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分断の時代に生まれた、新たな繋がり。奇跡の同世代コラボ楽曲”もう一度”を聴いた。


ONE OK ROCKのTaka(Vo)と清水翔太が、「こんな時代だからこそ、同じ世代のアーティストが集まることで何かできないか?」と話し合い、[ re: ]プロジェクトを発足。8人の同じ志を持ったアーティストが想いを共鳴させることで、『もう一度』という1つの新しい曲が生まれました。
この楽曲には、”もう一度手を取り合って、みんなで未来を向いて歩いて行こう”というメッセージが込められている。


全く予想もできなかった形のプロジェクトが始動した。

参加アーティストは、阿部真央、絢香、Aimer、KENTA(WANIMA)、清水翔太、Taka(ONE OK ROCK)、Nissy(西島隆弘)、三浦大知の8名だ。(五十音順)

表現ジャンルも、表現形態も、活動を開始した時期も異なる8名のアーティスト。共通点を挙げるとすれば、(広義の)J-POPシーンを舞台に活躍していること、そして同世代であること、その2点のみである。

だからこそ、はじめは、この異色ともいえるコラボレーションの発表に驚かされた。ただ、同時にアップされたコラボ楽曲”もう一度”を聴いて、8人の邂逅が必然であったことに気付いた。


このウィズ・コロナ時代が、いつ終わるのかは誰にも分からない。それでも、この時代を生きる僕たちは、懸命に未来を紡いでいくしかない。

そうした日々を生きる中で思い起こすのが、きっと、同じ時代を共に歩んできた「同世代」の存在なのだと思う。共に過去を重ねてきたからこそ、共に今に立ち向かっているからこそ、これから共に、かけがえのない同志として、一つの同じ未来を創っていける。

その確固たる連帯を証明するのが、この”もう一度”なのだ。


まだ明日を見失っちゃダメだ/これ以上の涙はいらない
気付いた時には既に/僕の手  離れて/手遅れなんて事にならないように/僕は君を痛いくらい抱きよせて/嵐が去って晴れたら/もう一度手を繋いで歩こう
もう一度君と歩きたいんだ


僕は、この8人よりも少し下の世代だが、彼ら・彼女らが紡ぐ「祈り」と「覚悟」の言葉たちに、同じ時代を生きる者として強く共感した。

8人が想いを重ねたこの楽曲が、分断の時代を超えて、いつまでも響き続けることを信じたい。



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