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セ・リーグ 安打数ランキング上位打者の各安打割合を調べてみた〜上位打者の単打、二塁打、三塁打、本塁打割合は?〜

前回の記事では、セ・リーグにおける、2020年度 単打、二塁打、三塁打、本塁打ごとの上位打者ランキングをまとめてみました。今回は、最多安打のランキングに目を向け、上位ランキングの打者たちは、単打、二塁打、三塁打、本塁打をどれぐらいの割合で記録しているかを取り上げていきます。

分析してみると、比較的親しい傾向にある打者もいる一方で、極端な例を示している打者もいました。

▼前回の記事はこちら

第1位 146安打 中日・大島 洋平選手

まずは2020年度 セ・リーグ最多安打の大島 洋平選手から。単打の割合が特に高く、総安打のうちの83%は単打となっています。その他、二塁打は14%ということで、単打、二塁打だけで全体の97%となっています。

単打数だけのランキングを見ても、第1位の大島 洋平選手は121本に対し、2位に位置する近本 光司選手は104本とダントツの多さでした。

第2位 140安打 横浜・梶谷 隆幸 選手

第2位となる140安打の梶谷 隆幸選手はこのような傾向です。

第3位 139安打 阪神・近本 光司 選手

第3位となる139安打の近本 光司選手はこのような傾向です。75%が単打となっています。単打が比較的多くはありますが、大島 洋平選手と比較してみると、二塁打数は同数の一方、三塁打、本塁打の数が多くなっています。

第4位 132安打 横浜・佐野 恵太 選手

第4位となる132安打の佐野 恵太選手はこのような傾向です。二塁打と本塁打が同数となっています。

第5位 130安打 ヤクルト・村上 宗隆 選手

第5位となる村上 宗隆選手の傾向も特徴的で、単打に関しては半分程度となります。一方で二塁打、本塁打の割合も高く、多くの安打数を稼ぎつつ、長打も両立しているという傾向が出てきています。

まとめ

最多安打というのも、何本ヒットを放ったのかとひとくくりにされて語られがちなタイトルですが、その内実も詳しく見てみると打者によってかなり傾向も異なってくるようです。多くの安打を稼ぐためには、こうすべきというセオリーはないというのが見えてくると思います。

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