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【cinema】ホーリー・キャンプ

2017年80本目。ラテンビート映画祭1本目。

やっと、やっと、ラテンビート映画祭の感想にたどり着けた…!

この映画にジャンルをつけようと思うと、盛りだくさんすぎてどうしようという感じ。

私ね、この映画、そんなに期待してなかったんです。何、ホーリー・キャンプって。よくある若い子の青春映画なんだろうなと。

で、見た後すぐのツイート→
“あかん、今の「ホーリーキャンプ」の衝撃が強すぎて、あとの3本観れるだろうか。青春・恋愛・ミュージカル・ドラマ・ガールズムービー且つそんなジャンルあるんかさえわからんけど、ちょっと神様讃える系。これさ、私はめちゃめちゃ笑えて泣けて感動したんです。夢に向かって悩み進む女子に見てほしい”

歌が大好きな十代の女の子マリアとスサナは教会のサマーキャンプに参加する。キャンプには古い慣習を守ろうとするシスターや、本心をさらけ出せない内気なシスター、ミラグロスがいた。マリアとスサナは堅苦しい教会の規律に反抗し…。(ラテンビート映画祭の公式サイトより転記)

ストーリーはね、もうハチャメチャ。マリアとスサナは、イマドキの高校生だし、イケてるか、イケてないかって言ったら、絶対イケてる方。フツーに過ごしてたら、何てことないミーハー女子高生なだけなんだけど、マリアはふと気づく。あれ?何、この空虚な毎日。で、「幻覚」を見る。ホイットニー・ヒューストンを熱唱するオッサンの。このオッサンが文字どおり、タダモノではなくて。

マリアだけかと思ったら、スサナもスサナでふとした瞬間に、自分の本当の気持ちに気づいてしまう。私、シスターミラグロスが、女性が好きなんだと。

今までのほほんと過ごしてきた自分が、パッと立ち止まったとき、それまで幸福だと思ってきたことがそうも思えなくなって、ある種の絶望感に打ちひしがれる。だけど、周りに勇気づけられて、彼女たちは前を向いて進んでいくんです。

音楽もサイコーだし、めちゃめちゃ泣けて切なくなるのに、大笑いできるし、夢中になって見たよ。

神様の存在って、私からしたらそこまで重要視してないし、多分これからもそんなことは起こらないと思う。カトリック国だから理解できる云々とかあるよね。でもそれを抜きにしても、神様って尊い!と思えてしまうんです。これ、スペイン本国ではどんな感じだったんかな。ミュージカルも本場で見てみたい!

何を言っても陳腐にしか聞こえないかもしれないけれど、すっごくすっごく良くて、多分その時の私にハマった映画でした。

今でもマリアの歌声が耳に残っている。一般公開されるといいな…。胸がキュッと締めつけられて、でもノリノリで観れる作品でした。

見るだけで楽しくなるポスターを全部貼りつけてみたよ。

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