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機密天使タリム

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人類終焉の日を巡る、ドタバタ青春ラブコメアクション。
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2022年6月の記事一覧

機密天使タリム 第五話「あなたと家族になりたいの!!!」

機密天使タリム 第五話「あなたと家族になりたいの!!!」

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1998年9月、自宅

『あのさあ』
「うん?」

 日曜日。僕とタリムが家のリビングで横に並んで座布団の上でテレビを観ていると、タリムが話しかけてきた。
 当たり前のように家にいるが、コイツの気が済むまでは……一緒にいるのも慣れてきたしな。
 
「おやつなら三時になってからにしろ。あと三十分の我慢だ」
『私をなんだと思ってるの?!
いつもハラペコのワンコか?!』

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機密天使タリム 第4.5話 期間限定公開「人生最高の二つのプレゼント」

機密天使タリム 第4.5話 期間限定公開「人生最高の二つのプレゼント」

タリムの誕生日記念で限定公開。
本来は終盤で明かされる予定の過去エピソードです。

今話は過去編の後、第一話が始まる直前のお話。
過去編(第四話)はこちらから。

1998年6月15日、機関

『……二ホン?』
「ああ、今日からこの国で過ごすんだ」

 私の護衛、黒鵜先生がそう言った。

『私って、この間までどこの国にいたの?』
「機密事項だ」
『えー……。どーせまた、ほとんど外に出られないんでし

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機密天使タリム 第四話「コード:Typeα-11M(Talim)」

機密天使タリム 第四話「コード:Typeα-11M(Talim)」

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1998年9月

 茨先生は僕を他の部屋へ連れて行き、話を始めた。
 タリムはついてこなかった。

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1990年(八年前)

 現在のタリム達が住む町から少し離れた山奥に、隕石が落下した。
 黒鵜、茨、アズニャル博士が所属する機密機関はその調査をすべく、準備をしていた。

機関施設

 黒鵜と、金髪の優男……カー

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機密天使タリム第三話『私の力は、守るためにある』

機密天使タリム第三話『私の力は、守るためにある』

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1998年9月

動物園に行ってから、翌週の放課後の学校廊下

「タリム、今日は買い物寄ってくぞ」
『わーい、おせんべー』
「炭水化物ばっかり食べるんじゃありません!!!」

 なんだかんだでコイツの世話にも少し慣れてきた。
 手間のかかる妹だと思えば可愛くも……。

『ほんと、ママみたいなおじさん。略してママオジ』
「全然可愛くねえ!!ママオジ呼ぶな!!」
『えー、しつれいですよ

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機密天使タリム 第二話「校長の頭部へのリーサルヒット禁止が校則になった話」

機密天使タリム 第二話「校長の頭部へのリーサルヒット禁止が校則になった話」

第一話はこちら。

1998年8月末

 タリムが転校して三日目の朝。
 まず起きてテレビをつけて、ニュースを流す。

”近年、アマゾンの密林が大量に減少し……”

”次のニュースです。
~町の××社で大規模な暴動が発生しました。
過酷な労働環境への反発とみられています。
先月、従業員の自殺者が出ており警察は一連の関係性を……”

「え、この町じゃないか……。
物騒なニュースがあるんだな」
『……

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