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「平凡なわたし」が印象的な文章を書くコツ~無理なく「キャラ作り」する方法


SNSにおける「キャラの出し方」。本名を出さずにブログを運営する場合の「キャラ設定」。

これがわからないと悩まれる方が結構います。

確かに、AKBやモーニング娘。のメンバーでもない私たちは、普段、自分のキャラを意識することなんてありません。

でも。

認知を広め、ファンを作り、商品やサービスを購入してもらうためには、

「キャラ作り」

は避けて通れない道です。

「キャラ作り」という言い方がイヤらしければ、「ブランディング」「ポジショニング」とでも言ったら良いでしょうか。

数多いる発信者、同業者の中で、いかに「自分らしさ」を発揮して、見つけてもらいたい人に見つけてもらうか。見つけてもらった結果、選んでもらえるか。

そのための「旗印」を立てる意識は大切です。

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■Web上の読者の行動を想像してみましょう

Webメディアの特性として、

「比較される、ライバルがいっぱい」

ということが挙げられます。

たとえば、あなたが

「パソコンを買いたい」

という場合。

1つのお店、1つの商品だけを見て、購入を決めるということは、まずないでしょう。

価格を調べたり、機能を比較したり、販売元の信頼性を確認したり、
使い勝手・口コミを探したり・・・

あちこちのサイトやブログをまわるはずです。

仕事の効率化に役立つライフハックの情報を得たいという場合はどうでしょうか。

キーワードを入力し、それらしいことが書いてある検索結果のテキストをクリックしていくはずです。

このように情報の大海であるWebメディアの中でキラリと光る存在となり、信頼を得たりファンになったりしてもらうためには、ひと目でその他大勢とは違うとわかる「キャラを立たせる」ことが必要となります。

■自分の個性・特性って何だろう?

「キャラを立たせる」

には、

「比較された時にどう見えるか」

を意識することが大事です。

同じジャンルにはいないような個性
(若者の中のオヤジ、真面目女子の中のお色気系など)

総花的な情報発信ではなく、ニッチ&スキマを狙う
(「アンチエイジング」ではなく「自宅で10分で出来る美容術」
 「読書のススメ」ではなく「海外自己啓発書読みまくりのススメ」など)

が、やりやすい方法でしょう。

先日、テレビに出ていた方で、

「プロバスケットボール選手で公認会計士」

という方がいました。こうした、まったく別ジャンルの組み合わせもパッと目を引き、印象に残ります。異分野掛け合わせ、ですね。

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■「平凡なわたし」が「個性的」に変わるとき

けれども。

私を含めて、

「そんな特別なプロフィールや人目を引くキャラなんてない!」

という人が大半だと思います。

そういう場合は、自分の内面を見つめ直してみましょう。


明るい私。
寂しがり屋の私。
冒険家の私。
ギャグ好きのオレ。
涙もろいオレ。

一人の人間の中にも、いろんな顔があるはずです。

その中の「1つの顔」をピックアップして、まずは、そこを徹底的に表に出してみる。

そうすることで、無理なくキャラが立ってきます。

借り物でない、自分の一面ですから、文章を書くにも無理がないはずです。

そうしていると、不思議なことが起こります。

人間は「多面体」ですから、キャラを作っていても、強調している「顔」とは、別の面も自然と覗いてしまうのですね。

よく言いますよね。長所と短所は表裏一体って。

「神経質」は「細かいところにも気づく」
「消極的」は「慎重」
「衝動的」は「行動力がある」

書き続けているうちに、普段見せている面の「裏側」がちらりと出てきます。

そこに読者は「人間的な魅力」を感じて、あなたのファンとなっていくのです。

これは、決して計算で出来ることではありません。

「文は人なり」というように、どんなキャラを作っても、演じても、よほどの「名優」でない限り、あなたの素顔は必ずどこかに見え隠れしています。

「個性がない」
「キャラが立たない」

なんて悩む必要はありません。

誰もが個性的であり、ちょっと意識すれば、それをきちんと文章で伝えることができます。

小手先のテクニックよりも先に、自分の内面を充実させること。

それが「キャラ作り」の肝と言えるでしょう。

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