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女性の上昇婚志向を示すデータまとめ


・2019年9月5日 発表『内閣府 少子化社会対策に関する意識調査4 調査結果(詳細)』

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h30/zentai-pdf/pdf/s4.pdf

p68(pdf番号では39)
図表4-1-35 結婚相手に求める年収

男性はどの年収層でも「年収は関係ない」を選んだ人の比率が高い。一方で女性は自身の収入が上がるにつれ、それよりも1段2段上の収入を男性に求めている。

また、男性の低収入層は、女性が求める収入として一切回答していない(=全く相手にされていない)。その範囲は女性自身の収入が上がるほど広くなる傾向がみられる。


・男女共同参画局『結婚と家族をめぐる基礎データ』

https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/10th/pdf/1.pdf

男性の既婚者、未婚者それぞれの年収割合
女性の既婚者、未婚者それぞれの年収割合

表に記述の通り、男性は既婚者の方が年収が高く、女性は未婚者の方が年収が高いという逆転現象が起きている。

男女それぞれの既婚者の年収割合
男女それぞれの未婚者の年収割合

既婚、未婚別で見ると既婚者は男性の方が明らかに収入が多いのに対し未婚者では男女差があまりない。つまり、収入の多い男性が結婚相手として選ばれる一方で女性と収入が大差ない、若しくは女性より収入の低い男性は結婚相手として選ばれにくいという傾向がはっきりと見て取れる。


・東洋経済『20~39歳男女が結婚相手に求める譲れない条件』

25~34歳の男女に対して、自分と同等かそれ以上の学歴・収入などの異性と結婚したいかたずねたところ(既婚者は結婚前の意識について回答)、女性のほうが自分と同等かそれ以上の学歴・収入などの異性と結婚したいという割合が高くなっています。

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・東洋経済『東京は高給女と低収入男の「未婚アリ地獄」だ』

記事内掲載グラフより

そもそも、高年収女性の未婚率が高い要因のひとつは、女性の上方婚志向があります。自分より年収の高いハイスペックな男性を求めがちです。しかし、そうそう高年収男性がたくさんいるわけではありません。結局、高年収女性ほど対象者が減り、結果未婚化に陥るという話です。「高収入のソロ女が専業主夫として低収入ソロ男を養えばいい」というコメントをいただいたことも多々あります。
しかし、現実はそう簡単にマッチングされません。自ら稼いで、経済的に自立しているソロ女の特徴として、考え方が男性的規範に縛られてしまいがちです

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・東洋経済『理想より「稼げない」恋人に対する彼女の決断』

記事内掲載グラフより

25~34歳の未婚女性に対して、結婚相手に希望する最低年収額を尋ねたところ、本人の年収が高いほど相手に求める年収額も高くなることがわかりました。たとえば、相手に400万円以上の年収額を希望する割合は、年収200万円以上300万円未満の女性の56.5%、年収400万円以上500万円未満の女性の87.0%となっています。
一方、本人の年収が100万円未満の未婚女性の約2割は、結婚相手に「収入は問わない」と回答しています。

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25~34歳の未婚女性に対して、自分が結婚相手に希望する最低年収額を下回る男性との結婚についてどう考えているかを尋ねたところ、結婚相手に800万円未満の年収を希望する女性の約1~2割は、その男性とは結婚しない(「そのような人とは交際もしない」+「そのような人と交際はしても結婚はしない」)意向でした。
さらに、結婚相手に最低800万円以上の年収を希望する女性の約3人に1人(34.9%)はその男性と結婚しないと考えているようです。そもそも交際しない、と回答している人も14.3%います。この割合は、最低800万円以上の年収を希望する女性だけが突出しており、相手に高い年収を求める人にとって、結婚を決めるうえで相手の年収が大きな比重を占めていることがうかがえます。

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・PR TIMES 『「自分より年収が上の女性/下の男性との結婚は?」についての意識調査を実施』

<ポイント>
・男性は半数以上が自分よりかなり上でもOKとしているのに対し、女性はわずか2%未満。
・半数以上の女性が自分より収入の低い男性は考えられないと回答。
・全体的に、女性は男性に自分より多くの収入を期待する。
・全体的に、男性は自分の収入に対し、相手の収入は気にしない。
・男性と女性では逆の結果となった。

・10年前と比べて男女の意識はあまり変わらないが、男性に一番多く選ばれた
「かなり上でもOK」、女性は「考えられない」の割合が増加した。
・かなり上でもOKという男性は価値観として相手の収入に捉われたくないという考えが多い。
・考えられないという意見の女性は、自分自身の低収入への不安によるものが多い。
・通常のアンケートに比べ、女性の回答率は約2倍となり、本調査への関心度の高さがうかがえる。

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※女性の「考えられない」の要因が自身の低収入による不安とされているが、他のデータも参照すると仮に収入があっても同じような調査結果になるのではないだろうか

・BBC 『Why promoted women are more likely to divorce(昇進した女性が離婚する可能性が高い理由)』

So how might women aiming for top jobs mitigate their chances of entering into a relationship that destabilises when they reach the top of their career ladder?
Rickne points out that, even in egalitarian countries like Sweden, women still tend to marry older men who start out having more money than them, harking back to traditional “prince in the fairytale” narratives that “try and teach us to find as successful a husband as possible”.
“High-income high-status women – they don’t marry a low-income man who wants to be a house husband. They tend to seek an even more high-income husband. But thinking forward to your possibilities in the labour market, this might not be ideal,” she argues. “Maybe try and get into a more egalitarian relationship from the start.”

文中より引用

では、トップの仕事を目指す女性は、キャリアのはしごの頂点に達したときに不安定になる関係に入る可能性をどのように軽減できるでしょうか。

Rickneは、スウェーデンのような平等主義の国でさえ、女性はまだ自分よりも多くのお金を持ち始めた年配の男性と結婚する傾向があり、「おとぎ話の王子」の伝統的な物語を思い起こさせます。 可能な限り夫」。

「高収入の地位の高い女性–主夫になりたい低収入の男性とは結婚しません。 彼らはさらに高収入の夫を探す傾向があります。 しかし、労働市場でのあなたの可能性を前向きに考えると、これは理想的ではないかもしれません」と彼女は主張します。 「たぶん、最初からもっと平等主義的な関係になってみてください。」

上記文をgoogle翻訳

海外でも似たような傾向がある事が示されている。「女性が上昇婚をするのは、海外と違って女性が働ける環境が整備されていないから!女性が安心して働けないからだ!」とする反論が嘘だと分かる。

今後もデータを確認次第、更新予定

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