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名古屋発ベンチャーという選択肢がある時代に生まれて良かったという話

この度4年間お世話になった株式会社スタメンを退職することになりましたので、お世話になった方々への感謝と今の気持ちを残しておきたいと思います!!

これまでの4年間を振り返った時に最も感じることは、タイトルの通り「名古屋発ベンチャーという選択肢がある時代に生まれて良かった」の一言に尽きるということです。

入社するきっかけ

そもそもIT企業、ベンチャー企業の面白さを知るきっかけとなったのは、地元である岐阜県の高校卒業後に自動車部品系メーカーへ入社して、大して仕事ができる訳でもないのに熱量だけ高い僕を見かねて上司が新規事業立案PJへの参加を後押ししてくれたことが背景にあります。

そのPJでは社内メンバーでいくつかのチームを作り、最終的に役員が集まる発表会で事業提案するという4ヶ月程度のPJでした。当時の僕は本当に何も出来ない、何も考えられない、という有様でコンサルの方からも激詰されて本当にトラウマレベルのPJになりました。一方で「スピードこそが武器」、「出来ない理由を探すのではなく出来るようにルールをチェンジする方法を考える」という思考から0⇨1を生み出すことへの異常な熱量がある世界を知り、PJが終わった後もどこかでベンチャーへの興味が残っていました。

そして5年6ヶ月ほど働いて転職を決断する訳ですが、当時はWantedlyもビズリーチも知らず、偶然にもエージェントの方にスタメンをご紹介いただき入社することが出来ました。

転職活動時は周囲にITベンチャーで働く人はおらず、どうせそんな会社は東京本社しかないんだろうなぁ、でも結婚したばかりで東京へ転居するのは難しいなと勝手に思い込んでいました。そんな状況下でスタメンを紹介された時、名古屋本社かつ(人事として感じていた課題感を解決するような)エンゲージメント領域のHR系SaaSを展開しており、上司となるコーポレート部長が同じ自動車業界からベンチャーに転職しているなどの情報を知り、自分にとって共感とワクワクが激しく襲ってきたあの日のことを鮮明に覚えています。

スタメンの魅力とは

実際にスタメンでの4年間を振り返ってみると、確かな魅力と環境があることを実感しており、特に最後の1年間は新卒採用をメインミッションとして東海圏の学生の方とお話しする機会も多かったので、あらためて個人的に感じる魅力をご紹介しておきます!

360°からフィードバックがもらえる成長環境

  • 僕はコーポレートとして人事労務・経理・総務など複数のポジションを経験させて頂きましたが、ビジネスマンとして必要なスキル・マインドを役員陣を含めて社内でたくさんフィードバック頂きました。

  • 入社後数ヶ月の段階で「今の業務向いてないかも」とポロッと弱音を漏らした時には同僚から「向いている向いていないとか関係なく、やるかやらないかで、そんな気持ちならやめた方がいいですよ」という強烈な一言をもらい、そこからはどんな業務でもまずはやってみることが大切とか、そんな初歩的なこともスタメンで教えてもらったりしていました。

  • 社内制度としても「役員食堂」という役員とランチ・ディナーをしながら1on1をする制度があり、何度も利用して今の自分に足りないところや経営陣の視座について学べる成長環境が本当に最高でした。

  • この辺りは行動指針のTalk Straightにもあるように、本音で話すこと・素直に表から受け取るというカルチャーを大切にしており、「ヒト」ではなく「コト」に向かうことの重要性を社内で多くのメンバーが発信していることも大きいと思います。

信用ではなく信頼による抜擢を重要視している

  • ベンチャー企業はよく上記で紹介したように成長環境がありますよ。というPRや学生の方からも成長したいのでベンチャー企業を志望していますというお話を聞くことがありますが、反対に大企業に成長環境がないのかというとそんなこともないです。

  • 大企業でもバリバリ成長して活躍している人を見ているので、成長環境自体はどの会社にもあると思いますが、成長するために欠かせないのは「コンフォートゾーン」ではなく「ラーニングゾーン」に身を置くことだと考えています。

  • その「ラーニングゾーン」に身を置くために必要なのが新しい挑戦であり、スタメンでも役職だけではなく新規PJへの抜擢・新規事業責任者への抜擢なども含めて、新しい挑戦機会を獲得できる環境が多数あります。

  • その時に会社の方針として、「信用」ではなく「信頼」による抜擢をしているのがスタメンの特徴です。

  • 信用をもとにした抜擢とは過去の評価に最大焦点を当てたもので、●●という実績があるから、次は●●を任せるというように、過去の延長戦から抜擢を考える形になります。

  • 信頼をもとにした抜擢とは、上記に未来視点を加えた考え方であり、過去の出来事・実績に将来への期待値を込めて抜擢するという考え方になります。

  • この考え方の違いは大きく、信用をもとにした抜擢は信用を失うリスク(減点主義)も感じやすく、それであれば失敗をしない領域で戦う方がお得かもと考えるマインドを育てやすいと思います。

  • 信頼をもとにした未来志向の抜擢を重要視しているからこそ、期待値込みの背伸びをしたチャレンジ(加点主義)を促進し、仮に失敗をしても再起を図りやすいカルチャーを創出することに繋がっていると感じます。

さすがに魅力紹介の部分は熱が入ってしまい、長文になってしまいましたが、この4年間でたくさんのフィードバックと信頼して任してもらう機会をもらいました!ありがとうございました!!

4年間の総括について

スタメンではコーポレート部3人目のメンバーとして入社し、経理労務→総務労務⇨人事採用を経験してきました。また、入社から2年後にIPOするなどコーポレートとして急速に成長する事業と向き合いながら内部統制を構築する過程にも携わることが出来ました。

また各分野のプロフェッショナルの方々やコミュニティから多くのことを教えていただきました!

最初に参加した総務コミュニティのイベント-SOU-MU NIGHT

労務仲間がたくさん出来たSmartHRさんのコミュニティ

次は創業期のベンチャーで事業成長を支えるバックオフィスの構築に取り組みます!!

スタメンでの4年間で起業家のビジョンを叶えること、成長事業を加速させるためにバックオフィスとして貢献することの奥深さを知り、まずは自分でも0→1のバックオフィス構築ができるような力を身につけていきたいと思います!

最後になりますが、スタメンの皆様だけではなく、スタメンを通して出会ったすべての皆様に感謝しております。名古屋にも魅力的なベンチャーが増えている今の時代、スタメンという選択肢がある時代、に生まれてきて本当に良かったなと思います!

本当にありがとうございました。






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