トラピックス【とっておきのトルコ８日間】ツアーに行ってきた

行きづらい国へ初めて行くとき、海外団体ツアーヨシ！

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トラピックスの格安ツアーで姉子（あねこ）とトルコに行ってキタ。

50代主婦、格安！海外団体ツアー旅行にレッツチャレンジ！ - パート主婦、世界を旅する

もともと団体行動がとても苦手なわたくしは、気楽な個人旅行ばかりを選んで旅してキテいたの。旅行中ずっと知らない人等といつも行動を共にして、同じテーブルで毎回食事を囲んだりするのはすごくすごーく面倒だ。せっかく外国に来てるのに日本人で固まってバスでびゅーんとやってきてガイドの旗について歩き「それでは10分でトイレに行って写真撮ってらバスに戻ってクダサイ」なんて指示されて動く旅などイヤンだわー。とずっと敬遠していたの。

しかしながら30年ぶりに団体ツアーに参加したらとてもとても楽しくて、我ながらすごく驚いた。ツアーメンバーは現役引退されたマダムやご夫婦が主で、一人旅の方々も多い。みなさんとても旅好きでわたしなどより世界中めぐっているような方々で、旅行の話で盛り上がる。スペインがよかった、ベトナムがよかったと知らない場所の話もきけて情報交換もバッチリで食事中の話題にも困らない。そして自分でも知らなかったけど、いつの間にかわたしったらマダムのお相手が苦にならなくなってるヨー。30年前はひよっこだった？30年間の社会人生活でわたしのスキルも上がってた？マダム同士のマウント取り合いも自慢話もぜーんぶ聞けるし、なんならとても興味深くお話が面白いのですよ奥様。お金持ちのマダムの生活ってすごいわーと素直に思うし、そのすてきマダムがそっとぼられている（というほどでもない。1ドル札でちょうどの金額を出したらは使えないと断られて10ドル札からトルコリラでお釣りがどっさり返ってきちゃったのよとか）経験談もためになるし。

そしてガイドについて歩くというのはほんとうに楽ちんなのね！「地下鉄を降りたら３番の出口から出て、チケット売り場はナントカ通りから入った門の向こう」なんてあらかじめ調べておかなくても、正しい場所へ最短距離でちゃんと連れてってくれるのよ！恐ろし気なバザールも中まで案内してくれて「このお店は安全ですヨ」と親切に教えてくれるのだ。チャイやトルココーヒーの振る舞い付きでもてなされ、ガイド氏が手伝ってくれるから日本語で買い物できちゃうヨー。「うふふバザールでお買い物できたワ」と、皆さんニコニコショッピング。わたしと姉子はその店でほしい物品の値段をチェック、それを基準値と心得てほかの店へと飛び出した。短い自由時間だけれど、バザールでお買い物できてわたしもたいへんうれしかった。
はじめて訪れるイスラムの国で団体ツアーを選んだのはとてもよい選択だったと思う。
「当社基準デラックスクラスホテル宿泊」とゆー触れ込みに違わぬ素敵ホテルに泊まり、興味深い洞窟レストランや、ボスポラス海峡の絶景を目の前にに望むレストランでお食事。このお料理のお値段いくら？と表のメニューをチェックしたらお高くてびっくり。個人でこの旅程を組んだらこのお値段ではぜったいにこんな食事はできないし、素敵ホテルにも泊まれないいヨー。ものすごくすごくお得だと思う。

そして何よりわたしたちの添乗員の彼がとてもとてもすてきだった。別にふつうの日本人のおじさんなんだけど（←失礼。）すごく頼りがいがあってカッコイイのよー。いつもニコニコと柔らかい笑顔でぜったいに慌てず走らない。堂々と胸を張り（腹を突き出して）悠々と歩く姿がほんとうにマスターとしてあるべき振る舞いなのだとわたくし開眼いたしたの。もうわたし（特に外国では）ぺこぺこ頭を下げて小走りで急いだりぜったいにしない。猫背でせかせか歩いてぎゃーぎゃー騒ぐのってぜったいに禁止。もっとエレガントに振舞って、「わたくしは尊重されるべき存在ですのよ」とアピールせねば。それから断るときはきっぱりと笑顔でとゆーのもわたしの仕事にもつながるスキルだなぁとしみじみと思う。マダムの難題も笑顔で断り、わたしたちのお願いもできる範囲で配慮してくれる。しかし自分の仕事以上のこと、責任を負うべきことでないことには手を出さない、とキッパリとした線引きが職業人としてもとても勉強になった。大人数のツアーをまとめ上げ、文句を言わせず事故なく遅れず旅程を無事に催行させる管理者がツアーコンダクターなのね。トラブルを起こさせない彼の手腕は見事だった。とたいへん学びが多かったことよ。