隠し続けると決めていたことを思わず口にしてしまった。まるで酒に溺れて理性を失った大人のような呆れるほどの愚行。ゆっくりと表情を曇らせていく顔から推測する結末は、バッドエンド。僕を傷つけないような断りの言葉を探す君の顔に見惚れてしまう。初めての失恋が迫る今、再び僕は君に恋をした。

画像1 【140字小説5】

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