悴む指先が弾く弦に想いを乗せる。白く色付く声に意志を込める。路上で奏でる音楽は、ワガママな彼女みたいで、いつだって思い通りにいかない。だからできることに全力でやって、楽しむだけだ。掻き鳴らす自信作は賑やかな駅前に飲み込まれていく。この瞬間が永遠に続けばいいと思うのは、僕の本音だ。 3 朝比奈ケイスケ 2018年12月15日 22:43 【140字小説23】 #小説 #創作 #ショートショート #物語 #弾き語り #140字小説 #超ショートショート #140字SS 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート