見出し画像

コンポスト生活のすすめ:入門編①

こんにちは!TUFメンバーの松丸里歩です。
突然ですが、皆さんは「コンポスト」やっていますか?

コンポストとは、生ごみを微生物や虫の力で分解・堆肥化すること。
筆者自身もかれこれ2年ほど、自宅で実践しています。アーバンファーミングをはじめる上で、気軽にライフスタイルに取り入れられるおすすめツールです!

画像4

▲ 私のある日のコンポスト。果物や野菜の皮、使い古したヘチマスポンジ

今回は「コンポスト生活のすすめ:入門編」と題して、2回に渡ってコンポスト初心者向けの情報をお届けします!コンポストについて聞いたことはあるけど詳しく知らない方や、始めたいけど迷っている方などにおすすめです。

第1回は、「そもそもコンポストってなんで良いの?」ということについて説明していきます。

コンポストのメリット① 生ごみを捨てなくていい

コロナをきっかけに、自宅で料理をする機会が増えた人は多いのではないでしょうか。そんな中、料理をする度に出てしまう野菜の皮やヘタのような生ごみに「ごみ出しの日はまだ先だけど、ニオイが気になる・・・」なんて頭を悩ませたことがあるのは私だけじゃないはず。

画像2

コンポストには好きな時に生ごみを投入できるから、ごみ出しの日を待たなくてOK。微生物が分解してくれるので、イヤなにおいが発生することもほとんどありません。

コンポストのメリット② ごみ焼却の環境負荷を減らす

前述したように、一般的に生ごみは「可燃ごみ」として他のごみと一緒に捨てられることが多いです。しかし、焼却時にCO2が発生して環境に負担をかけてしまいます。特に生ごみは水分が多いため、焼却処分にたくさんの重油が必要になります。(キャンプ好きの方は、湿った炭や薪がなかなか燃えない!という経験をしたことがあるのでは?)

生ごみをコンポストにすることでご家庭の可燃ごみの量が減り、焼却処分の負担が軽くなります。また、生ごみ用のごみ袋を使うこともなくなるので、プラスチックの削減にもなりますね。

画像3

コンポストのメリット③ ガーデニングや畑の栄養になる

Tokyo Urban Farmingとして、ぜひとも推したいのがこちら。
そもそも「コンポスト=堆肥」とは、有機物が微生物によって分解された肥料です。つまり、野菜や植物を育てるための栄養としてアーバンファーミングに活用できます。

とはいえ、昨日まで生ごみを投入していたコンポストをすぐに土に混ぜて使うことはできません。残った生ごみがほぼ完全に分解されるように「熟成」と呼ばれるプロセスを経て、使える状態になります。

また、コンポストは土っぽい質感のものが多い(液肥と呼ばれる液体状のものもあります)ので勘違いされがちですが、コンポストのみをプランターに入れて野菜を育てるのはNG。栄養過多になってしまいます。
諸説ありますが、土の量に対して1/3ほどの堆肥を混ぜると適度な栄養になるようです。

野菜の種が分解されずに堆肥中に残っている場合、突然植えた覚えのない植物が発芽することも(笑)。筆者のプランターにはカボチャやトマトの芽が勝手に出てきたことがあります。

画像1

・ ・ ・ ・ ・

快適な生活、そして地球にもやさしい生活のヒントとして「コンポスト」が注目されているんですね。

次回は「コンポストの種類」を紹介予定です!
コンポストの魅力は分かったけど、自分にはどんなやり方が最適なんだろう?と悩んでいる方はお楽しみに。

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?