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東芝テックCVCのこと 記事まとめ

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私たちの日々の活動や出資情報、メンバーの思いなどをまとめています。東芝テックCVCに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです!
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#共創

変革期のリテール業界。スタートアップ参入のチャンスは?

2022年1月22日、成長産業カンファレンス『FUSE』で行われたWebセッション「変革期を迎えるリテール業界の未来と、スタートアップ企業のビジネスチャンス」から内容の一部をピックアップしつつ、セッション中に語りきれなかった内容も合わせてお伝えしたいと思います。 登壇者は当社執行役員 新規事業戦略部長の平等弘二とCVC推進室長の鳥井敦、DNX Ventures Chief Partnership Officer兼Partnerの中垣徹二郎氏。そして、流通業界向け専門誌5誌「

【後編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜相談する時は協業案がないとダメ?それよりも必要なのは〇〇

前回の記事では、スタートアップ企業の方とコンタクトを取るタイミングやきっかけについて投資担当メンバーに話を聞いてみました。今回はコンタクト時に知りたい情報や、スタートアップ企業とコミュニケーションを継続させる方法についてもう少し聞いてみます。 知りたいのは協業案よりも事業のことスタートアップ企業がCVCからの調達を検討している時に、「話をきいてくれるのだろうか」となかなか声を掛けにくいケースがあるかと思いますが、皆さんはどう思いますか? 吉村:興味はあるけれど、東芝テック

【前編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜どんなタイミング・方法でコミュニケーションをとっているの?

私たちは日々、新規事業創出に向けてスタートアップ企業を探索しているわけですが、スタートアップ企業の方からすると事業会社のCVC担当者に声をかけることは少しハードルが高いと感じる場合もあるようです。 「CVCにはどういうタイミングでコンタクトを取ればいいの?」 「協業案がなくても相談できるの?」 といった声も実際にチラホラと耳にします。 そこで今回は投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に、「どういうタイミングや方法でスタートアップ企業とコンタクトを取っているのか」「コンタ

継続的なコミュニケーションを大切に。投資先スタートアップと一緒に、裾野市長へご挨拶に伺いました

ドローンを活用した裾野市の3D地図が完成今年3月に実施した投資先との「裾野市×トラジェクトリー×東芝テック」の共同プロジェクトでは、裾野市御宿新田区及び岩波区でドローンを活用した測量を行いましたが、先日そのデータを用いた3D地図がついに完成しました。 TRJX(※)へ取り込み後の3D Map 今回はドローンで測量したデータに、静岡県が所有する3次元点群データを掛け合わせることで、通常の点群データよりも正確な位置を表せる非常に精度の高い地図を作成することができました。 数

アーリーステージのスタートアップと連携するために私たちが心掛けていること

前回の座談会では東芝テックCVCがアーリーステージのスタートアップへ投資をする際のシナジーの捉え方や提供できる価値について投資チームに話を聞きました。 今回はアーリーステージのスタートアップのバリュエーション評価や事業の途中でピボットするケースについて投資する側の視点でどう捉えているのか、もう少し突っ込んだ話を投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に聞いてみたいと思います。 アーリーステージに高いバリュエーションがつくことのリスクとは?最初にお聞きしたいテーマは、「フィナ

CVCがアーリーステージのスタートアップ企業に投資するのはなぜ?率直な疑問を投資チームに聞いてみた

事業会社のCVCはPMF(プロダクト・マーケット・フィット)の後やプロダクト拡販を迎えるシリーズBぐらいのスタートアップに投資するケースが多く見られます。 どのステージのスタートアップに投資するかは事業会社の状況によって異なると思いますが、スタートアップ側から見ても、アーリーステージで事業会社のCVCに投資してもらうことについて気になるところがあるのではないかと思いました。 そこで今回は、 「CVCがアーリーステージに投資をするってどういうこと?」 「アーリーステージでC

投資先支援プロジェクト:プロジェクト開始から3か月。大企業がなぜスピード感をもって取り組めたのか?

先日、出資先との「裾野市×トラジェクトリー×東芝テック」の共同プロジェクトを紹介しましたが、今回はプロジェクトがひと段落したタイミングということで、プロジェクト推進主要メンバー(勝又、南日)と投資担当の鳥井を交えた振り返りの座談会を実施。投資先スタートアップ企業とのプロジェクト立ち上げの経緯から今後の方向性まで聞いてみました。 ※プロジェクトのレポート記事はこちらをご覧ください スタートアップ企業とのプロジェクトってどうやって始まるの? トラジェクトリーに東芝テックが出資

東芝グループとしてスタートアップ企業に寄与できることは?-「100 Give, 1 Take」の気持ちを大切に。

私たちは東芝グループのオープンイノベーション活動にも積極的に参加しています。東芝グループとしての新規事業創出に向けた取り組みを少しご紹介させていただきたく、今回はゲストをお招きしました。 この度2021年3月に行われたPlug and Play Japan主催の「Winter/Spring 2021 Summit(※1)」で、東芝が「Ecosystem Builder Award」を受賞したということで、東芝グループのオープンイノベーションを推進している相澤宏行さんにnot