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大企業によくある服装規定は、リモートワークでどうしてる?CVCメンバーに聞いてみたら、PCカメラの話で盛り上がった件

服装規定(ドレスコード)がある企業で働いている人って、リモートワーク時はどんな服を着るんだろう?そんな疑問をCVCメンバーに聞いてみたら、意外な話に発展したのでシェアしたいと思います。

セルフビズ開始!と思いきやコロナでリモート中心に…

こんにちは。東芝テックCVC、note担当の上野です。

ビジネスマナーの一つとして、服装、髪型、装飾品などの「TPOをわきまえて」という言葉をよく聞きますが、かくいう、東芝テックにも服装規定が存在していて、私も転職する際には、気にかけたのを覚えています。

そんな中、昨年当社も働き方・意識改革を促すために「セルフビズ」(ドレスコードの廃止)が導入されました。

※「セルフビズ」とは、年間を通して各自の判断で服装を自由に選んで勤務する施策。一人ひとりが形式的な考えを排除し、より自由で活性化した自己管理を目指したワークスタイル・イノベーションです。

本来であれば、ドレスコードがなくなったことで社内の人たちの服装に変化が生じ、“隠れオシャレパーソン”の存在が明らかになったり、改めてスーツの良さに気づいたりと、いろいろな気づきや感想を知ることができたはずです。

しかし、コロナでリモートワーク推奨のワークスタイルになっていたため、セルフビズの効果を実感する機会がなかなかありませんでした。

セルフビズ、どうですか?CVCメンバーに聞いてみた

そこで、CVCメンバーにセルフビズ導入後の服装についてリモートミーティングで質問してみました。

すると返ってきた答えは…

もともとビジネスカジュアルだったから全く気にしていなかった
おれは入社初日しかスーツ着てこなかったよ

といったもの。そう、CVCチームはほとんどが中途採用メンバーであることや、スタートアップ企業との交流が多いこともあり、相手先の状況に合わせつつ、基本的にはビジネスカジュアルが日常だったのです。残念ながら、参考になる意見は全く聞くことができませんでした;汗)

(むしろ、メンバーの中には「いつもラフな格好ですけど、スーツとか着なくて大丈夫なんですか?」と、スタートアップ企業の方に突っ込まれてしまう人もいるほどでした…苦笑)

セルフビズ導入の目的には、「こうあらねばならない」という凝り固まった考え方を見直すことで、従業員の柔軟な発想を引き出す。という狙いも含まれるのですが、CVCチームメンバーにはあまり必要なさそうです。

服装より気になるのは、カメラのオン/オフ問題

せっかくなので、「服装に限らず、リモートワークで気がついたことはあります?」と無理やり話を広げてみると、むしろリモートワークになって気になるのは、服装よりパソコンのカメラなのだとか。

たとえば、カメラのオン/オフ問題

皆さんはウェブ会議をする時、カメラをオンにしていますか?

CVCメンバーに聞いたところ、スタートアップの方たちは基本的にカメラをオンしてミーティングに参加するケースが多く、一方で大企業は人によってオンにしたりオフにしたりとさまざま。

なので、もしかするとスタートアップの方たちからすると、「大企業には顔が見えない人が多い」という印象を持たれているかもしれない、という意見がありました。

コロナ禍でリモートワークが世の中に浸透し、「ミーティング時はカメラをオンにすべきだ」「カメラオンを強制するのはプライバシーの侵害だ」など、オン/オフの議論をよく耳にするようになりましたよね。一概にどちらが良い/悪いと言えない問題な気がします。

カメラ映りがビジネスマナーになる日も近い?

さらに話題は、「良いカメラや照明を入れるかどうか」問題へ。

あるメンバー曰く、パソコン備え付けのカメラと、外付けカメラでは性能がまるで違うのだとか。ガジェット好きなスタートアップ界隈では、カメラを購入する人も増えているのだそうです。

照明に関しては、「後光っぽく後ろから照明を照らすと貫禄が出るとか、前から照らすと女優っぽくなる(やりすぎて逆に不自然になっている人がたまにいる)なんて話でスタートアップの人たちと盛り上がったよ」なんてエピソードも。

もはや、ドレスコードの話はどこかへ行ってしまいました…。

けれども、これがCVCチームメンバーのリアルな視点であり、スタートアップの方々の関心ごとでもあるようです。

そもそも会社支給のパソコンにカメラが付いていないケースもあれば、カメラの性能を追求してカスタマイズする動きもあり、リモートワークのあり方にもグラデーションが生まれつつあります。

最近はリモートミーティング時にカメラをオンにすることがビジネスマナーとして推奨される傾向がありますが、たとえカメラをオンにしても、照明や加工などを過剰にやりすぎると、見ている相手に不快感を与えてしまうこともあるかもしません。

そう考えると、ドレスコードの先には、相手に配慮したカメラ映りのビジネスマナーなんかも登場するのかもしれないですね。

コロナ禍で急速に浸透しているリモートワーク。これからどんな形で広がり、新たな文化が生まれてくるのか楽しみです。