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「クリエイティブ司書賞」にて図書館を愛するコピーを募集しました!(たくさんのご応募ありがとうございます)

※2月21日加筆※
2022年実施の「クリエイティブ司書賞」は募集を締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございます!

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クリエイティブ司書の小宮山剛です。この記事は、第166回芥川賞・直木賞の受賞作が発表された翌日に書かれています。

実はここ2年の間、椎葉村図書館「ぶん文Bun」のクリエイティブ司書・小宮山としても「クリエイティブ司書賞」なるものをひっそりと発表してきました。今回も例年通り冬の芥川賞・直木賞発表翌日に第3回の発表・・・

ではなく、今回は「クリエイティブ司書賞への応募作を募集」したいと思います!地域おこし協力隊最終年度にどうしても「図書館が大好きな皆さんを応援する企画」をやってみたかったクリエイティブ司書。ぜひ趣旨にご賛同いただき、たくさんの「図書館を応援するキャッチコピー」をご応募いただけますと幸いです。(大賞受賞者様にはコハチローが刻印されたオリジナル革製ブックカバーをプレゼント!!ウレシイ)

📚「クリエイティブ司書賞」とは?

・クリエイティブ司書賞への想い

図書館業界にいると、AIにとって代わられるとか非正規雇用ばかりだとか暗いニュースが多く見受けられるような気がします。私自身は椎葉村図書館「ぶん文Bun」という素晴らしい図書館を「図書館と地域をむすぶ協議会」さんとプロデュースする機会に恵まれましたが、おそらく全国には「本当に自分がやりたいことをやれない」図書館司書・職員の方がいらっしゃるのではないかと思います。

しかしながら、図書館とは本来これからの時代にひろく大きく必要とされる存在です。とりもなおさずそれは、図書館司書・職員が必要とされている人材であるということでもあります。

しかし失礼ながら、図書館界隈には奥ゆかしい方が多いというか・・・口下手な方が多いように思うのです。図書館の素晴らしさがもっと彩り豊かに表現されるべきなのに、そうしたクリエイティブが充分になされていないのです。

そこで必要とされる「ことばの力」。それを爆発させる機会を年に一度くらいつくって「図書館を褒めちぎる」イベントが行われれば図書館の応援につながるのではないか・・・?そんな想いから、僕は「クリエイティブ司書賞」と題したキャッチコピー大賞を企画しました。

「図書館にいきたくなるコピー」はきっと、図書館という場やその空気感への愛にあふれるでしょう。

「図書館ではたらきたくなるコピー」はきっと、図書館ではたらくことの誇りや、そこではたらく人への愛にあふれるでしょう。

いかに仕事が大変かとか、いかに仕事が細かいかとか、そういうことではない「図書館って愛しい存在なんだ」というメッセージを、ことばの力で最大限に表現してみませんか?

・クリエイティブ司書、だれ?

・・・あれ、もしやクリエイティブ司書をご存じない?

・・・そうですか。だいたいそうですよね。アヤシイですよね。

・・・そんな方はぜひ、下記リンクの『「図書館の夜を乗り越える」:日本三大秘境椎葉村、クリエイティブ司書爆誕秘話』をご覧ください。ぜんぜんアヤシくない、秘境の図書館づくりへの奮闘ぶりをお読みいただくことができます!

ちなみに略歴としては、

  • 1990.7.26、福岡・博多に生まれる

  • 東福岡高等学校卒(生徒会長)

  • 慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒

  • 静岡の都市ガス会社

  • 石油系の業界新聞記者

  • 椎葉村地域おこし協力隊にて「クリエイティブ司書」着任

・・・ということで「図書館を応援」なんて言っている割に図書館はトーシロです。図書館司書資格については、椎葉村地域おこし協力隊着任直後に近畿大学通信教育課程にて取得しました。

しかしながらこの「クリエイティブ司書賞」が図書館業界を応援する一助になればとの想いは大きいです!ぜひ多くの方のお力添えを願っております。

次の応募要項をご覧のうえ、たくさんご応募ください!

📚応募要項

・応募はどなたでも

「図書館の応援」みたいなことを何度か掲げていますが、応募できるのは「すべての図書館を愛するひと」です。図書館職員である必要はありませんし、図書館の常連さんである必要もありません。もしかすると「図書館は行ったことも使ったこともないけど何となくビジュアルが好き」という方のご応募もあり得るでしょう。

もう、どなたでも大歓迎です。

・プレゼント(贈賞)について

「図書館にいきたくなるコピー」「図書館ではたらきたくなるコピー」それぞれの部門において大賞を設けております。受賞された方には、嬉しいかどうかわかりませんが、栄えある「クリエイティブ司書賞」をお贈りします。

そして、こちらは嬉しい!椎葉村図書館「ぶん文Bun」と椎葉村交流拠点施設Katerie「ものづくりLab」が共同してプロデュースする「オリジナル革製ブックカバー」を各受賞者様にプレゼントします!
(鋭意デザイン制作中。実際は生成りの革を用いる予定のため黒色ではありません)

ちなみにこちらは、椎葉村図書館「ぶん文Bun」公式キャラクターのコハチローがプリントされた鹿革しおり!こりゃブックカバーも可愛いこと間違いなしですな・・・。

📚お題の詳細

・図書館にいきたくなるコピー

皆さんの応募作品を読んだ人に「図書館っていい場所だよね」「今週末図書館に行ってみようかな」「そうだ、図書館にいけばよかったんだ」というような思いが起こるような連鎖を期待しています。

また、作品を考えるというプロセスそのものが「図書館への愛」を育みます。自分のなかに眠る図書館の心地よい思い出を思い返してみましょう。

・・・とかなんとか難しいことはさておくとして、図書館の「音」や「瞬間」を切り取ったエモい作品をお待ちしております!

・図書館ではたらきたくなるコピー

「図書館員って本に囲まれて幸せそうでいいよね」

その表面的なイメージの向こうにある、もっと奥深い「図書館ではたらきたい」という意志、想い・・・。そんなものを表現するクリエイティブなキャッチコピーをお待ちしております。

・・・単純に「役得なハナシ」をサクッと言い表したコピーでもかまいません笑。とにかく「図書館ではたらくってこんなこともあるんだ!」という意外性や「そうそう、図書館のひととこんなこと話したなぁ」という思い出深さなど、図書館をめぐる人と人との交流が垣間見える作品を期待しています!

応募についてご不明な点があれば、小宮山剛までお気軽にご質問ください。お問い合わせはツイッターのDMかFacebookメッセンジャーなどにてお願いいたします。各種SNSアカウントをお持ちでない方は、椎葉村交流拠点施設Katerieの問い合わせフォームからもお受け付け可能です。

📚クリエイティブ司書賞をつうじて

とにかくこの企画を通じて達成したいのは

  • 図書館界への応援

  • 図書館司書の仕事の深さを知ってもらう

  • 図書館を愛する人をふやす

・・・です!ぜひお友達、お知り合いにもご拡散いただき多くの応募をお集めいただけますようお願いいたします。

📚キャッチコピー例

・・・ちなみに個人的なキャッチコピー観を書いておくと「ずっと」「もっと」「希望」「夢」「笑顔」が使われたコピーはもはや出尽くした感があるのではないかなと思っています。もちろんこれらを使ったからといって落選決定というわけではありませんが「どこにでもある感」を拭い去るのが難しくなるのではないでしょうか。

でも、基本的にはどんなキャッチコピーも楽しく読ませていただきたいです。そして、そのすべてが「図書館への愛」なんだと思うとエモいですね。

・・・ちなみにもし僕が「エモい」を使って「図書館にいきたくなるコピー」をつくるとするならばこう書きます。

「エモい」の言いかえを、100万冊分知りたくて

さらに、もし僕が「エモい」を使って「図書館ではたらきたくなるコピー」をつくるとするならばこう書きます。

司書さんの「エモい」には、深い意味がある気がする

・・・とまぁ、あんまりいろいろと書いてもしかたないので後は皆さんのご応募をお待ちすることにします。

本当に、上手でも素朴でもなんでもかまいません!

そこに、図書館への愛があるかぎり。




以下、掲載画像のテキストを転載しておきます


📚掲載画像のテキストを転載しておきます

・What's `Creative Librarian's Award`?(クリエイティブ司書賞とは?)


椎葉村図書館「ぶん文Bun」をプロデュースした椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」の小宮山剛です。この度は「クリエイティブ司書賞2022」のコンテンツをご覧いただき、ありがとうございます。

この賞は、簡単に言ってしまえば「図書館にいきたくなるコピー」「図書館ではたらきたくなるコピー」の二部門で構成されるキャッチコピーコンテストです。図書館を想うことばをクリエイティブするというプロセスを通じて、多くの人に「図書館をクリエイティブする」快感を感じてほしいと願っています。

ぜひ次画像の要項や、小宮山剛のnoteをご覧いただき詳細をご確認のうえご応募ください。受賞作を応募された方には、素敵な「ぶん文Bunオリジナルブックカバー」を用意していますよ!

・Application Requirements for 'Creative Librarian's Award'(クリエイティブ司書賞の募集要項)

贈賞内容:「図書館にいきたくなるコピー」、「図書館ではたらきたくなるコピー」各部門で最も優れた作品に「クリエイティブ司書賞」授与+椎葉村図書館「ぶん文Bun」・椎葉村交流拠点施設Katerieの「ものづくりLab」プロデュースのオリジナル革製ブックカバー等を進呈

応募資格:すべての図書館を愛するひと

審査方法:クリエイティブ司書・小宮山剛が、僭越ながら審査申し上げます

  • 小宮山剛略歴:椎葉村図書館「ぶん文Bun」立ち上げ人。1990年福岡・博多生まれ。東福岡高校、慶應義塾大学文学部卒。その後は静岡の都市ガス会社、石油業界新聞記者を経て椎葉村地域おこし協力隊に。第7回・8回SCCしずおかコピー大賞ファイナリスト、第57回宣伝会議賞3次審査入選(要するに特段キャッチコピーの受賞歴等はありません…泣)。

応募方法

  • 小宮山剛のnoteに掲載されたGoogle Formからご応募ください

  • 応募できるのは一部門につき5作品までとします(最大、二部門10作品まで)

  • 重複しての応募送信は審査対象外とします

  • 応募作品は自作で過去に他のコンテスト等に出品したことがないものとしてください

  • すべての応募作品について、後日小宮山剛関連・椎葉村図書館「ぶん文Bun」関連の各種広報媒体等に掲載させていただくことがあります。なお、一部改変や二次創作の展開が見込まれる場合は事前に協議を行うものとします

応募期限:2022年2月20日(23:59まで)

結果発表:2022年2月22日(ウェブ上実施)

・クリエイティブ司書賞をつうじて

キャッチコピーを考えるということは、対象の良い面も悪い面もふまえたうえで、それを「ひろく、しかし独自のかたちで」表現することです。

そのプロセスにおいては対象(今回は「図書館にいく」「図書館ではたらく」という行為)が、加速度的に分解され統合されます。実際に図書館へ行くことが多かったりそこではたらいていたりする人にとって、それは自分自身を深く深く掘り下げていく営みであるかもしれません。

「クリエイティブ司書賞」の作品を創造する営みをつうじて「図書館に行きたくなる」人が増え「図書館ではたらきたくなる」人も増えるようになればと願っています。今回ははじめての試みであるため審査員も小宮山一人と寂しいのですが、結果如何ではより良い企画に育てられるかもしれません。

応募できるのは「すべての図書館を愛するひと」。たくさんのご応募をお待ちしております!!

お題①「図書館にいきたくなるコピー」

図書館に行くと、どんな音が聞こえるでしょう。ページをめくる音、司書さんがデータをピッピと読みこむ音、あるいは賑やかな話し声・・・?

「図書館にいきたくなるコピー」を考える人が図書館に行きたくなり、またそうして創られたコピーを見た人が「図書館っていいなぁ」と思えるような瞬間を、あなたのことばで表現してみてください。

お題②「図書館ではたらきたくなるコピー」

図書館ではたらいているあなたが思う「図書館っていいなぁ」と思う瞬間はなんですか?あるいは、図書館ではたらく人との素敵な時間や会話が思い起こされる方がいるかもしれません。

「図書館ではたらきたくなるコピー」を考える人が図書館での仕事に誇りをもてたり、そうして創られたコピーを見た人が「図書館ではたらく姿、素敵だな」と思えるようなコピーを待っています。