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『春夏秋冬、ビール日和』の重版・新刊予定について

おかげさまで初のエッセイ集、『春夏秋冬、ビール日和』が2月2日に完売いたしました。
ひゃっほー!

お買い上げいただきましたみなさま、本当にありがとうございました。

『春夏秋冬、ビール日和』について


文学フリマ出店から本の制作、そしてネット書店開店と、思えばいろいろありました。

原稿はとっ散らかっているし、「せっかくだし、お母さんも一人暮らしエピソード書いてよ~」と軽く依頼をかけたゲスト執筆者の母はつい最近の入院日記を書いてきちゃうし、どう考えてもビール飲みすぎだし、海外発送でもたつくし、なくしたと慌てた文フリチケットはなぜか野菜干し網に挟まってるし、COCOAはインストールできないし、原稿読むの飽きてついビール飲んじゃうし……。

さては私、本づくり向いてないな?

と、10回ほどめげました(日記調べ)。
一番キツかったのは、自分の原稿を読むのに飽きてしまうこと。

noteに書いている時にはおもしろいつもりで書いていたことが、何度も何度も繰り返し読んでいるうちに「えっ、これ本当におもしろいんかな……?」って不安になってくるんです。

やさぐれながらビールを飲んでしまうたびに本作りの方へ引き戻してくれたのは、デザイナーの編屋さつきさん

彼女の「おもしろかったです~♪」「すごく笑いました~♪」(いつも語尾に「」がついてる)に何度も「ちゃんとやらなきゃ!」とシャキッと奮い立たせてもらいました。
私の部屋を忠実に再現してくれた表紙も、めちゃめちゃお気に入りです。

そんなさつきさんは最近、VtuberとしてYouTubeデビューを果たしました。

彼女はこの動画内で「コミケの壁サー(即売会のときに壁にスペースを取れる売れっ子サークルのこと)になって、新刊を完売させる!」という夢を大きく掲げています。

そんな彼女の頑張る姿や、画家の清世さんの「言えば大抵のことは叶うから」という力強い言葉に勇気づけられて、私も日頃から夢を口に出しとこうと思いました。

商業出版で単著を出せるようになりたいっ!

宣言すると退路が断たれて頑張らざるを得なくなる一方、同じように夢を持っている人がなんとなく集まりやすくなるというメリットがあります。
ついぼうっと油断してビールを開けそうになるたびに周りの頑張っている人たちの近況がSNSで流れてきて、「やばー!飲んでる場合じゃない~!」と自分に喝を入れている今日この頃です。

***

さて、話は文フリ前夜に戻りまして。
ようやく出版準備が終わっても、ソワソワした気持ちは消えませんでした。

むしろ文学フリマ当日やその後のネット書店開店までの間も「いったいどれだけの人が買ってくれるのかしら…」と落ち着かない気持ちで、部屋に溜めておいたプチプチを一つずつ潰したり。

ありがたいことに、そんな不安は杞憂に終わりました。
読者の方がnoteや商品レビューに寄せてくれた感想文を読んで「うひ〜〜〜!」と身悶えしたり、ピリカさんとMarmaladeさんのすまいるスパイスに呼んでいただいて狂喜乱舞したりしているうちに、ついに完売

文フリに来てくださった皐月まうさんやすごもりさんとっさん、清世さんの展示会でお会いできたnolyさんや紫乃さん、ミムコさんには直接お礼を言えたけれど、他の買ってくださった方々にもちゃんとお礼が伝えられたらなぁ、ていうか一緒にビール飲めたらいいなぁなんて思っております。
いつか飲みましょうね!

なお、本の制作過程といただいたご感想はこちらのマガジンにまとめております。

以下、ご感想をくださった方のnoteのリンクを貼らせていただいています。

私の文フリ出店を圧強めに応援してくれたとき子さん、お連れ合いさんとの微笑ましいやり取りとともにあたたかい感想をくださったささみさん、「はじめに」の一文を紹介してくれた紫乃さん、紙の本のよさにあらためて気づかせてくれた読書家のyuca. 染葉ゆかさん、真冬にお風呂の中で夏気分で読んでくださった皐月まうさん

そして『春夏秋冬、ビール日和』はKaoRuさんの手でプラハに、nolyさんに横浜山手西洋館に連れていってもらいました。

さらには姉妹になりすまして(笑)めろしゃん(姉)とMarmaladeさん(妹)が謎の口調で熱く『~ビール日和』の魅力を語ってくれました。

清世さんの展示会でお会いしたみけにゃんさんも、さっそく読んでくださって。
最近ぬか漬け部に入ってくださったramさんも、娘さんの志麻さんの分と合わせて買ってくださって。

そして、これから買ってくださる予定と明言してくれたのは、企画「#ひとり暮らしのエピソード」でお世話になっているメディアパルさんヤスユキさん

メディアパルさんの企画は3月15日までなので、「我こそは一人暮らしの民ぞ…!」というエピソードをお持ちの方はぜひご参加くださいませ。
ヤスユキさんは文学フリマに来てくださる予定とのこと、お会いできるのをとても楽しみにしています。

それからSTORESのページにレビューを寄せてくださったささみさん(再び)、すごもりさん、井野田モツさんよねともさん、そして記念すべき初版本のラス1を買ってくださったxuさん

楽しんでお読みいただいているご様子に、とてもホッとしました~。
本当にありがとうございました。

重版予定について

で、とりあえず初版を売り切って清々しく浮かれながら、ただいま重版準備に取り掛かっています。

目次やページ見本のご紹介、予約注文はSTORESから承っております。
書籍の発送は、4月上旬〜中旬ごろとさせてくださいませ。

次回以降の文フリでも売るとして、印刷部数はどのくらい刷ればいいのかしら…?とちょっと迷っているので、「買うつもりだぜ!」という方はぜひ上記からご注文いただくか、コメント欄にその旨お書きいただけたらとても嬉しいです。
ざっくりした内容はこちらになります。

内容紹介
「この部屋チャタテムシが湧いてきてマジで発狂するんだけど!」

ルームシェアしていた従姉が騒ぎ出し、二年ほど住んだ西葛西の部屋を泣く泣く離れることになった私。
不動産屋のお兄さんに流されるようにして決めた埼玉県のワンルームで始めた一人暮らしは、思いのほか波乱万丈でした。

いきり立つシマヘビ、いきなりグレるぬか床、黒光りするアイツとの闘争、怪しい婦人からのお誘い……。

あまりにも地味な、しかし当人にとっては重大な事件。
そしてそんな低空飛行気味な日々を癒してくれたのは、冷蔵庫のビールでした。

特に役に立つことも書いていないし、心を揺さぶるようなことも書いていないけれど。
ちょっと手持ち無沙汰な時にふらっと開いてふふっと笑ってもらえるような、そんな本にできたらいいなと思っています。

つるる書店STORESより


新刊予告

文学フリマに味をしめた&前回の反省点を余すところなく活かしてリベンジをキメたいという腹積もりで、今年の11月の文学フリマにも出ようと思っています。
せっかくなのでそれに合わせて、また新しい本を作る予定です。

一冊目は、かねてから予告していたぬか漬け部エッセイ集
近日中に部員のみなさまにご相談できればなあと思いつつ、詳細を詰めている最中です。

二冊目は、エッセイ集第二弾を作りたいと思っています。
季節ごとに章立てした『春夏秋冬、ビール日和』とは異なり、今度は「恋バナ」「学生時代」「旅行話」など(未定)とテーマごとにまとめるつもりです。
とりあえずnolyさんお気に入りの「昔話体質」は入れようっと。
『~ビール日和』と同じく、noteに書いたものを中心に書き下ろしを何編かと、ゲスト執筆者による一編を加えるような構成で考えています。

きっとまたいろんなトラブルが起きるでしょうし、それをネタにnoteを書き続けていくことでしょう。
これからも、生あたたかい目で見守っていただけたら幸いです。
とりあえず今夜は、感謝のビールが飲みたい。
本当にありがとうございました!


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