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【読書術】本の内容を記憶する為に必要な準備


本ってその場で読むと覚えた気になっちゃうけど、いざ思い出そうとすると

全く思い出せないって事多いですよね。

私もこのnoteを書く時、全然思い出せなくて本を見返す事ばかりです。

それでもこの準備をしておくだけで、覚える作業がスーパー捗ります。

別の記事でも読書術について触れてます。よければそちらも読んでみてください。



1. キュリオシティギャップ(Curiosity Gap) を応用

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このたった3ステップの準備を踏めば、記憶力が爆上がりです。

これは「自分の持っている知識」と「本に書かれている知らない知識」の差

を意識することで好奇心を刺激して記憶に残りやすくなる方法です。

私が読んだ読書術に関する本で当てはめてみましょう。

・すでに知っていること

・読書は飛ばし読みで大丈夫
・目次で読みたい項目を読むのが良い
・読んだ後は何かしらの形でアウトプットすると覚えやすい
・読書はイッキ読み<休憩をしながらの方が良い

・目次を見て興味、関心のあるところ

・メンタルマップ
・好奇心を刺激すれば記憶力があがる                      ・読みながら自分のなかの関連する記憶や体験を探れ
・頭の良さは説明力で決まる

ここで自分の興味のある分野がはっきりして、好奇心を刺激します。

この状態にコンディションを整えることで、記憶力や理解力もアップします

この効果と同時に、読まなくても良い部分も明確になるんです。

興味ある部分だけ読めばいいんです!


2. なぜキュリオシティギャップがおすすめなのか

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もうこれに尽きます。好奇心=記憶力アップです。

好奇心によって脳内の報酬系という部分が活発になります。

これは記憶を司る海馬という部分に隣接していて、そこも一緒に活発に

なることが実験で分かったんです。これが記憶力が上がるメカニズムです

次の段落ではその具合的な提唱者と実験について触れていきます。


3. キュリオシティギャップについての解説

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キュリオシティギャップを使った手法を提唱しているのは

スタンフォード大学ビジネススクールのチップ・ヒース教授です。

彼が提唱した根拠は、2014年カリフォルニア大学デイビス神経科学センター

で行われたチャラン・ラングナー氏とマティアス・グルーバー氏の実験です

この実験では被験者の学生に100問のトリビアクイズを出題しfMRIを使って脳の働きをチェックします。

様々な分野でトリビアクイズを出題した結果、以下のような傾向が出ました

・質問とのその答えを聞いて、脳の好奇心を司るエリアが活性化した被験者は71%の確率で答えを記憶した。 
・好奇心エリアが活性したと同時に海馬も活性化する傾向がみられた。 
  ・これらの結果から、文章の結果を残すには好奇心によるドーパミンの分泌が大きな影響を与えていると考えられる。

これらの結果から健康な高齢者の記憶力の改善や、記憶障害の患者の治療、

学習や職場では管理者が好奇心を使ったアプローチをすれば意欲が向上する

可能性があると見ています。

4.まとめ

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なかなか本の中身を記憶できない人は、

自分の好奇心を刺激してスポンジのように吸収できるコンディションを作る

ことが大事です。これでがっつり読書を楽しいものにしていきましょう。

記事内に実験や著書のリンクを埋めているのでチェックしてみてください。DeepLと併用すれば論文も爆速で読めちゃいます。

自粛期間中ですが楽しい読書ライフにしましょう!


出典; Curiosity helps learning and memory

ーDavis Center for Neuroscience, University of California

出典; Made to StickーChip Heath

出典; 知識を操る超読書術ーメンタリストDaigo

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