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基礎練習が楽しくなる4スタンス理論

基礎練習って好きですか?
僕は大好きです、基礎練習。

昔は嫌いでしたが4スタンスを知って好きになりました。

4スタンスを学ぶとどんな種目も
基礎練習がどんどん楽しくなります!

自分本来の能力をジャマしている
ブレーキが分かるようになるので

できないときにがむしゃらに
反復練習するのではなく

なにを変えてなにを変えないべきか
明確にして前にすすめます!
#4スタンス理論 #骨理学

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なぜ基礎練習がきらいなのか

上手い人に「基礎練習は大事ですか」って聞くと、たいてい「大事です」って返ってきます。でも基礎練習きらいな人も多いですよね。

理由の多くが「つまらない・楽しくない」だと思います。
楽器の基礎練習より曲のほうが楽しかったり、スポーツもゲーム練習の方が楽しく感じるみたいな。

じゃあなんで基礎練習がつまらないかというと、「やらされてる感」がおおきな原因かもしれません。

上手くなるために「やらなければならない」とか、毎日の「ノルマ」として義務感があったり。

やらされてる感が強くなるとやる気がなくなります。
小さいころの宿題でみなさんご存じだと思います。

「あんたもう宿題やったの?」
「今やろうと思ってたのにややる気なくなった!!!」

基礎練習はカンタンじゃない

基礎とか基本ってたいてい最初に習います。
だから難易度が低いとおもっている人もいます。

これも基礎練習を嫌いになる理由の1つかも。
単純労働をさせられているような気分。

でも実際は基礎練習って難しいですよね。
私の先生はよくこんなことを言っていました。

基礎・基本はカンタンだからではなく
たいせつだから基礎・基本なんだ

基礎練習を楽しくなくさせている犯人は、「基礎練習はカンタンな単純労働だ」という思い込みかもしれません。

基礎練習が難しいと理解するのも難しい

例えばフルートで有名なこのエチュード。
個人的にすごく好きなので時間がない時は
これの内容だけやるようにしています。

最初に先生からこれを渡されたとき、
音数少なくてカンタンそうだなって思いました。
音階だけなら始めたての中学生でも吹けるものも。

でも実際に吹いてみると気を付けることがたくさんです。
後半はどう考えても"初級"じゃない難易度だったりします。

これが難しいと気付くためにはそれなりに
基礎練習をやりこまなければ分かりません。

エチュードが意図する息のコントロールや
必要なリズムのニュアンスを正確に出すためには
自分の能力を理解している必要があるという逆説。

ちなみに私の演奏レベルではこのエチュードの本当の難しさはまだ理解できていないように思います。

4スタンスが助けてくれるもの

基礎練習や反復練習の目的は色々ありますが、
動きの再現性を高めるってのもあると思います。

しかし反復練習で動きが安定してきても
数日あくとすぐ感覚を忘れた経験はないですか?

じつはこれ、自分のタイプに合わない動きを
反復で無理やりつくっているときに起こります。

人間の体はそれなりに余裕があるので少しは
骨のレールを無視して筋肉で無理できます。

骨格を無視した動きは体が拒絶反応を起こし
どんどん忘れようとするから感覚も長続きしません。

対して自分の骨のタイプに合った動きは
習得も早くて、かつ、すぐには忘れません。

基礎練習が楽しくなる理由

今まで動きに再現性がないと思っていた人も
自分のタイプが分かると一瞬で安定感抜群になります。

動きの再現性は反復練習ではなく準備で決まります。
体が毎回おなじ動きをできるように準備をすることが大切だと気付きます。

おなじ動きとは"物理的に"同じという意味ではありません。
スポーツでも音楽でも全く同じシチュエーションは2度はない。

"同じ"とは微妙なバラツキを意識しなくても、
最適な動きが勝手に出てきてくれる状態です。

無意識に違う動作で同じ結果を得たときに、
感覚的には同じ動きをしたと感じるのが理想です。

自分のタイプに合う状態を先に作っておけば
体を思いどおりにコントロールしやすくなります。

すると基礎練習は動きを安定させるためだけの単純労働ではなく、自由自在な工夫の時間に変わります。

4スタンスで安定した動きを先にゲットした状態で、
音色・ダイナミクス、球質・コース・回転など本来の基礎練習に進むことができます。

やればやるだけ自分の課題が見つかり、
その課題を順にクリアしていく楽しみを感じられます。

さいごに

多くの人が基礎練習だと思っている時間は
そもそも基礎練習ではないことが多いです。

自分の体を自分でコントロールできていないので、競技や音楽に入る手前で足踏みしているだけです。

自分の体を思いどおりに動かすためのトレーニングを基礎練習のすべてだと思うのはもったいないです。

そんな苦痛の時間はは4スタンスでショートカットしてしまいましょう。

スポーツならスポーツの、音楽なら音楽そのものの技術や表現や戦術に時間をかけてほしいと思います。

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