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今季 セ・リーグでもっともホームランを打つ確率が高かったのは誰でしょうか?〜2020年度 本塁打率上位ランキング〜

今季、セ・リーグでもっともホームランを打つ確率が高かった選手は誰でしょうか?今回は「本塁打率」をテーマに、そのランキングを見ていきたいと思います。

シーズンで放った本塁打の総数が多い打者は、本塁打を放つ確率が高いというイメージが強いかと思います。もちろん感覚的には正ではありますが、その2つは厳密には分けて考える必要があります。例えば、100打席に立ち20本の本塁打を放った選手と、50打席に立ち20本の本塁打を放った選手では、放った本塁打数は同じでも、後者のほうが本塁打を期待できると言えます。

本塁打率とは 〜1本塁打あたりの打席数〜

本塁打率は以下の計算 打数÷本塁打で求めます。つまり、本塁打を一本放つのに何打席に立ったのかを求めています。例えば、10打席にたち2本本塁打を放ったなら本塁打率は5です。なので、この数値は低ければ低いほど、一本本塁打を打つのにかかる打席が少ないので、低いほど本塁打を期待できると言えます。

セ・リーグ 本塁打率 上位ランキング 規定打席以上

規定打席以上を条件とした場合の本塁打率の上位ランキングは以下の通りです。なお、図の右側は本塁打数とその順位で、規定打席以上となると、もちろんその関連性も強くなってくるようです。

1位は岡本和真選手で今季本塁打王を獲得しました。

本塁打率 上位ランキング 規定打席考慮せず

では、規定打席を全く考慮しなかったらどうなるのでしょう。次は規定打席を全く考慮せず、単純に今季一軍で本塁打を放った選手の本塁打率をランキング化したものがこちらです。さきほどとはかなり顔ぶれは変わってきており、本塁打数がたとえ一本でも、打席が少なければ本塁打率上は上位になります。

その中でも特に注目すべきは、オースティン選手で、本塁打は20本を記録し、本塁打率も岡本和真選手よりも-2.29打席となっています。本塁打率では、10.00が大きな壁と言われており、それに肉薄したオースティン選手は、ホームランを期待できる打者としては、優秀な成績をおさめていると言えるでしょう。

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