【07】仕事の理解ってどの程度?

今回は企業研究や業界研究の話だよ。

企業の業務内容をきちんと理解してるか、しつこく聞かれたよ。
そりゃあ、うちの会社が何やってるか分かってないような人を
採用しようとは思わない
ことぐらいわかる。
その点で、つゆりは仕事へのビジョンが非常に弱い人でした。
割と意識してビジョンを見ようとしなかった部分もあり、その理由については後述します。

一方、新卒で仕事始めてすぐに辞める人の理由として上がるのは、
仕事が思ってたのと違った。
このように思う人は入社前や就活中に、仕事に対するビジョンがしっかりしていた人。
でもその「しっかり」が現実と違っていた場合に辞めたくなるんだろうね。

私はこの問題は商店街のシャッターの話と似ているな、と思う。

商店街のお店が閉まるようにり、シャッターだけが続く商店街が増えた。
そこの商店街には、シャッターに落書きされる問題が起きた。
グレーの何も無いシャッターに、スプレーで落書きされるのだ。
そこで、落書き対策としてシャッターに絵を描くことにしたのだ。
所謂シャッターアートである。
何も描かれていないシャッターだから落書きしたくなる、を逆手に取って、
絵が描かれているシャッターには落書きがしにくいというものだ。
シャッターアートは落書き防止から始まり、今では広告やアーティストの活動の場として、さらには地域活性化として利用されている。

さて、この話のシャッターをビジョン、落書きを現実に置き換えて、就活に置ける仕事理解について考えてみるよ。

就活生Aさんはシャッターに自分の想像していた未来を描いておりました。
一方もう1人の就活生Bさんのシャッターには何も描かれておりません。
ふたりは入社し、Aさんはその未来が現実になるかと思っておりました。
ところが、会社の方がペンキを持ってシャッターの前に現れました。
どうやら、シャッターに落書きしようとしているのです。
Aさんはそれを、阻止しようとしております。それでも会社の方はやめません。
Bさんはされるがままに、シャッターに絵が描かれていきます
そこでAさんは会社を辞めることにしましたとさ。
めでたし、めでたし。

ここでは、Aさんはビジョンがしっかり描いてあるために、上から新しく描くことを拒んでいます。
一方Bさんは、何も描いていないために、されるがままです。
少しBさんに積極性がないような人物になってしまったのは……残念。

つまり、描いていたビジョンがしっかりしている人且つ現実を受け入れられない人が、会社を辞める傾向があるようなきがするよ。
しっかり描いてあっても受け入れられる柔軟性や、
まったく描かれていないまっさらなシャッターの人には現実が受け入れられるのだろうなぁ。
無論、ベストは、現実の仕事内容を描けている人、なんだけど、なかなか難しいよね。

さて、つゆり自身はというと、まっさらシャッター派就活生でした。
まっさら過ぎるので、内定決まった報告をすると、何してる会社なの?と聞かれますが、
元気よく、わかりません!と答えるレベルにまっさらです。
いや、職種の理解ぐらいはありますってばぁ……。
そんな内定決まってからもまっさらなので、就活中はもちろんまっさらさら。
驚く白さ。

でもつゆりはずっと、このシャッターとビジョンの話は似ているなという信念があったから、
あえて深く知ろうとはしなかった。
知る気も起きなかった。
中に入ってから知ればいいかな!って思ってたよ。
それを、ダメ!、という評価をする企業もいれば、
イイ!、という評価をする企業もいるので、
それこそ相性
って感じだよね。

一度「うちの会社に入りたいと思うなら、もっと同業他社や仕事内容について、しっかり理解しておくべきだよ」と、
直接人事の方からアドバイスを頂いたので、
たくさん調べてみたことがあるよ。
実際にショールームに行って自分なりにまとめてみたりもした。
結局そこの企業とは縁がなかったの。
企業/業界研究以外のところに欠点があったから、縁がなかったけど、そこの部分は褒められたよ。

何も描いていない未来に描くか、
何か描いている未来に描くか。
どちらを選んでも大丈夫だと思うよー。

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