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今季セ・リーグで「最もレアなホームラン」を放ったのは誰か?〜本塁打率のワーストランキングは一概に悪い成績とは言えないという話〜
前回の記事では本塁打率に注目し、今季、セ・リーグでもっともホームランを打つ確率が高かった選手は誰かをテーマに記事を更新しました。
今回は、逆に、ホームランが最もレアだった選手、つまりホームランを放つ確率が低かったのは誰かに着目してみたいと思います。調べてみると面白い事実が浮かび上がりました。
※前回の記事
本塁打率のワーストランキング = 一概に悪い成績、とは言えない?
今回取り上げるのは「ホームランがレアだった打者」、本塁打率の数値が高い打者のランキングです。つまり、本塁打1本あたりを打つのに最も多くの打席を要した打者です。
一見、本塁打を放つ確率が低いということは、打者として劣っているとイメージしてしまうかもしれません。しかし、そこは注意してみていく必要があります、それがまさにランキングにあらわれていたので早速トップ5を見ていきましょう。
本塁打 レア度ランキング トップ5
本塁打のレア度ランキング(本塁打率のワーストランキング)は以上のとおりです。1位は大島 洋平選手、今季は本塁打通算1本で、本塁打率上では、1本放つのに462打席を要したという計算になります。
ちなみに、そのレアな1本は9月9日 巨人戦で田口 麗斗選手から6回に放ったソロホームランでした。この試合でたまたまホームランを見た方は、かなりラッキーとも言えますね。
大島 洋平選手は最多安打タイトル打者
大島 洋平選手は、今季 146本の安打を放ち、セ・リーグ最多安打のタイトルを獲得しています。本塁打率のワーストの打者は、裏を返せば、それだけ多くの打席に立っている必要があり、いわばそれだけの打席をチームから任されていると言えます。
つまり、たとえ本塁打を放つ確率は低かったとしても、大島 洋平選手は中日にとってそれだけの打席を任せられる重要な打者であり、選手の特徴は一つの指標だけでは計ることができるわけではないということです。
一方で、大島 洋平選手に次ぐ、本塁打率ワースト2位 377.0のヤクルト エスコバー選手は、今季1年での退団となりました。メジャーでは守備で優秀な選手という前評判でのヤクルト入団でしたが、結果的に1年のみで退団ということで、期待していた一方で、長打力が物足りず…という実情も見えてきます。
また、阪神 糸井嘉男選手は今季本塁打は2本ということで、特に成績を落としており、大減俸の報道もされています。
本塁打 レア度ランキング トップ20
ちなみに、トップ20は以下のとおりでした。このあたりになってくると必然的に打席数も少なくなっていくので、出場機会自体が少なく打席も限られているという選手も多くなってきます。
まとめ
今回は本塁打率のワーストというある種不名誉な記録をもとに、データを紐解いてみました。本塁打率を起点に、なぜその打者がそれだけ多くの打席を任されているのか、ということに目を向けてみるとチームの内情なども見えてきますね。
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