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【日本語って素晴らしい!〜ベトナム奮闘記〜】

2007年、初めてベトナムで日本語教師としてボランティアした時に出逢った素晴らしいベトナム人の珍言をご紹介します。

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日本語って素晴らしい♪


...と思いませんか?

当時、はれてベトナムから帰国した私はそう思わずにはいられなかった。


ベトナムで日本語を教えてきて、日本語の豊かさや日本人の奥深さを学んで・・・


それを日本人以上に巧みに使用する異国の兄弟達の話をしようじゃないか。


一人目の彼の名はチュン。


うん、何かが起こりそうだ。


チュン「僕の名前はすずめの鳴き声と同じ、


”チュン チュン”のチュンです。」


(うん、やっぱり)


チュン「唯さんはどこからきたの?」


私「日本からやで!」

チュン「えっ?!そんなはずない!日本人に見えないよ!」


私「じゃぁ何人に見えるの?」

チュン「日本人じゃなくて・・


美人にみえますよ!」

(甘ーーーーーーーーーーい!)


ごちそうさまです。


二人目の彼の名はアイン

アインという名前はクラスに8人はいます。


点呼を取る時、「アインさ〜ん」と呼ぶと、大人数がザッと手を挙げる図がなかなかじわじわきますw


アイン君は2006年からの友達。
彼はなかなかハイセンスなぴっちり横分け(7:3)。

そんな彼の髪型に疑問を抱いた私は、彼に

「アインはどうして7:3なの?」


ときいてみた。


すると彼は大きな声で胸をたたいてこんなことを言ったんだ。

「7:3はベトナムの伝統的な髪型です!」


(ほうほう!!!)


そしていつでももぴっちり7:3な彼。

昨年と同じ質問投げかける。

「アインは何で7:3なんやっけ?」


アイン「ん~わからへん。」

(まさかの関西弁)


私「え?!伝統ちゃうの?!!」


「ん?あ~そうそう、


伝統、伝統。」

(軽っ!!!!)


1年であんたは汚れちまったよ!!


そんな彼、最近ベッカムヘアにイメチェンしてたらしいけど、

2、3日後にはちゃっかり、


ちょっと短めの7:3にリターンしてたそうな。

やっぱ伝統守るしかない彼のサガに乾杯。



3人目の彼の名前はハイさん。


彼のキレイ過ぎる眼には世の中の汚い物は写らない。

私「ハイさん、セクシーな女の子は好き?」

(よく考えたらセクハラ)


ハイさん「?」


私「Sexyって意味わかる?」


ハイさん

「あぁ! 分かります!


sexyっていうのは


布が少ない服を着る女性のことですね!」

(その認識ーーーーー!!!!)


間違ってないよな、うん。

 ハイさんは悪くない。
 ハイさんは悪くない。
 ハイさんは悪くない。

正しすぎる日本語を使うのも考えものだ。


最後のブラザーの名はグォンさん。


カフェに行った際、隣に座ったグォンさん。


彼は終始、反対側の隣に座った友達に耳打ちで

「唯さんはおいしい。
 唯さんはおいしい。
 唯さんはおいしい。


 食べたいけど。。。食べられない。残念です。。」


と耳打ち意味なく私にも聞こえてくる。

訴えたら勝てるでこれ。


たまりかねて、


「グォンさん!ってゆうかさっきから
聴こえてるから(笑)!!」


って言うたら

「すす、すいません!!
ご理解ください!!!」


と言葉巧みに謝罪(笑)


そうか、日本語って正しければ正しい程笑いが生まれるんや!

みなさん、笑いを取りたきゃ

身体張るより日本語学ぼう♪

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