【読書術】説明力を上げる3つの方法
説明力を上げたい、という方は多いと思います。
会社でのプレゼンテーションをする時や、新人に業務を教える時など...
つまり何かを「自分の口で」相手に教えるときに説明力は求められます。
私も普段記事の内容を考えながら、どう伝わるか悩みながら書いています。画像を使う手段を取ったのもその為です。
今回はそんな説明力をもっと上げてみたい、具体的な方法を全く知らないという方に向けて
「説明力も読書後の記憶力も上げちゃう方法」について紹介していきます。
1. なぜ読書で説明力を上げられるのか
読書で説明力も上がるということは本当です。
ワシントン大学の実験では「読書する際に、教えるつもりで読む」ということをしただけで、記憶への定着率が28%上がったという結果が出たんです。
まず、頭の良さというものは、説明力で決まると言っても過言ではありません。
持っている知識をアウトプットする(ここでは説明すると同義)ことで自分の能力が磨き上げられます。
説明力アップには読書も必須になってきます。
2. 説明力を上げる3つの方法
ここからはおすすめのアウトプット方法を紹介します。
2-1. 説明力アップの方法① テクニカルタームを使う
ここからはアウトプットです。テクニカルタームというのは「専門用語」の事を指します。
つまり、専門用語を使ってまず興味を引くことが説明力アップに繋がります。
自分で説明する時に、テクニカルタームを短く投げるだけで、相手の頭には「今の言葉って何だろう」と疑問が残ります。
疑問を持った時点で記憶に残りやすいコンディションに脳が機能します。
これは「キュリオシティギャップ」という心理的作用が記憶力に大きく関係しているんです。
キュリオシティギャップというのは「好奇心を刺激すると記憶力が上がる」という手法です。
好奇心によって活性化する脳の場所が、記憶を司る海馬の位置と近く海馬も活性化して記憶力が上がるんです。
先ほどの「疑問に思うこと」も好奇心が活性化されています。
ここで分かりやすい説明を入れることで、相手の記憶にも残りやすいというメリットもあります。
たった今、さりげなく「テクニカルターム」を使ったのが分かりましたか?
キュリオシティギャップというテクニカルタームを使って、テクニカルタームを使うメリットを説明したんです。かなり紛らわしいですね。
でも上の例を読んでなんとなく分かったと思います。
相手に興味を持たせることで説明力と記憶力は各段に上がります。
2-2. 説明力アップの方法② 例え話を使う
テクニカルタームの解説は、「例え話をする」方法が
一番わかりやすく相手に伝わります。
また、自分で説明する時に「どのような例え話をしよう」
と思考することに意味があります。
例え話を考えるだけでも自分自身の勉強になり、理解力や記憶力のアップに繋がります。
もし、例え話が浮かばない場合はその本の入門書を読んでみるとわかりやすい例が出るかもしれません。
特に「マンガで分かる〇〇」の系統の本は非常にとっつきやすいです。
例え話をする前に、自分の経験で例えられないかなと考えながら本を読むこともおすすめです。自分の記憶力アップに繋がります。そうすることで自分事に変わり、覚えやすくなります。
これは別の記事でも触れているのでこちらから読んでみてください。
2-3. 説明力アップの方法③ データや出典を使う
テクニカルターム、例え話をに加え「データや出典」を盛り込んでみましょう。データがないと説得力に欠けます。
大学の課題や論文ではこれは当たり前のように求められました。
私が高校時代で書いた作文では、出典やデータがないのに決めつけて書くことが多かったです。
VTR一つ見ただけで、「沖縄基地問題に反対してる人が多い」や「制服の私服化を求めているのは生徒の総意だ」とかですね。
しかし、その意見を「全体の何割が制服の廃止、私服登校を求めている」というアンケートなどがあればまだ説得する際の材料になりますよね。
なので、「自分の意見として」言うと反論が出る可能性があります。それはデータを使って紹介するだけであればノーダメージです。
本から得た知識やデータ、テクニカルタームをアウトプットに役立てれば、説明者への印象がスマートなものに変わります。
3. 伝え方を学んで自分の説明力と記憶力をどんどん上げていきましょう
ここまでの内容をまとめると画像の通りです。
読んだ本というのは、私たちの大切な知識という財産になります。これは読んだ小説にも同じことが言えます。
小説で自身の経験やテクニカルタームを使うことはとても難しいですが、要約の練習として人に話すことも説明力アップ、アウトプットのトレーニングになります。
本に基本的にハズレはないと思っています。自分の読むときのコンディションや準備が必要だからです。
段階を踏みながらでも良いと思うので少しずつアウトプットして説明力を上げていきましょう。
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