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『「口ベタ」でもなぜか伝わる東大の話し方』無敗営業の高橋浩一さんの話し方の本、超シンプルだけど使えそう!!

 はい、ご無沙汰してます、オオハシです。相変わらず本年も投稿がほとんどできていない状況に陥ってしまっております。先週は柏に6泊7日で行ってきてNZから来てくれたラグビーのコーチとともに子どもたちを教えてました。会社はボランティア休暇をとって。 さておき、僕の大好きな無敗営業の高橋浩一さんが新しい本を書いたとのことで読みましたので読書レビューです。では行ってみましょう!

「口ベタ」でもなぜか伝わる東大の話し方

高橋浩一
2023年2月の本

 僕は高橋浩一さんのファンです。「無敗営業」や「質問次第で仕事がうまくいくって本当ですか?」については、10冊以上買ってます。「無敗営業」は中堅以上の社員に「質問次第で…」に関しては若手営業メンバーにそれぞれ配っています。そのぐらい僕は高橋浩一さんのファンです。しかしながらまだ無敗営業オンラインサロンには参加してません。今度内容を調査してみよう。

 そのぐらい高橋浩一さんのファンのため、新しい本が出版されるとhontoから通知されるようになっています。そんなご縁で通知されてきたので、また二冊の本を追加発注する際に、ついで買いした本。 というのも「東大の話し方」って、ちょっとタイトルがうーん?な感じじゃないですか?僕にとっては、「東大の…」とか「東大式…」とかってなんかうさん臭くて、高橋さんの本じゃなかったら絶対買ってないです。(でもドラゴン桜見て少しだけ印象変わったかも)

 内容としては「『しくみ』を使えばなぜか突然うまくいく」と帯にもある通り、相手を3つのタイプに分類し、「6つのツボ」で相手が動く“理由”を作り「4つの枕詞」を使って伝える、という流れ。本当にこれだけの流れを超シンプルにまとめてある本。 1時間もあればすぐに読み切ってしまいます。 難しいことをシンプルにシンプルに伝えるのって、すごく難しいけれど、ここまでシンプル化されると、逆にすごいなとも思ったりもします。(ただの高橋浩一ファンなだけか…)

 一貫性の話しとか権威の話しとか、これどっかで聞いたことがあるぞ、とは思いながら読み進めてたら、やはり巻末の参考文献に「影響力の武器」が出てました。やっぱり! 影響力の武器は、古典的名著で、すごく重厚でいろんな本からも参照されますが(現在輪読会で読んでいる「行動を変えるデザイン」からも参照されていた)その人を動かすエッセンスをうまくシンプルな「仕組化」として表現されている本だと思いました。

 実はまだ永松さんのハナキュー(人は話し方が9割)を読めていないので、改めましてハナキューシリーズ読もうかなとも思ったりもしました。だいぶ雑なレビューですがそんな感じです。永松さんの本で読んだ本もリンクしておこう。


以下、抜粋です。

人は「3つのタイプ」に分けられる

(ここはそのまま完全抜粋です)
「自分がされたらイヤなことを相手にしてはいけません」
 僕たちは小さなころから、このように教わります。
 これは裏を返すと「自分がされたら嬉しいことを相手にする」になるのでしょうか。
 でも「自分の基準」や「常識」だけで、よかれと思って行動しても、相手に喜ばれないケースは多々あります。
 たとえば以前、僕が社内の若手メンバーに、年1回の定期検診を受けてもらおうと思ったとき、こんな場面がありました。

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僕 「年に1回の健診、まだ受けてないですね」
メンバー 「すみません、ちょっと忙しくて…」
僕 「忙しいのはわかるけど、法律で〇〇さんに健康診断を受けてもらわないと違法になるんだよ。そうなると労働基準監督署から指導を受けてしまうこともある。だから早めに行ってほしいんだよね」
メンバー 「…ワカリマシタ…」
僕 「なんだか不満そうだね」
メンバー 「いえ、別に不満なんかじゃありません…」
僕は後ろ向きなメンバーの反応を見て、ここで話すトーンを変えました
僕 「君にもしものことがあると大変だし、なにより君は我が社のムードメーカーだから、元気でいてくれると僕も嬉しいんだよね。だから、早いうちに行ってくれるといいな。今月中に行けそう?」
メンバー 「わかりました! 今月中に受信します!」
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 僕(経営者)としては、今すぐ健診に行ってほしい。
 でもメンバーは法律上の規則なんて直接的には関係ないので、会社の事情でロジカルに説得しても、気持ちよく動いてはくれません。
 そこで、「そういえば、ムードメーカーの彼は感情タイプだな」と、感情に寄りそい、「君が大事だから」と説得すると、すぐに動いてくれたのです。
 このケースで僕は、「感情タイプ」の相手には論理的な説得が響かず、「感情には感情を」のアプローチが功を奏したことを実感しました。
 僕がロジック一辺倒で動かそうとしても、相手のタイプとズレた説得では、気持ちよくイエスをもらえなかったということです。
 「自分の事情を相手に当てはめると、地雷を踏むことがある」
 僕は改めて、この教訓を意識するようになりました。

「口ベタ」でもなぜか伝わる東大の話し方 P68

 みなさんご存じの通り、僕は思いっきり「感情型」の人間です。アホほど感情型であり、感情の起伏が激しく、表裏がなく、扱いやすい人間です。 「自分の事情を相手に当てはめると、地雷を踏むことがある」
はい、めっちゃ踏みまくってます。 

本書の前半にもありましたが「相手や場の状況に合わせて」「相手がほしい言葉を基本パターンにのっとって」「地雷を踏まず、減点されない形で(ノーと言わせないスタイルで)伝えることで人を動かす」ことが極めて苦手であります。 面接でも何度も落とされています。

妻にも言われたことがあります。「あんたは自分が言いたいことで面接受けてるから落ちるの当たり前だよね。面接官が何を言ってほしいか、それをわかりやすく伝えるのが「面接」という場なのに、その場をわきまえない対応を続けてりゃそりゃ落ちるわ」 たいへんごもっともであり、おっしゃるとおりであります。 なんとか地雷を踏まないように今後精進していきたいです。

 「NOキャンセリング」の枕詞

 「NOキャンセリング」の枕詞は、ノイズキャンセリングをもじった表現です。相手から「こんなセリフで断られそう」と予想できる場合、想定される断り文句を打ち消すように、会話のあたまで先に「真逆」の表現をぶつけるものです。

(中略)

 (完全主義の上司に相談をする場合)
 「ちょっとご相談なのですが…」
⇒ 「早めのタイミングでのご相談で恐縮ですが…


 (優柔不断なお客様に感触を聞く場合)
 「当社の提案について、感触はいかがですか?」
⇒ 「まだ迷われていると思うので今の感想で構わないのですが、感触はいかがでしょうか?」

「口ベタ」でもなっぜか伝わる東大の話し方 P127

このへんの枕詞の使い方で、断られにくくするというところだそうです。「NOキャンセリング」というキーワードも素敵ですし、確かに営業ヒアリングしていてこういう情報はめっちゃ勉強になります。 スーパー正直ストレートな人間からすると、ほんといつも直球でのコミュニケーションになってしまうことがすごく多いので、うまい枕詞を加えたのちに、ズバっと正面からのコミュニケーションを図っていきたいですね。枕詞、勉強ですね。


おわりに

 最後に、改めてお伝えしたいのは、「天性のコミュ力がなくとも、『しくみ』を使えば人に動いてもらう話し方はできる」ということです。

 僕は20年ほど、教育事業に携わっています。悩んできた時期が長かった分、「できなかったことができるようになる喜び」を多くの人たちと分かち合えたらいいなと思っています。
 「うまくいかない悩み」が大きいほど、その分「できるようになったときの嬉しさ」は大きくなります。

「口ベタ」でもなっぜか伝わる東大の話し方 P214

おわりにからも抜粋してしまいました。こちらは高橋浩一さんがもともと超話すことが苦手で劣等感を持たれていたことからのエピソードから踏まえられているのですが、僕も『しくみ』を使って、なんとか人に動いてもらう話し方をできていくようになりたいな、と素直に感じました。
「うまくいかない悩み」が大きいほど、その分「できるようになったときの嬉しさ」は大きく の部分は、めちゃめちゃ共感しました。自分の場合、中学からラグビーをやっているのですが、中学時代、足は遅いし体は小さいし、なによりも超ヘタクソでした。でもヘタクソだったからこそ、細かい部分まで考えたりしなければうまくできなかったこともあって、それが今やラグビースクールのコーチ、さらには国から認められるB級コーチ、というところまできました。 
今日も高橋浩一さんに応援された!という気持ちで本を閉じました。

以上

相変わらず、つたないブログですが最後までお読みいただきありがとうございました。会社でも読書レビューを投稿する社内サイトがあるのですが、たまたま僕の読書レビューを読んでくれている方がいて、「最近あげられてないですね」とのコメントをいただいたことで、今週は頑張ろうと思えました。
ここまで読んでくださったのなら、下のボタンの「スキ」を押してくれたらうれしいです。 またお会いしましょう。


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