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読書日記|0717-0723




0717

眠い。海の日だからといって仕事が休みになるわけでもなく、しかし比較的のんびりとしていて、梅雨用に展開していた棚の入れ替えをする。暑くて、暑くて、肌が痛い。眩しい。これだから夏はすきになれない。帰ったら玄関にとうもろこし、きゅうり、オクラ、真桑瓜が届いていた。真桑瓜は冷蔵庫で冷やしているものと合わせて六つになった。うれしい。人の優しさが染みわたっていく。お返しに、農家さんにパンを焼く。




0718

おまえら全員一旦黙れと思って、それで嫌なことを口にした。そしたらなんか重だるくなって言わなきゃよかったと思った。振り回されていると思うことの傲慢さ。いや、でも、だってと言いたくなって、口を塞ぐ。あの子はお嬢様だからとか、あの子はわがままだからとかで、いろんなことを許してもらってる人をみると腹が立ってくる。その代わりに折れなきゃいけない人の気持ちになってほしい。深く息をして、猿どもめ、と心のうちで舌打ちする。うっぜぇ〜。猫に会いたい。はやく家に帰りたい。


帰って、すこしお高いわらび餅を食べた。猫を触り、夫と話し、本を読んだ。





0719

暑い。朝から蝉の声がする。どこにいたって、ここになって、ここから逃げたって、ここになって、泣きたくなって、チューペットを食べたけど、ただ甘いそれは何味かもわからず、また泣きたくなった。もう食べない。

夕暮れ時に夫とスーパーへ行き、食料を買い込む。猫は今日も元気で、犬はお腹を壊した。




0720

『ジーキル博士とハイド氏』を読了。

感情なくすすんでいく、という言い方が正しいかはわからないが、ただ淡々とすすんでいく中で、ヒヤリとした恐ろしさを感じる。良い自分であろうとすることで窮屈になり、どこかで解放するもう一方の自分がいる。どちらも自分で、どちらも制御が効かず、暗闇の中にどんどんと突き落とされていくわけだからまるで救いがない。


呪術廻戦、切なさよりも、動いている彼らを観れることが嬉しくってたまらなかったのは第一話だけで、もうそこからは永遠に地獄で毎回泣いてしまう。何度も読んだはずなのに、もう少しで手の届くはずだった、助けられるはずだった命を奪われ、信じてやまない親友が死んだと知らされた夏油の絶望を肌で感じるたびに、何度も頭を抱える。いやだな、もうほんとうにいやだな。こんなん高校生に抱えきれるわけないやろ。パパ黒は相も変わらずイケメンで結婚したいとおもうけれど、「私たちは最強なんだ」という夏油五条のなんの根拠もない思春期らしい若さ溢れる脆い絆をいとも簡単に壊して絶望させてくるからもう本当に……しかし顔もよく、肉体美もよく、こんなクズ野郎なのに、女一人に夢中になったパパ黒を嫌いになんてなれるはずもなく(少女漫画脳)、はぁぁぁぁぁ………渋谷事変耐えられる自信がない。あと当たり前のようにじゅじゅさんぽがあると思っていたのに、ふつうになくて、わりとショックなのは私だけじゃないよね。もういいからさ、なんでもいいからさ、みんな幸せでいてよ。くだらないことで笑っててよ。





0721

母の誕生日。桃のホールケーキを買って、みんなで食べた。夜、佑季さんと電話。完全な呪いによって遮断された通話に笑った。ふらりと電話ができる友人がいるの、とても嬉しい。またしよう。


海外古典文学を読んだ時に同時に読む本があって、それは『刑務所の読書クラブ』なのだけど、ちょうど『ジーキル博士とハイド氏』もこの読書クラブで読まれていたので久しぶりに開いてみた。

次の海外古典文学は、ポーの『黒猫』を読みたい。




0722

暑いけど、カラッとしていて良い。しかし暑い。溶けてしまいそう。仕事はドタバタしていたけれど夏休みという感じで浮かれた学生がとてもよかった。


トマトがとれすぎているので夜に冷製パスタを作ったら美味しかった。




0723

待ちに待った、赤髪の白雪姫の最新刊を読んだ。ヒサメ推しの全私が昇天したことをここに記しておきます。




それでは、また。

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