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英語の質問への回答 第5話

溜まりに溜まったストックを放出する英語質問箱
今日はその第5話
特進2年女子より

接続詞soの扱い方

ceL9の課末の和訳問題を解いていて文中soの訳し方で質問です
He knows a lot of about AI, so he may have studied about it in university.
という問題で,解答は
彼はAIについて多くのことを知っているので、大学でそれについて勉強したのかもしれない。
ここで、soを順接的に訳さず、理由の形で
彼がAIについて多くのことを知っているのは大学でそれについて勉強したからかもしれない。
という解答は間違いになりますか??読解の時はsoを見ると1番初めに理由!と考える癖か、和訳の時も理由の〜からを使いたくなってしまいます

回答

端的に言うと、OKです。

He knows a lot of about AIとhe may have studied about it in universityの関係性が表現できることが大事です。

He knows a lot of about AIは、今現在AIに詳しい(know)ということで、
he may have studied about it in universityは、大学時代(過去)にAIを勉強したようだ(may have studied)ということです。

よって、he may have studied about it in universityが原因(理由)で、He knows a lot of about AIが結果、ということになります。現在の状況という結果に対する要因となる過去を推測している、ということですね。
この状況を、示す日本語になればよい、ということです。
「彼がAIについて多くのことを知っているのは大学でそれについて勉強したからかもしれない。」
で問題ないと思います。

また、紹介してもらった解答(例)
「彼はAIについて多くのことを知っているので、大学でそれについて勉強したのかもしれない。」
だと、「大学でそれについて勉強したのかもしれない」というように過去に対して推測をし、
「彼はAIについて多くのことを知っている」という現在の状況を理由として示していることになります。

それにしても、等位接続詞soは、読み間違えられることが多い、もしくは読み違えられたらどうしよう、と不安になることが多いので、僕は使いません。同じ等位接続詞ならAnd, but, orで代用できないか、と考えますし、従属接続詞を使って論理関係を示した方が良くないか?と考えます。

He may have studied about it in university and he knows a lot of about AI.

He knows a lot of about AI, because he may have studied about it in university.

みたいな書き方の方が、僕は好みです。

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