友達とルームシェアをしてタバコを吸うようになり食べ物に対する執着が減りました。(たまに友達が出かけているときに吐いていました。)


4.引きこもり生活を過ごしていた大学時代だったけど、大学時代の間にしたかった「北海道で一人でツーリングする」ということを叶えるために、バイクの免許を取るため外に出る。(外には出たもののルームシェアをする前の生活に戻ってくる)


5.バイクを手に入れて北海道ツーリングを二週間する。(この二週間は一切吐かなかった)


6.バイト先で彼氏ができる(ツーリング生活が終わって週に3~4回程度に過食嘔吐は続いていたし、彼氏ができても減ることはなかったけど精神的に救われ始めた)


7.留年するも彼氏の一言で救われる(過食嘔吐のペースは減らないけどすべての物事対しての受け止め方が楽になった)


8.留年をして就職先が見つかる(ペースは週に3~4回ということは変わらなかった)


9.社会人になって忙しくなり、吐くというタイミングが休みの日だけになる。(週に二回の土日だけか月2~3回になっていた)


10.ユニットバスの賃貸に住むのは嫌だったけど、住むことになりここだけは汚したくはないと思い吐かなくなる。(引っ越して一回だけ吐いた)

経緯はこんな感じで治っていきました。

4~5年間という長い年月はかかりました。

なぜ私が、過食嘔吐をするようになったのかお話しします。

高校生までは、前向きで元気いっぱいの普通の女の子でした。

食べることも大好きで、少し体重が気になったらダイエットもする程度。

常に体重はまあまあ気にしてはいたけど

運動したらなんとかなるやろ精神でした。

そして大学生活が始まりました。

大学生活は期待と希望でワクワクしてました。

しかし、思ってたのとは違う現実でした。

友達はできてそこそこ楽しんでいたのですが、

毎日友達と一緒にいることがストレスになりました。

友達が嫌になったとかそういうことではなく、

一人の時間がほしいと思うようになりました。

そして一番、過食嘔吐の原因になったのが

パン屋のアルバイトをしたのがきっかけでした。

初めて人間関係で苦しんだ場所でした。

私が仕事を覚えるのが遅いのと自信のない姿が目についたんだと思います。

バイトを入るたびに怒られてました。

そのたびにどんどん自信もなくなっていきました。

唯一パン屋のバイトでいいことは、

廃棄されるパンを持って帰れる事でした。

はじめは、たくさん食べてストレスを解消していました。

でもだんだんと太りはじめ、自分の体に対しても苛立ちと太っていく恐怖心が芽生えてきました。

これでなんとなく察しがいい方は気づいたと思います。

そう、ある日、パンを大量に食べました。

大量に食べ過ぎて動けなくなるほど食べました。

でもその日は、掛け持ちをしていたもう一つのバイトがあり行かなくてはいけません。

ふと思った「吐くことをしてみよう。」

トイレにいき指を突っ込んで吐きました。

その時感じたことない開放感と爽快感があったことを今でも鮮明に覚えています。

いろいろなストレスが一気になくなる瞬間でした。

その日から1つのネジが外れて、私の地獄生活が始まります。

その解放感と爽快感が忘れられずに

毎日過食嘔吐を繰り返す日々になりました。

酷い時は、一日に3回吐きました。

顔が浮腫み余計に人と会うこと拒むようになりました。

友達にご飯に誘われても、その場で吐くことができないと考えると

友達とご飯に行くことすらストレスが感じるようになり断るようになりました。

誰とも会いたくなくて、外に出るのは

過食嘔吐したくなったときにスーパーに駆け込む、そんな毎日になりました。

大学に行かなくなり、友達も心配して連絡をくれるのですが

その心配されることも鬱陶しいと感じるようにまでなっていました。

どんどん負のスパイラルにハマり抜け出せなくなっている自分に対して

恐怖と不安とまさか自分がこんなことになるとは思わなかった現実でした。

治したいけど、治らない、治せない、そんな自分が許せなくもありました。

なにもわけがわからないまま、考えないまま半年くらいは過ごしていたと思います。

そして、はじめに書いた過食嘔吐の治っていった経緯に繋がっていきます。

1つ1つにきっかけがあるので1つ1つの記事にして書いてみようとおもいます。 

分かりにくくなるのが嫌なので。

全部の記事ができたらまた、まとめた記事にもしていきたいと考えています。

今回はざっくりとした過食嘔吐の治ってきた経緯と過食嘔吐したきっかけを書きましたが、

もしかするとこの記事だけしか見てもらえないかもしれないので

ここで1つだけ伝えたいことがあります。

今の自分を責めないであげてください。

今の現状を許してあげてください。

1つ試して欲しいことがあります。

「ごめんなさい。許してください。ありがとうございます。愛しています。」

この言葉を口に出して言ってみてください。

そんなんして変わるわけない。と思った方もいると思います。

私も実際おもいました。てかそれ聞いて苛立ちすらなんか感じました。

「胡散臭いこと言ってんちゃうわ。」って。(笑)

でも言葉を口に出して発することにお金はかかりません。

タダです。タダより怖いものなんてないといいますが、

これは怖くないです。

まずは5回くらい言葉にしてみてください。

騙されたとおもって。

私も騙されたとおもって言葉にしてみました。

言葉にしたあと心が軽くなりました。

私の場合、「許してください」という言葉を発した瞬間に

苦しみや悲しみ、不安や恐怖いろいろな、しがらみが少しなくなりました。

そこで今になってなぜ「許してください」の言葉に

苦しみや悲しみ、不安や恐怖がなくなったのかがわかる気がします。

それは自分に対して許せなかったからかなと思います。

「こんな自分になるとは思わなかった。」「ありえない。」

「こんな自分は弱かったのかという苛立ち」

肩がこわばって固くなっていたものがスッと楽になったのを今でも覚えています。

少しでも治せるきっかけになれば幸いです。