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記事一覧
【昭和歌謡名曲集60】ハロー・グッバイ 柏原芳恵
異質なアイドルだった。例えば、「ハロー・グッバイ」のイントロの振り付けは、手を後ろで組んで、肩をかわるがわるぴょこぴょこ上げるというものだが、ここで既に違和感があった。そう、芳恵はアイドルにしては大柄なのだ。実際に大きいかどうかは知らないが、印象としては。そのでっかい芳恵がちっちゃい女の子の仕草を真似てるような。それ、ちっちゃい女の子がやってこそカワイイのだぞ。君には君に似合う振り付けがあるはずだ
もっとみる【昭和歌謡名曲集59】帰れない二人 牧瀬里穂
井上陽水「心もよう」のB面なのだが、こちらをA面にした方が、みたいに言われた名曲。陽水もいろんな人と歌っているが、違う人がソロでいっぱい歌ってるのが聴けるのが、映画「東京上空いらっしゃいませ」。この曲を、陽水、清志郎、加藤登紀子、憂歌団、牧瀬里穂が歌っている。それぞれの持ち味ある歌い方で、歌だけで痺れた。相米慎二監督作品。
ただ、観た当時は感激もんだったが、後で見返すと、牧瀬里穂が下手過ぎた。せっ
【昭和歌謡名曲集56】バス通り 甲斐バンド
若い時の甲斐さんの声はいい。甘い。ボーカルで声がいいのは、やはりとてつもないアドバンテージである。サッチモ(ガマガエル)みたいに、声の悪いのを売りにする場合もあるが、無理して声を潰すことはないと思う。もんたさんとかバービーの杏姉さんとか、海で大声出して喉を潰したとか聞くと、気の毒に思う。声を悪くすることはできるが、よくすることはできない。若い時の甲斐さんの声は、誠に色っぽい。「裏切りの街角」は、ホ
もっとみる【昭和歌謡名曲集54】20世紀の終わりに ヒカシュー
いや、いいなあ。素晴らしいなあ。巻上公一は天才だなあ。一時期、馬鹿みたいにヒカシューばっか聞いてて、お前おかしい、とか言われると思ったら、周りみんな好きで笑った。音楽は真面目にやるもんだ、みたいな純文学的ロック馬鹿みたいな奴には、この楽しさわからんだろうなあ。うん。巻上公一はん、充分真面目で、音楽愛してる。オイラには伝わった。
【昭和歌謡名曲集51】タイムマシンにおねがい サディスティック・ミカ・バンド
前、「すきやき」以来、初めて海外で評価されたのがYMOと書いたが、ミカバンドを忘れていた。
「タイムマシンにお願い」は、50年前の曲である。全く信じられないカッコ良さ。
加藤和彦。高中正義。高橋幸宏。ミカ。その他、私でも知ってる才能が集っている。日本というよりイギリスで大変な人気になったという。
ミカさんが、イギリスの音楽プロデューサーと仲良くなって、加藤さんと離婚したんで、解散になったとか。よく